12月10日(土)、いよいよ福田組の最終決戦の日がやってきた。昨年、青山学院大学に敗れてから、立教はこの日のために一年間をかけて、ラグビーと、そして自分達と向き合ってきた。相手は成蹊大学。昨日降り注いだ雪が嘘のような快晴。更に熊谷ラグビー場としては珍しく、無風でキックオフを迎える。自分達のラグビーを、「いつも通り」やる。自分達のラグビーを信じて、立教は決戦に臨んだ。

 前半、成蹊大学のキックオフ。積極的に前進し、攻撃をしかける立教。しかし、決戦を迎えた緊張からか少し動きが固い。前半開始しばらくは自陣での苦しい戦いを強いられる。
前半5分、自陣10/22m成蹊ボールラインアウトからターンオーバーに成功。今試合、満を持して復帰を果たした、PR市川敬大(4年・桐蔭学園)が相手ディフェンスをなぎ倒して前進し、モールを形成。そこから、SH中村洋平(3年・國學院久我山)が素早くボールをさばき、SO浅川健太(4年・尾道)→FL宣原甲太(3年・常翔啓光学園)→CTB田中翔吾(4年・東農大二)とつなぐ。ビッグゲインなるかと思われるも、これは惜しくもスローフォワードの判定となる。
その後も次々としかけてくる成蹊の力強いアタックに、立教は持ち前の低いタックルと堅いディフェンスで応戦。自陣深く攻め込まれるも、ゴールラインをきっちりと守り切り、相手のペナルティを誘う。FB中澤健宏(2年・所沢北)の抜群のキックで陣地を回復した立教は、ついに猛攻を開始する。

 前半16分、敵陣10/22m付近立教ボール左スクラムから、オープンサイドへ大きく展開。ラックを繰り返しながら、前進する。そしてラックで成蹊がペナルティを犯すと、立教はペナルティゴールのショットを選択。FB中澤がゴールを狙うが、惜しくもわずかにそれ、得点にはならなかった。
しかし防戦を強いられた開始早々から一転。ようやく緊張もほぐれた立教は、キックを織り交ぜながら当たり負けない力強さで前進。切れることなくアタックし続け、敵陣深くに攻め込みチャンスを生み出す。
前半31分、敵陣22m中央にて、成蹊がペナルティを犯すと、立教はまたもペナルティゴールを選択。FB中澤が正面からのキックをきっちりと決め、3-0。続いて37分、またも成蹊のペナルティからFB中澤がペナルティゴールを決め、スコア6-0とする。

 その後スコアをそのままに、前半を折り返す。ハーフタイム、ロッカールームにて選手達は良い緊張感の中、修正点について話し合い、コミュニケーションをとりあった。そして福田組として最後の40分間の戦いへ挑んだ。

 前半の勢いをそのままに立教は序盤から果敢に敵陣深く攻め込んでいく。そして後半開始2分、敵陣22m成蹊ボール中央スクラム、成蹊SHのミスキャッチにSH中村が飛びついてターンオーバーに成功。フォローについていたFL佐藤彰吾(4年・桐蔭学園)が一気にゴール前まで攻め入り、ラックを形成する。FWがラッシュをかけて押し込み、最後はNo.8白石拓馬(1年・本郷)がトライを決める。更にFB中澤のゴールも決まり、スコア13-0。スタンドから大きな歓声が沸き、立教コール、そして「行け立教健児」の歌声も響いた。

 後半16分、敵陣22m成蹊ボール左ラインアウトで、LO福田大(4年・東福岡)がボールをカットしターンオーバーに成功。FWで固め、ラックを形成しながらゆっくりとボールを進める中、HO佐瀬玄樹(4年・立教新座)を軸にモールを形成。一番後ろについていたPR迫田泰英(3年・桐蔭学園)までボールが送られると、PR迫田が相手ディフェンスの穴をつき、中央を突破。そのままゲインし、インゴールへボールを叩き込む。FB中澤のキックも決まり、スコア20-0。
このままの勢いで流れを作りたい立教だが、一瞬の気の緩みから、後半20分、自陣ゴール前成形ボール左スクラムから成蹊にトライを許し、20-5となる。
しかしその後立教は素早く課題を修正し、ぶれることなく、試合の主導権を握る。

 後半35分、敵陣ゴール前、立教ボール右スクラムで相手を圧倒し、No.8白石が持ち出してインゴールへ飛び込み、駄目押しのトライを奪う。スコア25-0。
その後も両者共に譲らない攻防が繰り広げられるも、立教は冷静さを欠くことなく、攻守共に前に出続ける激しさで相手を圧倒する。そして自陣22m立教ボール左ラインアウトから、ボールを受けたSO浅川がボールを蹴り出し、そこでノーサイドの笛が鳴った。

 歓喜の雄叫びと歓声が熊谷ラグビー場に響き渡った。昨シーズンの敗退から、この瞬間のためだけにラグビーと向き合い続けてきた一年間。挫折と衝突を繰り返しながらも、立教は目標であった対抗戦Aグループ昇格を成し遂げた。
これはグランドで戦った22人の選手はもちろん、その後ろで試合を支えた44人の現役部員、スタッフ、OB・OGの皆様、ご父兄の皆様、そして立教ラグビー部を信じ、応援し続けてくださる皆様の力が一つになって勝ち取った勝利である。

 一年間での対抗戦Aグループ復帰を果たし、今年度スローガン「Return」を体現した福田組。この功績を引き継ぎ、来季より立教ラグビー部は大学選手権を目指し、新たなステージへと挑戦する。立教ラグビー部に関わる全ての人々への感謝の思いを胸に刻み、立教ラグビー部の新たな一歩が始まった。


●インタビュー(「立教スポーツ」編集部 担当)

加藤修平ヘッドコーチ
―今日の感想
よくやってくれました。苦労しましたが、結局ここに繋がっていたことなので、苦労していません。選手達には最初の10分で主導権を握ろう、体を張ろうということを言っていました。ブレイクダウンの圧倒からリズムを作ろうといつも言ってきたことです。サインなども用意していましたが、入替戦では、そういうものは通用しないなと思いました。FWもよく頑張ってくれました。春から一生懸命やってきたことが結果となって表れたのだと思います。

―来年度以降について
接点のレベルは今より上がります。やってきたことは今まで通りしっかりやって、立教にしかできないラグビーをこれからもやっていきたいと思います。他のチームと同じことはしません。対抗戦Aグループでは2勝1分46敗なので、一つ一つやるべきことを確認して大学選手権を目指したいと思います

主将・LO福田大(4年・東福岡)

―今日の感想
楽しかったっていうのがまず一番。今日のテーマは開始10分で決めるっていうことでした。でもあまりそこは達成できなかったですね。それでもブレイクダウン、接点は完璧だったと思います。そこがあの点差につながったと思います。

―4年間を振り返って辛かったことは
1、2年の時かな。自分は口だけで文句ばかりでした。でも同期に恵まれて楽しく過ごせました。来年はより楽しい府に気チームになってほしいです。

―今年のチームは
責任を果たすチームという感じですね。きちんと役割は果たしました。

―後輩に一言
感謝の一言です。

PR市川敬大(4年・桐蔭学園)
―今日の感想
入替戦直前に怪我して、昨年も怪我して、ずっと迷惑かけてきました。でもずっとそのことを気にしていても仕方ないので、今日はフィールドプレーはやれるだけやろうという思いでした。その代わり自分のやるべき仕事、セットプレーはしっかりやろうと。スクラム、ラインアウトは良かったと思います。

―同期へ
有賀、翼は最後やらかしましたね。(笑)自分達は福田についていっただけです。散々文句言ったけど、何でも聞いてくれました。福田に感謝。同期に感謝。皆に感謝です。怪我を診てくれていた田崎先生にも本当に感謝しています。彰吾、ありがとう。

―後輩へ
僕達のことを、客観的に見ても超えたと証明してほしい。そのために、大学選手権に出てほしいですね。

PR宮崎聖(4年・愛知)
―振り返って
もう嬉しすぎて嬉しいとしか言えないです。

―点差について
今日は全員がよく動いていたことが大きいかなと思います。BK、FWがうまく機能してきっちりディフェンスをしていたので。

―同期について
福田と一番一緒にいます。志木でごはんとか食べて、住んでいるとこも近いので色々な話とかけっこうしますね。福田はオンとオフのギャップがすごいです。普段はふざけているけどラグビーになったらストイック。そこが福田のすごいところです。

―同期に向けて
ほんとに感謝の言葉ですね。

HO佐瀬玄樹(4年・立教新座)
―今日の感想
やっぱり嬉しいですね。ホッとしました。応援のメールとかいっぱい来ていて、プレッシャーではないけど、最後なんだなぁっていう緊張がありました。それが良い方向に働いたと思います。正直昨日、今朝は不安だったのですが、やっぱり良いチームですね、本当に。試合は、特にFWのディフェンスが良かったと思います。自分は微妙だったけど。本当皆に感謝です。ラインアウトは100%だったので良かったです。今日はアップから良い感じでした。1本外したけど、中澤のキックも良かったですね。本当に皆、気持ち以上のものが出たのだと思います。

(Returnの達成に関しては?)
Returnには昇格の意味と感謝の意味がありました。4年になってからミーティングもたくさんやって、親やコーチや周りの人への感謝の気持ちが今までより、芽生えてきました。感謝の気持ちをReturnできて本当に良かったと思います。スタッフとも、最初は本当にいろいろあったけど、今日も加藤ヘッドコーチが軸としていたブレイクダウンがターンオーバーに繋がりました。単純だけど、一つのことを通して続けてこられたことが最後に活きたので、良かったと思います。しつこく言ってくれた加藤ヘッドコーチには本当に感謝しています。富士見グランドは遠かったし、辛かったし、辞めようと思ったこともあったけど、続けてきて良かったです。

―後輩へ
大学選手権という夢は必要だけど、立教にまず必要なことは日体大、青山学院大に勝つこと。まず1勝、そして2勝を挙げること。目標の達成をどんどん積み重ねていってくれれば良いと思います。まずは目の前の勝利を掴んでいってください。

FL佐藤彰吾(4年・桐蔭学園)
―試合を振り返って
今日は皆、接点でファイトしていたし、我慢も出来ていたのでやりたいことがこだわれたと思います。

―1年間どうでしたか
福田がいつも言うように普段から入替戦とか普段の公式戦に関係なく、常に一定の力を出すことに取り組みました。練習に波はありましたが一人ひとりが意識してこだわれたのが良かったと思います。

―悔しさを知るひとりとして
昨年負けた瞬間はあまり実感がありませんでした。自分も出ていたのでなんとも言えませんが、この日にかける思いは強かったです。

―同期に対して
一人ひとりが自分の考えを持っている学年でした。ラグビーに対しても真剣だしやっていて楽しいチームでした。

―高校から同期の市川に対して
あいつも昨年と同じくギリギリに怪我をして辛かったと思うのですが、最後に一緒に試合に出られて良かったと思います。

―試合のタイトル
ベストマッチ!

―後輩に向けて
とにかく楽しんでおもいっきりやって欲しいと思います。

No.8荒川翼(4年・大分舞鶴)
―今日の感想
色々と迷惑かけたけど、結果が出たので、本当に報われたと思います。実力だと思う。勝つべくして勝てました。

―同期について
僕が三将としてふがいなくて、福田には本当に迷惑かけたけど、健太も同期もよく頑張ってくれました。全部同期のおかげです。

―後輩へ
今日で、実力的には上のレベルと変わらないことが証明されました。来年は、目の前の目標である2勝して終わるか、もっと上を目指して大学選手権行くか目標を達成してくれれば良いですね。入替戦には応援行きたくないので。頑張ってほしいです。

―白石について
白石は、春夏は本当に負けたくなかったし、教育実習で離れている間にポジション取られて悔しかったです。けど最後結膜炎にかかった時も、しっかりやってくれた。自分より優れているところもいっぱいあったし、負けていないと思うところもいっぱいあった。似たようなタイプの、刺激をくれる良い後輩でした。

SO浅川健太(4年・尾道)
―1年間どうでしたか
昨年の悔しい気持ちはどこかに必ず持ち続けていました。今年は勝てて良かったです。1年間楽しかったです。とりあえず昇格は達成できたので感謝という部分はこれからOBとしてチームに関わっていくことでクリアしていこうと思います。

―同期について
とても楽しいです。腹を割って話が出来るところは良いと思います。

―今日の試合のタイトル
チャレンジ!

CTB眞柄勇希(4年・國學院久我山)
―感想
勝てて良かったです。ずっと心配でした。同期とやる最後の試合だったので。今までやってきた接点、モールディフェンスなど、全部出そうと言っていた部分がしっかりやれて、それで勝てたので良かったです。

―同期へ
僕の長所を活かしてくれてありがとうございます。自分は活かされるタイプなので。

―後輩へ
大学選手権を目標にするとは思いますが、もちろん入替戦はないように頑張ってください。僕たちのような思いはさせたくないので。

CTB田中翔吾(4年・東農大二)
―試合の感想
1年間やってきたことが試合に出たことが良かったです。特にFWには感謝しています。

―1年間どうでしたか
正直、春先はなぜ対抗戦Bグループでやらなければいけないのだという思いがありました。しかし夏過ぎから、自分達がAグループにあげるのが努めだなという思いに変わり、それが今日体現できて良かったです。

―“Return”を達成して
すごく充実しています。ホントに勝てて良かったし今の3年生を中心に来年は1、2勝して、いずれは大学選手権に出て欲しいです。

―調子はどうでした
チームとして今日が一番調子が良かったと思います。プランはいつも通り、敵陣で試合を進めることでしたが今日は実際にそれができ要所でトライが取れたことが大きかったです。

―今日の試合のタイトル
「挑戦」ですかね。ずっと挑戦してきましたし。Bリーグ1位という立場ではありますが、自分が入ってきてからは3年連続で成蹊大に負けていたので、そういう意味でも「挑戦」が報われた良い試合だったと思います

WTB和田聡(4年・國學院久我山)
―今日の試合の感想
FWが接点でしっかり相手に勝ってくれたし、DFもしっかり組織的にできて良かったです。

―先制した時の気持ち
中澤よくやったって思いました。それでも3点差は全然安心できないので、それからもちゃんと気を引き締めて臨みました。

―後輩に向けて一言
来年Aグループで最低でも2勝してほしいです。入替戦にいかない為にも。

WTB三輪祐(4年・東農第二)
―試合を振り返って
嬉しいです。

―どんな1年間だったか
スタッフが全て変わったことから始まって最初は喧嘩が絶えずどうなってしまうのだろうと思いながら始まりましたが、やっていくうちに福田をはじめ4年生一人ひとりが頑張ってくれて、1つの方向に向かうようになり最後は勝てて終われたので良かったです。

―悔しさを知るひとりとして
昨年は腰を怪我して対抗戦に一度も出られなかったので、今年は終わり良ければ全て良し、ではないですが「ここで負けて終われない」という個人的な気持ちはありました。

―対抗戦からの調子
自分はなにもしていませんがチームとしてFWが頑張ってくれたので、BKは安心して一次ディフェンスをするだけでした。個人としてはもう少しボールを持ちたかったですが勝ったので何でもいいです。

―成蹊大学について
3年間負けて続けてきて、すごくやり返したいという思いが強い相手でした。今年に関しては苦手意識はゼロでした。

―今日の試合のタイトル
「Return」。皆が感謝の気持ちを持って臨めたと思います。

―来期対抗戦Aグループで戦う後輩たちに思いを
立教のレベルは年々上がっていると思います。来年から敵も強くなりますが自分たちのラグビーを貫けば結果はついてくると思います。

FB平盛拓人(4年・尾道)
―今日の感想
ディフェンスが完璧でした。ブレイクダウンも良かったですね。あと、力負けしてなかったところも大きかったです。

―ラグビー生活を振り返って
昨年は入替戦で負けたこと、更に自分が出られなかったのが本当に辛かった。でもこうして今年出られて、昇格できて「嬉しい」の一言です。

―今年のチームについて
4年生がしっかりしていて役割を全うしようとする代でした。Returnも果たせたことですし。


PR迫田泰英(3年・桐蔭学園)
―昇格してみて。
この日のためだけにやってきたので、1年間が報われた感じです。自分たちのやってきたことが肯定されたという思いです。

―福田組の下で1年間やってきて。
福田組はとても信頼していたし、本当に頼りになる学年だったので、下級生もここまでついて来られました。本当に感謝しています。

―今日の試合前の雰囲気は。
すごく良かったです。笑いもあったし、もちろん良い緊張感もあって一つになれていました。

―普段の試合前とは違いがあったか。
いつも通りを心がけていましたが、どうしても多少はアップからアツくなったり、いつもとは違う雰囲気だったりしましたが、良い空気でできました。

―今季“Return”としてやってきて。
“Return”は4年生が決めたものですが、すごく良いスローガンだと思います。恩返しと対抗戦Aグループ復帰の二つの意味があってすごく良いと思います。1年間本気でやってこられたと思います。

―今日の試合の感想。
楽しい試合でした。前半は6-0でリードはしていましたが、まだ不安がありました。後半2分でトライ取ってからは本当に楽しくて、1年間で一番楽しい試合でした。

―相手が直前まで決まらなかったですが。
相手が決まらないことでとくに差はないですが、個人的には日本体育大学かなとも思っていました。

―成蹊大学について。
FWで勝てればいけると思っていたし、正直そこまで怖くなかったです。ディフェンスは強かったですが、順目順目に走って崩せていたし、アタックも統一感はありましたがキックやミスをしてくれました。


―来季に向けて。
良い選手ばかりの4年生が抜けることに不安はありますが、やっぱりやるしかないし、プレーで下級生を引っ張って対抗戦Aグループで勝てるチーム作りをしていきたいです。

FL宣原甲太(3年・常翔啓光学園)
―昇格してみて。
まだこれといった実感はないです。福田組が残してくれたものを糧にもう一度選手権を目指すことが出来る、というステージが保証されたので嬉しいです。もう来年のことを見ていて、大学選手権に出ることが今の4年生に対する最高の恩返しだと思います。

―1年生のときから大学選手権に出場したいと言っていたが、そこは揺るがないのか。
変わりませんね。今はもう来年のことしか考えてないです。

―福田組の下で1年間やってきて
福田組のすごいところは、軸や芯がしっかりしていて、何があってもぶれないところです。そこが強さです。キャプテンを中心に一つになっていました。

―今シーズンは部の体制などでも苦労したのでは。
現役部員とスタッフ陣の衝突など、色々な困難がありましたが、それは全員が昇格したいという気持ちがあったからこそ起きたもので、お互いが芯と芯でぶつかり合えたことは結果的に良い部分になったと思います。

―今日の試合の感想
個人としてはまだまだですね。現状には満足できないです。これで早稲田大学や明治大学に勝つのはまだまだ難しいと思います。自分自身もっと上を目指してハードルをあげて、アタックもディフェンスもまだまだ課題があるので、良いところは伸ばして悪いところは見つめ直して、次のステージに行くために厳しくやりたいです。

―入替戦の相手が直前まで決まらなかったが、戦術面に影響はあったか
ありません。立教ラグビーとしてやってきたことは、どの相手になっても変わらないので、軸をぶらさずにやりました。

―成蹊大学と戦ってみて
やはりぶれないことが良かったと思います。相手に関しては、ギャンブルラグビーをやってくるので、個人のところや五分五分のところをしっかり抑えれば勝てると確信していました。負ける気がしなかったです。

―相手は寄りが早くてコンスタントな球出しをしていたが。
やっぱりそこなのですよ。そこがAグループとBグループの差です。立教はBグループで今シーズンやってきて、おろそかにしていたブレイクダウンでも球が出るが、成蹊大学のように今シーズンAグループを通してやってきたチームが相手だと、そういった厳しいプレーはBグループのチームとは格段に違うし、そこが課題だと思っています。今日はチームとして100%ボールをSHにクリーンに供給する事が出来ませんでした。成蹊大学から学んだことです。

―来季に向けて
体制とか、どういったチーム作りをしていくかは分かりませんが、立教ラグビーの軸である「THINKING RUGBY」をやっていくことです。4年生が抜けることでプレースタイルも変わるかもしれません。ですが、そこは信じてやり抜くことが大学選手権に繋がるのではないかと思います。

―「過去は変えられないけど、未来は変えられる」という名言については
変えられました。大事なのはラグビーは1日で強くなるという特効薬が無いということです。未来を変えるためには1日1日の積み重ねやプロセスが大事で、そこはぶらしてはいけません。

FL伊藤尊(3年・國學院久我山)
―入替戦を振り返って
FWは完璧でした。成蹊大学の強みを潰すことができました。BKはキックで入り込めたと思います。

―Bグループでモチベーションを保つためには
どんな相手にも全力で戦うことをチーム全体で意識していました。なので、Bグループで戦ってきたからという不安はありませんでした。

―この1年間を通して成長できたことは。
自分の強みを突き詰めてブレイクダウンを伸ばすことは、結果に出て良かったです。

―「Return」を達成しましたが。
途中まではレギュラーだったけれど、1回メンバーから外されて最後までスタメンに戻れなかったので、個人的にはまだまだです。

―昨年について
昨年も今日も次を見越すことだけを考えていました。

―来年の目標
1勝以上は絶対。3勝して大学選手権にも行きたいです。

SH中村洋平(3年・國學院久我山)
―入替戦の感想
嬉しかったです。この日のための1年間だったので。努力が実りました。

―Bグループでの1年間はどうでしたか。
1戦1戦きちんとやってきた結果、大勝できていたので、モチベーションが下がるということは無かったです。

―この1年間で成長できたこと
チームとしては自分たちのラグビーを貫けたこと、個人としてはそこに至るまでのあり方に自信を持てたことです。

―昨年について
昨年はすごく悔しくて泣いたけど、それをなんとか乗り越えたかった。なので気持ち新たにできたと思います。

―来年の目標
大学選手権に出ることです

LO山田龍之介(2年・都立大泉)
―今日の試合をふりかえって
まあ、そうですね。結構体力的にも局面的にも厳しい時間が続いていたのですけど、試合を通してやっぱ負けるという感じはしなかったですね。試合の入りから最後まで勝てるなっていう感じはありました。

―成蹊大学の印象は
成蹊大学はガッと気持ちを前面に押し出してくるっていう感じではなくて、どっちかというと個人個人でプレーしていて強い選手がやっているって感じだったから、まとまりがなかったし戦っていても怖くはなかったです。

―後半成蹊大学が得点を決めたとき、焦りはあったか
あそこの時間帯は体力的にもきつかったけど、それでも福田さんを中心にもう1回やり直そう。もう1回自分たちのやるべきことをやっていこう。福田さん中心に立て直そうって感じでした。

―試合前の気持ち
試合前は1年間やってきたことをどれだけ出せるかっていう感じだったので、楽しみでした。「早く試合したいな」っていうか「早く出たいな」とはやる気持ちありました。でも本当に勝てるって試合前から確信していたし、そう思わせてくれたのは福田さんとかだと思うし、福田さんにこの2年間ついてきてよかったなって思います。

―福田さんについて
本当に厳しく、優しさもありながら自分にも周りにも厳しく接してくれるしそんな中でも部員全員を守ってくれるっているのもあるし、キャプテンシーが本当にあってついていきたくなるような人でした。

―対抗戦を振り返って
入替戦以外の試合は実力差があって、そんなに緊迫感っていうのがなかったかもしれないなというのが本音ですね。この一戦にかけるという感じがあんまりないというか、そういう意味では本当に今日の入替戦にぶっつけ本番といった感じだったので、緊迫した試合は経験せずにきた感じだったのですがそれでも自分達のラグビーについては、手を抜かないで最後までどの試合も80分間自分たちのラグビーをやれたのではないかって感じです。昨年までは立教がどれだけ上のチームに喰らいつけるかとか番狂わせを起こせるかっていう感じだったのですが、Bグループでは他のチームが立教をターゲットにして分析しつくしてこういうとこで何をやっていくのかとかを考えてやってきていたので、そういった意味で相手がチャレンジャーとして向かってくることの怖さというか、サインを読まれたりなどの恐怖もありました。

―対抗戦Aグループに復帰するにあたって
今年は僕らの代が1人しか入替戦に出られなかったので、来年は自分たちを中心に頑張っていきたいなと思います。

F中澤健宏(2年・所沢北)
―今日の感想は
監督、コーチ、先輩方はもちろん。サーポーターの方など色々な方に感謝しています。とても嬉しいです。

―中澤さんが先制しましたが
よっしゃーって感じでした。決めた後、まわりの先輩方が駆け寄ってきて、声をかけてくれて嬉しかったです。決めた後とは前より雰囲気よく出来ました。

―昨年は入れ替え戦で降格したが
あのときは忘れもしません。自分は出られなくて悔しかったけど、自分の実力が足りなかったと思ってわりきりました。次は絶対昇格するぞ、と思いました。

―来年に向けて
まだまだ、一部で戦うとなると力不足なので次のシーズンインまで、しっかり練習して挑みたいです。

No.8白石拓馬(1年・本郷)
―今日の試合を振り返って
不安だったけど先輩たちが体を張ったプレーとかしていたので、大丈夫だなって思いました。そこからいけました。

―成蹊大学の印象
ボールに絡んでくるのが早くてこっちのサポートが遅いとペナルティをとられてしまうなというのはあって、早めに寄るようにしました。

―後半点取られて焦りはあったか
点差的に大丈夫かなっても、ディフェンスも取られるようなディフェンスじゃなかったので大丈夫でした。

―後半にトライを決めたことについて
あれは4年生が押してくれて、おいしいところを。

―試合前の心情
試合前は、最初はあんま緊張してなかったのですけど試合前に円陣を組んで、行くときに普段結構明るくておもしろい4年生がボロボロ泣いていて、重みみたいなのを感じてちょっと緊張しました。

―福田さんについて
普段は明るくてチームの空気を良くしてくれて面白い人なのですが、練習になるとスイッチが切り替わって1番厳しくて尊敬できる人です。

文章:立教大学ラグビー部