関東大学対抗戦3試合目となる成城大学戦。天候にも恵まれ、10月とは思えない暖かい気温の中行われた試合は最後まで目が離せない展開となった。

立教キックオフで始まった前半。開始からボールを支配しパスとラックを繰り返しながら着実に成城陣ゴール前まで迫る立教であったが、小さなミスからターンオーバーされると一瞬の隙を突かれ先制点を許してしまう。7点を取り返そうと攻める立教は相手のペナルティからゴール前ラインアウトのチャンスを得る。前半10分、ラインアウトからモールを形成、ゴール直前まで押していくものの崩れ、FWが粘り強いオフェンスでゴールラインを越えようと果敢に成城ディフェンスに飛び込み、ついにNO.8増田智佳朗(3年・桐蔭学園)が右中央にトライ。ゴールも決まり同点とする。さらに14分成城陣ゴール前スクラムのチャンスを得るとFWの力強いバインドと掛け声で相手を圧倒、そのまま押し込みNO.8増田がトライ。スコアを14-7とし逆転に成功する。得点をさらに重ね成城とのスコアを離したい立教は粘り強い攻めの姿勢でボールをキープするものの細かいミスが重なる。また成城ディフェンスをなんとか突破しようと何度もフェーズを重ねていくものの取り切ることができない。相手のディフェンスをなかなか攻略できない立教であったが、FWが成城ペナルティからのチャンスを得点に繋げる。31分、ゴール前での成城ペナルティでスクラムを選択した立教は再び強固なバインドとFWの掛け声で相手を押すとそのままゴールラインを割り左端にトライを決める。セットプレーを着実に決め得点を重ねる立教であったが前半終了間際に再び小さなミスから相手に得点を許し、さらにはペナルティーゴールも決められ21-15で前半を折り返す。

前半の流れを断ち切り立教の流れを取り戻そうとメンバーを大幅に入れ替え迎えた後半。じわじわとアタックラインをあげゴール前まで攻め入る立教だったがあと一歩及ばず得点することができない。しかしここで諦めない立教は後半7分相手のオフサイドからSH山本大旗(2年・國學院久我山)がクイックスタート、BKのテンポの良いパスにより成城のディフェンスを上手くかわしパスを受けたWTB藤原大晃(2年・桐蔭学園)がゴールラインを駆け抜ける。後半先制点を得た立教はここをターニングポイントとしてさらに得点を重ねていきたい。一人一人のタックルにも力が入り、FWはセットプレー、BKは巧みなパスワークで相手を翻弄していく。すると次第に成城のペナルティも多くなり後半16分、成城の3連続ペナルティから一気に成城陣ゴール前まで迫る。ここを取り切って次のプレーに臨みたい立教であったがペナルティーキックがタッチに出ずマイボールを失ってしまう。しかし、成城のキックボールが成城陣22メートル付近でタッチとなりチャンスが再び訪れる。ラインアウトからモールを形成して核となったFL吉澤一作(3年・本郷)の大きな掛け声とともに成城のディフェンスを押していく。ゴールラインまでの距離をものともせずそのまま押し込みHO山中奎吾(立教新座・3年)がトライ。スコアを33-15とする。その後も成城のペナルティやミスを誘うものの、立教もミスやペナルティが目立つようになり思い通りのプレーができない。成城陣ゴール前まで攻め入ることができたものの、立教の小さなミスから成城ボールとなり一気に立教陣のゴールまで攻められる場面もあり、お互いに一歩も譲らない展開が続く。これ以上一点も与えたくない立教は成城の隙をつき、自分たちの得点につなげようと奮闘する。セットプレーでは相手にプレッシャーをかけターンオーバーを狙い、ゴール前でのピンチでは全員が体を張りなんとか相手を食い止めていく。すると試合終了間際、成城からスクラムでペナルティを奪い、立教に最後のチャンスが訪れる。このチャンスを取り切って試合を終わらせたい立教は大勢のサポーターが見守る中、ラインアウトを成功させモールを形成しLO横山大悟(4年・立教新座)の掛け声とともに相手をどんどん押し、ゴールラインに近づく、そして沢山の歓声に包まれる中HO荘加竜(3年・桐蔭学園)がゴールラインを割る。最終スコアを38-15として対抗戦第3戦を終えた。

勝利を収めることができたものの、些細なミスや防げるはずの失点が多くもう一度自分たちのラグビーを見つめ直す必要があることを痛感した試合となった。対抗戦も残り半分、これらの試合を突破しなければ立教の目標である昇格を果たすことはできない。試合に出場したメンバーだけでなく、立教ラグビー部全員がもう一度今の自分、チームを考えて今後の試合に臨む必要がある。泣いても笑ってもあと3か月、12月に最高のコンデイションで入れ替え戦に臨めるようこの試合をポイントに一人一人がさらなる成長を遂げられるよう努力していきたい。

文章:立教大学体育会ラグビー部