春シーズン最後の試合となる大東文化大学戦が大東文化大学グランドにて行われた。立教が新体制で始動してから約4ヶ月、やってきたことをとにかく出し切るという意気込みで、選手達は試合に臨んだ。

 試合は立教のキックオフから始まった。試合開始早々、立教はペナルティを犯し、自陣ゴール前まで攻め込まれる。そして、モールで押され大東文化に先制点を奪われる。この流れを、何とかして変えたい立教。
 そして前半16分、敵陣ゴール前立教ボール右ラインアウトからFL伊藤尊(3年・國學院久我山)がキャッチ、FWがモールで押し込み、最後はFL宣原甲太(3年・常翔啓光学園)がトライ。スコアは7-7となり、同点に追い着く。立教は着実に本来の自分達が持っている力を取り戻してきていた。
 そして前半32分、敵陣22m大東文化ボール左スクラムから立教がキックチェイスでボールを運び敵陣へとじわじわ踏み込んで行く。ラックを形成したところでSH中村洋平(3年・國學院久我山)がHO佐瀬玄樹(4年・立教新座)にパスし、そのまま綺麗に大東文化のディフェンスをすり抜けトライ。
 このまま波に乗ったかのように見えた立教だったが、その5分後、大東文化にトライを奪われてしまう。スコアが12-14となり、大東文化に逆転されたところでハーフタイムに入った。

 ほぼ互角の戦い。とにかく落ち着いて自分達のラグビーに集中しようと気合いを入れなおし、後半に臨む。

 後半に入ってから、スコアは凍りつく。互いに、積極的なアタックで敵陣ゴール前まで攻め込むが、トライには繋がらない。両者共に譲らず一進一退の攻防が長く続く。
 そこで沈黙を破ったのは立教だった。後半34分、自陣22m立教ボール左ラインアウトから、右へパスを展開し、WTB三輪祐(4年・東農大二)がビッグゲインする。そこから、左へ綺麗にパスを繋いで行き、ラックを繰り返し、最後はLO有賀太郎(4年・立教新座)がゴールへ飛び込みトライを決める。この時点で19-14となり、逆転した立教。
 しかし前半同様、その5分後に大東文化FWにモールで押されトライを許してしまう。得点は19-21。また振り出しに戻ってしまった。しかし、まだ時間はある。最後まで走りきろう。立教はまだ諦めてなどいなかった。
 そして、ついに絶好のチャンスが到来した。敵陣10m付近で大東文化がペナルティを犯す。そこで立教はショットを選択し、FB中澤健宏(2年・所沢北)がゴールを狙う。ここで決まれば逆転勝利である。選手や観客、全員の期待を背負ったFB中澤の蹴ったボールは綺麗にゴールポストの間を抜けていった。ここでスコアは22-21。立教がまたも逆転し、大歓声が上がる中ノーサイドの笛が鳴り響いた。

 逆転勝利という形で春シーズンを終えられたことは、立教にとって大きな自信になった。立教は確実に成長している。この成長を止めることなく、夏、そして秋の対抗戦まで走り続けたい。

文章:立教大学ラグビー部