ジュニア選手権、ここまで白星なしの今季。巻き返しを狙いたい三戦目だったが、軍配は宿敵・青山学院大学に上がった。

 開始1分の出来事だった。青山学院大学ボールでのキックオフ、キャッチミスからボールを取り返されてしまい、これがそのままトライに。瞬く間にペースを持っていかれた立教。序盤はこのまま相手のテンポの良い連続攻撃を受ける形となってしまう。
それでも、相手の弱点であるキック合戦からエリアを稼ぎ、10分頃から次第に敵陣へ攻め入る。しかし、ここでもまた自滅した。ラインは上がっているにも関わらず、チャンスで抜け切れない。焦りからか、ラック周辺でのペナルティ、ハンドリングエラーが重なり、自陣へ引き戻されてしまった。22メートルラインを越えられてもなお、ゴール前にしばらく踏み止まったが、ラスト10分、一気に崩されてしまう。10分間で3トライ2ゴールを奪われ、26点差。劣勢のまま前半を折り返した。

 なんとかして前半の流れを変えたい立教はボールを大きく動かしてトライ奪取を試みる。SH松本宗介(1年・茗溪学園)がラックサイドを突破し、タイミング良くパスアウトするものの、ノックオンでこのチャンスを活かし切れず。逆にターンオーバーから速攻で自陣ゴール前まで攻めこまれ、最後はFWが密集で押し込まれトライを献上する。その後も青学大優勢は変わらず立教は苦戦を強いられる。15分には一次攻撃からラインを崩されノーホイッスルトライ。さらに19分にはラインアウトモールからトライと点差を縮めたい気持ちとは裏腹に一方的にスコアを引き離されてしまう。終盤、なんとか一矢報いたい立教は36分にラックから左に展開。CTB羽柴啓太(2年・桐蔭学園)からの飛ばしパスを受けたFB平盛拓人(4年・尾道)がダミーパスで相手のDFをかわし中央にトライを決める。キックも決まり反撃ののろしをあげる。しかし、時すでに遅し。ラストプレーもミスでチャンスを活かせず7-50のままノーサイドとなった。

 未だ勝利のないジュニアチーム。ターゲット校の青山学院大学に果敢に挑んだが、大きく水を空けられる形となってしまった。



◆インタビュー◆

≪加藤コーチ≫
・試合の感想
アタック、ディフェンス、ブレークダウン、やり直します。やるべきことやれなかったことで体力的にも負けていたのかなと思います。

・今後の課題
技術的なこともそうですが、Bの選手はなぜ自分がBにいるのか、考えてほしいです。Aと同じことをやっていても勝てない。自分も含めて、65日後(入替戦)に勝つという最終的なゴールに向かって、ラグビーに対する気持ちの部分を引き締め直していかなければならないと思います。


≪ゲームキャプテン 前島奨(4年・都立国立)≫
・相手の印象
一人一人が強かったです。2人目の寄りもすごく速かった。相手の、立ってつなぐプレーに対応できませんでした。

・一矢報いましたね
皆で、ここで行くぞという雰囲気になって、一本でもトライ取れたのは良かったと思います。ただそういう気になるのが遅すぎました。逆に言うと、最初の一分二分で相手にそれをやられてしまったのが敗因だと思います。DFに関しては、守れた時間もあったけど気が緩んだ途端、一気に取られてしまった。もっと集中力を持続させなければいけません。

・ミスの多さについて
青山学院大学も多かったし、数で言えばどっこいどっこいでしたが、大事なのはミスした後。向こうのほうが切り替えが良かったと思います。ルーズボールへの反応で負けていました。

・残り三戦について
ジュニアが勝てばAにも良い影響があると思うので、入替戦の為にも、まず1勝したいです。


≪平盛拓人(4年・尾道)≫
・今日の感想
何が原因で負けたというよりは単純に相手の方が強かったです。

・春のオープン戦でも青山学院大学と対戦しましたが、その時と比べてどうでしたか
互いに接点にこだわっていると思うのですが、やはり(青山学院大学は)対抗戦Aで戦っているという差があるのかもしれません。

・1トライを挙げましたがそれについてどう思いますか
試合の終盤だったのでもっと早い段階で出来れば良かったです。

・ジュニア選手権前半戦を終えてチームの調子はどうですか
自分たちの力を出さなかった、出そうとしなかったなど敗因は全部自分たちにあると思うので、後半戦は言い訳なしで4年生が引っ張っていければと思います。

・次戦に向けて一言お願いします。
中央大学は青山学院大学に勝っているみたいですが、自分たちはぶれずに勝ちにいきたいと思います。

文章:立教スポーツ