関東大学対抗戦、第6節の相手は武蔵大学。両校とも入れ替え戦出場をかけた負けられない一戦。直前まで吹き荒れていた風も収まり、雲一つない晴天の元、試合開始のホイッスルが鳴った。

開始直後から自陣でのプレーが続くが、立教の根性を見せたディフェンスで相手に得点させない。そして先にスタンドを沸かせたのは立教だった。前半17分、武蔵のキックをWTB丸山敬史(4年・川越東)が自陣10mでキャッチ。SO早川亮輔(3年・東京農大二)が大きくゲインし敵陣22mまで前進すると、ラックからボールを受けたWTB丸山がディフェンスの穴を突き先制点を奪う。FB小林将也(1年・國學院栃木)のゴールも成功し、スコア7-0とする。21分には、武蔵のペナルティにより武蔵陣ゴール前ラインアウトの好チャンスを得ると、FWの連続したピックアンドゴーで確実にゴールラインまで迫る。最後にNo.8清水健吾(3年・立教新座)がラックから持ち出し追加点を得る。29分には武蔵に得点を許してしまうが、36分、自陣10mスクラムからテンポ良く左大外にパスを展開。ラックを起点として再びボールを右外まで回しCTB福澤瑛司(4年・茗渓学園)のフォローに入ったCTB尾池敏志(3年・國學院栃木)が中央に回り込みトライを挙げる。その後は自陣で続く苦しい時間も、立教の体を張ったディフェンスで守りきり、19-7で前半を折り返す。

更に点差を広げ、このまま勝ちきりたい。しかし状況は一転、緊迫した雰囲気に包まれる。後半開始から3分、5分と立て続けに失トライし、19-21と逆転されてしまう。全員が固唾を飲んで見守る中、立教は焦ることなく地力を見せた。9分、キックを受けたNo.8清水のカウンター攻撃から、SO早川が防御ラインを抜け、WTB藤原大晃(2年・桐蔭学園)がインゴールに飛び込む。ピンチを切り抜け再び立教がリードすると、17分にも、武蔵が蹴ったボールをFB小林がキャッチ、SO早川が再びディフェンスのギャップを突き、CTB福澤からWTB丸山へとパスを繋ぎ左隅にトライを決める。点差を広げても集中力を欠くことなく敵陣で攻め立てる。29-21で迎えた30分、敵陣マイボールスクラムよりボールを展開。連続攻撃からCTB福澤が力強く縦に突っ込み、PR柳紀行(4年・立教新座)→WTB丸山→CTB尾池が左中間でトライを奪い、相手を突き放す。追加点を狙いたい立教だったが、40分、武蔵に得点を許したところでノーサイドの笛が鳴り、最終スコア34-26で試合が終了した。

積み上げてきたものを出そうとする積極性を失うことなく攻め続け、苦しい戦いを勝ち切り、入れ替え戦への切符を手にした。福澤組も残すところあと1カ月。この1年間共に戦ってきた仲間、チームを支えてくれたスタッフ、いつも応援して下さる方々、全員でTrustを体現し、対抗戦Aグループ昇格を果たして有終の美を飾りたい。

文章:立教大学体育会ラグビー部