伝統ある定期戦の相手は対抗戦Aグループの慶應義塾大学。シーズンも終盤に差し掛かり来週には対抗戦最終戦を迎える立教。これまで培ってきた力をどこまで発揮できるか見ものである。立教大学のキックオフで伝統の一戦が幕を開けた。
先制点を挙げたのは立教。開始直後から慶應のペナルティを誘発しゴール前までボールを運ぶ。ゴール前左ラインアウトでボールをキャッチしたNo.8吉澤一作(4年・本郷)がモールを形成しタッチラインギリギリまで押し進める。FWを中心にボールを前へ前へと繋ぐも、慶應の強固なディフェンスをなかなか破ることができない。しかし3分、ゴール前ラックから慶應ディフェンスの隙をついたPR眞壁照男(4年・桐蔭学園)が左中間にトライを決め、WTB楢崎彰太郎(3年・國學院久我山)のゴールも決まり7-0と良いスタートを切った。11分に慶應に得点を許し同点となるも、その直後に再び得点を挙げる。慶應ペナルティから自陣10mラインアウト。ボールをキャッチしたNo.8吉澤がすぐにSH山本大旗(4年・國學院久我山)へパス、後ろから走り込んだCTB岡田和也(3年・川越東)からBKを中心にテンポ良くパスを展開。WTB山口航貴(2年・桐蔭学園)へボールが渡り右端を駆け抜ける。サポートに付いたWTB楢崎が慶應のディフェンスをかわして右端にトライを決めた。そこから両者引かず我慢の時間が続く中、試合が動いたのは24分、ゴール前ディフェンスを守りきれず得点を許し再び14-14と同点となる。その後一進一退の攻防が続く中、慶應ペナルティから敵陣ゴール前右ラインアウトのボールを着実にキャッチ、ラインアウトから素早く左へ回り込んだFL金子裕二朗(2年・桐蔭学園)へパス、前へと運びラックを形成。ラックからボールを受け取ったSO早川亮輔(4年・東京農大二)が慶應のディフェンスを引きずりながらもゴールラインへと猛進しトライを決めた。前半終了間際には立教がペナルティを連続で取られ自陣ゴール前まで攻められるも意地を見せ得点を防ぎ、21-14とリードした形で前半を折り返す。
戦術共有をし、粘り強さで勝ち切ろうと、再び気持ちを入れ臨んだ後半だったが開始早々に得点を許してしまう。更に8分にも苦しい時間が続く。後半20分、敵陣ゴール前までボールを運び好機が訪れるもミスにより慶應ボールスクラムとなってしまうが、慶應のミスボールに素早く反応しターンオーバーしたSH山本が走り抜け出しラックを形成。素早くサポートについたCTB尾池敏志(4年・國學院栃木)がボールを持ち前へ前へとラックを超え、タッチラインギリギリまでボールを運ぶ。そしてラックから慶應の隙をついて走り込んだWTB楢崎にパスを回して右端にトライを決めた。更に24分、自陣10m付近でラインブレイクしたSO早川からWTB楢崎へパス、自陣から敵陣へボールを蹴る。チェイスに走ったWTB楢崎がタックル、追走したSH山本がこぼれ球を拾い上げトライを決め、33-26と再び立教がリードした。このまま勝利へ導きたい立教であったが、その後連続して3トライを許してしまい、33-47と点差が開き、試合終了となる。
勝利の道が見えた立教であったが、最後の最後に惜しくも勝ち切ることが出来なかった。残る対抗戦最終戦、入替戦に向けて残された時間での課題が明確となった試合であった。最終目標、昇格に向け立教ラグビーを完全燃焼するのみだ。

文章:立教大学体育会ラグビー部