副将に決まった時の心境を教えて下さい。

 今までもスクラムの練習を考えたりはしていましたが、改めて副将という役職に就き、より積極的に指導する身としての責任感をとても感じました。しかしプレッシャーよりも、ずっと携わってきた立教ラグビーに、副将として関わることが出来るという楽しみの方が強かったです。自分の考えやアドバイスをどう伝えたらみんなに伝わって、みんなが出来るようになるのかということを考えることが、自分にとっていい経験だと思うし、やりがいを感じます。コーチたちが決めた練習をひたすらこなしていた高校時代とは異なり、立教大学ラグビー部は主体性や自ら考えて行動するといった特長を持ちます。だからこそ選手同士で自分達が今どのような練習をすべきなのか、どうすれば強くなるのかということを考えることが重要であり、その中のリーダーとしてみんなの見本になるように背中で魅せていきたいです。

今年度の立教大学ラグビー部をどのようなチームにしていきたいですか。

 今年は当たり前のことを当たり前に出来るチームにしたいです。福田監督が就任してからずっと仰っている「健全で賢明なチーム」は、挨拶や部室等の整理整頓が当たり前に出来るチームだと思うので、プレーだけではなく、普段の過ごし方から健全なチームでありたいと思います。グラウンド外でそのような意識が出来ていると、練習でも自然とミスの後のアクションや、ジョグ移動に繋がってくると思うし、そのような声掛けも増えてくると思うので、変えられるところは意識して変えていきたいです。また、立教大学ラグビー部の上下関係がある中でも学年を超えてコミュニケーションが取りやすいという点はとても良いところであると思っていて、引き継いでいきたいです。ただ単に上級生が下級生に言うだけではなく、下級生からも僕らに意見を言ってくれるのは嬉しいし、新たな視点に気づかせてくれます。今年はより各々がチーム内でコミュニティを広げて、選手間だけでなくスタッフと選手もコミュニケーションを取りやすいチームにしていきたいです。選手が直接コーチ達にどうすればもっと強くなれるのかという指導を貪欲に求めるようになれば、より良いチームになると思います。プレー面においては、今年のチームはスタンダードを下のレベルに合わせず、チームの中の高いレベルに合わせて強化していく方針で進めていきます。なので、決められたスタンダードに対して足りない部分がある人は、トレーニングを積み重ねることで補ってほしいと思っています。自分も全力でサポートしながら、チーム全体でボトムアップを図り、立教のスタンダードを上げていきたいです。特にFWのセットプレーに関して、今年はスクラムのリーダーをさんちゅ(山中奎吾・4年)が、ラインアウトのリーダーを健二郎(玉川健二郎・3年)が務めるので、毎回の練習でクオリティー高く出来るように連携を取りながら、下級生を巻き込んで一緒にレベルアップしていくことが、自分の役割であると思います。  

これまでの3年間で成長出来たと思うことを教えて下さい。

 大学1年生の時に自分の胸の厚みはスクラムでの武器になると知り、3年間じっくり強化して来ました。また、大学ラグビーのコンタクトレベルの強さに高校ラグビーとの違いを感じましたが、試合経験を重ねることによりコンタクトが強くなったように思います。高校では他の人とあまり差のない練習を行っていましたが、自分の強みを教えていただいて、体格を活かしたプレースタイルを重点的に伸ばせる練習に取り組めています。2,3年生になると、西田さん(西田創ヘッドコーチ)が試合でのタックル成功率などをより明確に数値化をしてくれているおかげで、苦手な部分をしっかり潰していくことが出来ました。リーダーになってからは、人に言われてやるのではなく自分で練習を考えることによって、経験値が上がりより成長できていると感じています。

大学生活最後の1年間をどのように過ごしたいですか。

 後悔したくないので、一つ一つの時間を無駄にしたくないです。試合の終盤やきつい時間帯は普段の癖が出てくるので、私生活からしっかり悔いのないように生活していきたいと思います。上手くいかないことは全体練習後に自分の納得いくまで取り組むなど個人練習も怠らずにやっていきたいです。これまで支えてくれた色々な人たちへの感謝の気持ちを、自分を含めた立教大学ラグビー部が強くなるという形で恩返しがしたいと思っています。 

  •  

期待している後輩について教えて下さい。

 同じPRである宮(宮諒・3年)、金丸(金丸倫己・2年)、瑛也(古川瑛也・2年)に期待しています。宮は身長もあるし体重も重いので、努力次第で僕より良いスクラムが組めると思うし、金丸はFLと同じくらいの運動量をこれからどんどん発揮して欲しいです。瑛也は真面目で負けず嫌いなところがあり、自分に挑んできたりする向上心も持っています。3人に共通して言えるのが、もっとラグビーにかける時間を増やしたら、意識も変わり、いいプレーヤーになると思います。あとは、相良(相良隆太・2年)です。相良はタックルがすごく良くて、ウエイトも練習もすごくまじめにとり組んでいるので、体格も良くなってきました。昨年度チームの中で一番成長した選手だと思っていて、今年の活躍にもとても期待しています。FW全体としては、今はリーダーのさんちゅや健二郎が言ったことをみんな素直に受け止めて行動に移していて、すごくいいクオリティーで練習出来ています。今後は決めたスタンダードが物足りず、もっと上のレベルを求めてくるくらい貪欲になってほしいと思います。学年の区別なくハドルで良い発言やリーダーが気づかないようなことを言ってくれるので、それをもっと自分からチーム全体に発信出来るようになって欲しいです。後輩がリーダー陣にも指摘してくれるチームになると、どんどん上にレベルアップ出来ると思います。

昇格に向けての想いを聞かせて下さい。

 自分が入部した時、立教はAグループに所属していました。しかし、今まで昇格という目標を達成出来たことが無く、自分たちの学年がAグループを経験した最後の学年になってはならないと思っています。これまで達成することが出来なかった昇格に対してのすべての責任を今年は僕たちが負うつもりで、スローガンも“WE WILL”、「やるしかない、やらなくちゃいけない」という想いを込めました。今までのトレーニングでは足りないと分かったので、今年1年は自分たちが1年生の時に経験したことを伝えて、激しい練習の中で昇格という目標や上のチームに対しての意識を持たせるようにしていきたいと思います。自分たちはAグループに揉まれながら戦っているチームに勝たなければいけないので、相当険しい道にはなると思うけれど、そこは打ち破っていきたいと思っています。去年も一昨年も僅差で負けてしまったのは、強いチームと戦っていた相手のスタンダードの方が立教のスタンダードよりも高かったからではないかと思います。気持ちが切れそうになる時間帯に、プレーの質が落ちたり一つ一つのプレーが雑になったりといった細かいミスがあったと思うので、今年はBグループでは相手を圧倒するぐらいの気持ちで戦っていきます。定期戦など強い相手とも試合をする機会があるので、その相手にいかにチャレンジし、ミスなくやっていけるかがカギになってくると思います。

HPをご覧の皆さんに一言お願いします。

 日頃から熱い声援や支援をしていただき、部員一同何不自由無くラグビーに専念できる環境に感謝しています。2年間Aグループへの昇格を果たせていないのにも関わらず、立教大学ラグビー部を応援して頂き、本当に大切な存在だと感じておりますので、感謝の気持ちを忘れずに練習を重ね、今年は絶対に昇格します。本年度は副将として背中でチームを引っ張って、時には厳しく、自分にもストイックにラグビーに取り組んでいきます。そして来年は後輩たちに思いっきりAグループの舞台でプレーさせてあげたいと思いますので、今年も熱い声援を宜しくお願い致します。