セブンズ、専修戦といいスタートを切っていた立教。このまま勢いに乗り勝ち点を積み上げようと、士気を高めて臨んだ一戦であった。

あいにくの曇り空の下、立教のキックオフから試合は始まった。開始早々、キックオフボールをキャッチした拓殖からターンオーバーした立教は、SH山本大旗(4年・國學院久我山)を起点にパスを展開し、FB青木天真(2年・立教新座)が拓殖の隙をつきラインブレイク。WTB楢崎彰太郎(3年・國學院久我山)へ繋ぎ、そのまま流れるようにトライラインを超えた。開始1分の華麗な先制トライに会場はおおいに盛り上がる。勢いに乗りたい立教であったが、気持ちがうわずってしまったかその後ノックオンやペナルティを連発してしまう。切り替えて堅実な攻めをしようとラックを重ね何度もライン突破を試みるが、拓殖の固い守りになかなか前進することができない。14分には相手にゲインされ、大幅に後退することとなった。その後も焦りからペナルティを何度か献上してしまい、相手にチャンスを与える結果となってしまう。21分、自陣ゴール前の拓殖ボール左ラインアウトからモールで押し込まれ、トライを許す。コンバージョンキックも決まりスコアは5-7となり、拓殖に火がついた。立教は体の大きい相手に対して何度も果敢にタックルし粘りの守りを見せたものの、28分にはじりじりとアタックラインを上げてくる拓殖を止めきれず再び7点を献上する。37分にもターンオーバーからトライを取られてしまいスコア5-19で試合を折り返す。焦りで浮足立つ選手達に、まだ巻き返せる、立教の底力を見せてやれと山本主将が喝を入れた。しかし後半2分に早々にトライを許し、防戦一方の苦しい時間が続く。当たりが強く突破力のある選手を多く抱える拓殖に対して、必死に食らいつこうとする立教。相手の猛攻に負けまいとWTB山口航貴(2年・桐蔭学園)が鋭いタックルを見せるなど立教も奮闘したが、拓殖の勢いは止まらない。立て続けに2トライを奪われ、相手のペースにはまってしまう。23分、自陣マイボールスクラムを押し込まれターンオーバーされてしまい、拓殖はさらに5点を追加、5-45と引き離される。それでも最後まで立教は下を向かなかった。ラインブレイクする敵を止めようと、体を張り続けた立教に思わぬチャンスが巡ってくる。39分、自陣10mでの拓殖ボール中央スクラムからパスを展開されディフェンスに徹していた立教であったが、一瞬の隙をつきCTB尾池敏志(4年・國學院栃木)がインターセプト。そのままハーフウェイライン付近から一気に駆け抜け、インゴールに飛び込んだ。スコア10-45で試合は終了した。

最後に一矢報いることができたものの、課題が多く残る厳しい結果となった。この現実を真摯に受け止め、今後チームとして成長するためにひとつひとつ改善していく必要があるだろう。春の大会はまだ始まったばかりなので、この試合で得たことを糧にさらなる飛躍を期待したい。

文章:立教大学体育会ラグビー部