関東大学対抗戦の三戦目である帝京大学戦が秩父宮ラグビー場で行われた。強豪相手に強いプレッシャーを受ける中で、いかに自分たちのラグビーをするかという気持ちで臨んだ一戦である。
前半は帝京のキックオフで開始された。試合開始直後、自らのミスにより帝京にチャンスを与え、立教陣でのラインアウトから形成されたモールにより、そのまま先制トライを許してしまう。アグレッシブな試合運びがしたい立教は、帝京陣22mでボールをターンオーバーし好機を得るが、ボールを奪い返され立教陣に押し戻される。その後も互いにターンオーバーを繰り返し、立教は低い姿勢でのスクラムで帝京に押し負けない場面も見られ、簡単に帝京にトライを決めさせない。前半19分には帝京陣22mにおける立教ボールのラインアウトからラックを繰り返しながらじりじりと攻め入るが、なかなかトライをものにできない。その後、帝京の息の合ったパス回しとフィジカルの強さに翻弄され0-61で前半を終える。
 自分たちの役割や目標をもう一度思い出し、気持ちを切り替えて臨んだ後半は、開始直後から果敢に相手へタックルしターンオーバーにつなげ、流れを自分のものとしたい立教であったが、流れを変えさせようとしない帝京に立て続けにトライを献上してしまう。しかし後半14分、立教のタックルによりノックオンされたボールをつなぎ、パスを受けたSO御苑剛(3年・桐蔭学園)が帝京のディフェンスを抜け立教陣22mから帝京陣までゲインしてボールを進めるがトライにつなげることが出来ない。この時点でスコアは0-89。徐々に相手のミスが増え、帝京陣内でボールを得た立教は帝京陣10mスクラムよりボールをつなぎ、LO小島健太朗(2年・函館ラ・サール)が帝京ディフェンスの隙をついてゴール前までゲインする。このまま流れを確実にしたい立教が、ついにスコアを動かしたのは後半28分。帝京陣10mでの立教ボールのスクラムから右に展開されたボールをSO御苑が抜け出してゲインし、最後にパスを受けたFB鈴木寿朋(1年・長崎南山)が右中間にトライを決めた。その後も帝京の攻めの姿勢に食らいつき立教がボールを持つ時間が増えるもトライにつなげることが出来ず、7-110でノーサイドとなった。

結果として7-110という大敗を喫してしまったが、大きく点差がついた後半28分でも個人個人の目標や役割を忘れることなくトライを奪ったという事実を胸に、常に成長し続けるチームとして、再起することを誓った一戦となった。

文章:立教大学ラグビー部