ついに迎えた関東大学対抗戦。関東大学対抗戦及び関東大学リーグ戦の初戦を飾る大舞台である。開幕戦は、昨年0ー97と大敗を喫した相手である早稲田大学。今年の目標である「二勝」を達成すべく、これまで厳しい練習を乗り越えてきた。立教のキックオフで始まった前半は開始早々、早稲田陣ゴール正面でペナルティーゴールのチャンスを掴むが、惜しくも得点には繋がらず、その後も多くのラックを重ねて良い攻めを見せ、早稲田の攻撃を阻むがトライを許してしまう。さらに、立教のハイパントをとった早稲田にトライを許し、0ー12。流れを変えたい立教は前半11分。早稲田陣立教ボール右ラインアウトから、FWを中心にゴールへ攻め入り、SH大高将樹(4年・柏陽)からパスを受けたSO御苑剛(3年・桐蔭学園)が相手のディフェンスの空きを瞬時に判断し、左方向にチェンジ。WTB三浦弘之(2年・立教新座)の長いリーチを活かしてしっかりとキャッチし左サイドを駆け抜け、飛び込んでトライを決め、5ー12。このまま流れを変えたい立教だったが、ペナルティーを重ねてしまい、さらにはLO大熊一輝(3年・桐蔭学園)がシンビンとなり、立教に不利の展開が続く。なかなかボールの主導権を握れない立教はモールで押し込まれ、その後も得点を重ねられて5ー33。CTB福澤瑛司(2年・茗渓学園)の強烈なタックルにより、早稲田のノックオンを招き、果敢に攻め込むが及ばず、5ー33で前半を折り返す。
 前半を終えて後半を迎えるにあたり成長した姿を見せたい後半は、雨が強く降りしきる中始まった。しかし、後半3分から立て続けに早稲田にトライを許し、5ー57。早稲田のBKを中心としたパスワークに苦しむも、後半29分から途中出場したWTB篠宏洋(4年・本郷)が攻守に渡りアグレッシブなプレーを見せ、チームを奮い立たせる。そして、後半39分。勢いに乗った立教の得点がついに動く。早稲田陣10m立教ボール右スクラムから一度押し戻されるものの、FL佐藤俊(3年・函館・ラサール)→SH文将寿(1年・桐蔭学園)→SO御苑とパスをつなぎ、早稲田陣10mでWTB篠からボールを託されたFB鈴木寿朋(1年・長崎南山)がゲインラインを突破。華麗なステップでディフェンスを交わし、飛躍的な走力をいかして中央にトライ。SH文が素早くゴールを決め、12ー57。追加点を狙いたい立教だったが、ここでノーサイド。篠組として初めての対抗戦だったが、一人一人が気持ちの入ったプレーを最後までやりきり、今後の試合に向けて弾みをつける一戦となった。

文章:立教大学ラグビー部