東洋大学戦を振り返っての感想を教えてください。

 練習の時からチームの雰囲気も良く、良いコンディションで試合に挑むことが出来ました。しかし3点差で負けたというところが、去年の入れ替え戦と重なる部分があり、3点という重みが分かっていたからこそ、本当に悔しかったです。東洋大学はセットプレーに力を入れているチームだと思っていたので、どれだけBKに良い球を供給できるかが勝利につながるポイントだと考えていました。スクラムの部分では相手にプレッシャーをかけて崩すことが出来た部分もあり、良かったと思います。しかしラインアウトの面では、自分たちのペースでラインアウトが出来たときは成功率も安定していましたが、自分たちのペースが崩れ焦ってしまったときはボールがオーバーしてしまうことが多かったので、一貫して自分たちのラインアウトが出来るように今後しっかりと磨いていく必要があると感じました。
また個人的には、前半でトライを取ることが出来たことや、立って前に繋ぐことが出来た点においては良かったと思うのですが、後半で運動量が落ちてしまったので、フィットネスは改善していく必要があると感じました。ジュニア選手権も残り2試合ですが、勝利を挙げて対抗戦の勢いに繋げていきたいです。


ラグビーを始めたきっかけを教えてください。

いとこがラグビーをしている姿を小さい時からずっと近くで見てきて、自分もやってみたいと思ったことがきっかけで小学生のころ始めました。ただ浪人をしていたため、大学ではラグビーを続けないつもりでした。しかし同じ本郷高校出身の先輩であった宏洋さん(篠宏洋・H28年卒)と白石さん(白石拓馬・H27年卒)に、大学でやらないのはもったいない、入らないかと誘われました。先輩たちは自分に「まだお前はやれる」と言ってくれたような気がして、嬉しかったのを覚えています。また、高校の同期でもあった若林(若林稜大・4年)が、「大学でも一緒にラグビーをしないか」と声かけてくれたくれたことも背中を押してくれました。自分ではラグビー人生にピリオドを打ったつもりでしたが、周囲の人たちが自分を必要としてくれると感じたため、最終的に大学でも続けることを決意しました。
今では自分のプレーで流れを変えることが出来たときが一番楽しいですし、試合中に自分のプレーで観客が湧いたときや、トライをしてメンバーが駆け寄ってきてナイスという言葉をかけてくれた時に大学までラグビーを続けてきてよかったなと思います。ラグビーは自分のためにやっているのではなく、応援してくれる人や、自分のプレーを見て湧いてくれる人のために全身全霊をかけてやっています。チームを勝たせるために自分がどれだけ頑張ることができるか、自分がどうすればチームが勝てるのか、ということを常に考え続けています。


大学ラグビー生活全体を振り返ってどうでしたか。

 大学に入ってから試合の映像を見るようになったことが自分の中で変わったと思います。高校生の頃は、自分がミスをしても振り返ることは正直あまりしませんでした。しかし大学生になり、自分に足りないプレーは何かを認識するようになりました。映像を見て、ここでミスを修正するためにはどうすれば良いかということや、良かったプレーに対しても、もっとこうしていれば更に前に進むことが出来たかもしれない、味方にいい流れを作れたかもしれない、と映像で振り返りをして、自分にとってのメリットにつなげられるように自己分析するようになりました。更に上級生になると練習の映像もよく見るようになりました。練習が自分の足りていないところが一番よく見えると思っているので、自分なりに改善をして、アピールすることが必要だと思います。
また自分は選手でありながら、グラウンドの管理を任されています。具体的には水撒きや目土、グラウンドの状態による練習内容の提案などを行っていますが、自分の練習だけに集中する訳にはいかず、管理の方にも時間を割かなければならなかったため苦労しました。ただチームが試合する環境を整えてこそ個々の力が上がり、それぞれが持てる力を100%試合で発揮することで勝利に繋がると思っているので、重要な役割を担っているのだと責任を持ってやっています。


自分のセールスポイントは何だと思いますか。

 ボール持ったら前に出ることが自分のセールスポイントだと思っています。アタックだけでなく、タックル、モール、スクラムなどでも常に意識していて、前に出ることへの貪欲さという面では他の誰にも負けないと思っています。またタックルも自分の武器であり、どんな敵であっても、その敵に対応したタックルをすることが目標であり、これからも精度を上げていきたいです。現在1番というポジションでプレーしていますが、去年自分が脳震盪で試合に出ることが出来なかった時期から、柳(柳紀行・4年)にレギュラーを取られていったときは正直悔しかったです。仲間でもありながらライバルであり、一番意識しなければいけない人間だと思っています。柳は自分よりフィットネスもあり、積極的に攻撃に参加をするといった自分が持ってないものを持っているので、それ以外の自分の得意とするところはしっかり磨いていきたいです。


期待する後輩について教えてください。

 今田(今田裕之・3年)は真面目で愚直な性格で、PRとしてやっていくことに対して真摯に向き合っている印象があります。スクラムのスキルが確実に上がってきていて感心しますが、欲を言えばグラウンドで積極的なプレーを見せてほしいと思っています。坂(坂拓哉・2年)は今年から1番でプレーすることになり、まだ分からないことも多いと思いますが、最近はしっかりと自分のスクラムの姿勢がとれるようになってきたと思います。彼は誰よりも努力を欠かさない人なので、多くのことをこれから更に吸収できる度量があり、成長できる選手だと思っています。瑛也(古川瑛也・1年)は1年生のうちからAチームで試合に出ていますが、練習中も積極的に自分に話しかけてきて、たくさん学ぼうとしていることが良く分かります。どれだけ意識を持って練習に向き合えるかで、これからの立教の1番を背負っていく人間になると思うので、自分が持っているスキルを瑛也に教え、育てていきたいです。


昇格をする為には何が必要だと思いますか。また、引退までの目標があれば教えてください。

 昇格は、西田コーチが考える戦術だけで成し遂げられるものではなく、部員一人ひとりが立教のラグビーというものがどういうものなのか理解をして、それを勝利のために体現することが必要だと思っています。個性や強みを前面に出している人がレギュラーを勝ちとれているという印象があります。しかしだからといって一人よがりになるのではなく、互いに刺激し合って高みを目指していき、個々の力を上げるとともにチーム力を上げていきたいです。去年の入替戦では3点差で負けましたが、日頃の練習の積み重ねから3点分相手に勝つために足りなかったのだと思っているので、その足りなかった分を補うために練習し続け、1試合1試合の反省点をチーム全体で改善し成長していきたいです。
  個人的な目標としては、なんとしてでも1番を取り返したいです。1番へのこだわりが大きくプライドも詰まっていて、最前線で一番体を張って1番を背負っている自分をみたいです。また背負うだけでなくて、昇格の瞬間をグラウンドで1番として迎えたいという想いがあります。最後まで試合に出続けるためにはスキルやフィットネスなど、自分に今足りない部分を残りの練習で磨きアピールしていきたいです。



最後に、HPをご覧の皆様に一言お願いします。

 いつも応援ありがとうございます。これまで応援して下さった皆さんに昇格という形で恩返しが出来るよう、主体性を持って練習を重ねていきます。これからもご声援をよろしくお願いします。