今年で第69回を迎えた伝統ある同立定期戦。昨年12-90で2年ぶりの敗北を喫した立教だが、再び勝利を取り戻せるか。試合開始直前まで降っていた雨が止み、同志社大学ラグビー祭の最後の一戦を飾った試合は、同志社のキックオフから始まった。

開始早々2本のトライを立て続けに奪われ、完全に同志社のペースに飲まれる。なかなかボールを持てずに自陣でのプレーが続く立教。前半10分、同志社のペナルティよりようやくチャンスが訪れるも、今度は立教がペナルティを犯し思うように攻撃ができない。その後も全員で果敢にタックルに入り決死のディフェンスを続けるが同志社の巧妙なパス回し、BKの走力が上回りトライを量産させてしまう。スコア0-52となった前半35分、このまま前半を終えるわけにはいかない立教が意地を見せる。自陣10m付近で同志社がペナルティを犯し、SH古屋大輝(4年・日本文理大付属)がクイックスタート。SO御苑剛(2年・桐蔭学園)→PR眞壁貴男(4年・尾道)→9古屋と左に展開、古屋の裏よりWTB青木空斗(2年・立教新座)が抜け出し敵陣へと入り込む。敵陣10m同志社中央スクラムから、相手のキックをFB三浦弘之(1年・立教新座)がキャッチしWTB篠崎宏洋(3年・本郷)へと素早くパスを出し、快足を活かして大きくゲイン。そこからSH古屋→LO大熊一輝(2年・桐蔭学園)→FL河野誠二(3年・尾道)と左にパスを回して前進するが惜しくもタッチに出てしまいトライに繋げることができず、前半が終了し0-57でハーフタイムを迎える。

要所でペナルティやミスを犯し、流れを掴むことができなかった前半の雰囲気を払拭し、いかに立教ラグビーを取り戻すか。選手、コーチ、スタッフ全員で声を掛け合い、心を一つにした立教は後半に臨んだ。

後半開始と共に、立教が会場の空気を変える。同志社のキックをFB篠崎がキャッチし、ラックを繰り返しながらじわじわと前進する。SO御苑がディフェンスの隙を突きゲイン。CTB出浦和馬(1年・桐蔭学園)→SO御苑→WTB青木と一気にゴール前まで攻め込む。このままゴールラインを割ると思われたが同志社のディフェンスの壁は厚く、トライを奪うことができない。その後も一進一退の攻防が続き、後半20分、ついに立教の得点が動く。同志社陣ゴール前立教右ラインアウトからモールを形成。ラックを重ね、飛び込んだLO大熊がトライを挙げた。5-64となり、ここからさらに得点を重ねていきたい立教。LO民部田直道(4年・盛岡第三)のキックオフや、No.8久保寛仁(1年・立教新座)のタックルなど光るプレーが見られたものの、攻守共に同志社が上回り、最終スコア5-100で試合を終えた。

今回の関西遠征で、春シーズン自分達が今までやってきたことはどこまで通用するのか、足りないところは何なのか。しっかりと見つめ直すことが出来た。2014年5月5日、この日の悔しさを絶対に忘れず、成長に繋げよう。試合後涙を浮かべながらそう決心した立教は、まだまだ進化し続ける。

文章:立教大学ラグビー部