ロッカールーム   坂本 正貴

「“Strike”できる熱いチームにしたい
。」


新シーズンが始まって2カ月が経ちましたね。

 今年は、去年チーム全員が頑張って整えた、一段階上の対抗戦Aグループという舞台に立つことができたので、本当に必死にやっていくしかないなと思っています。自分自身覚悟はできているし、自分は今年でラグビーを始めて10年目で、本当に最後の一年なので何事も全力でやっていこうと思っています。



今年はメンタル班の班長になりましたね。メンタル班はどのような活動をしていますか?

 
  立教ラグビー部では心技体のバランスのとれたチームにするため、技術・体づくりだけでなく心(メンタル)の部分の強化にも力を入れて取り組んでいます。そして、部員のメンタルづくりをサポートする班としてメンタル班があります。 
 
  活動としては、今年はメンタル日誌(部員が各々、今日できたこと、できなかったこと、明日の目標等を毎日書く日誌)を一番大切なものとして取り組んでいるので、それをしっかりとベースにしてもらうように呼びかけています。毎日のアプローチとしては、練習前のメンタルトレーニングもしています。石津さん(:石津貴代メンタルトレーナー)にチームの状況を伝えてメンタル講習会の行っていただき、チームの力になるようにしています。メンタル班の役割は、チームと石津さんの間のつなぎ役、パイプラインです。


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特に、班長としてはどうですか?

 班長として、班の目標を決めたり部員全体のミーティングで話すために準備したり、石津さんにも失礼のないように、などと考えると責任は大きいなと思っています。班長である以上、自分はメンタルで妥協してはいけないと思うし、メンタルが強くなければいけないと思います。その面では、石津さんというバックアップしてくれる人がいるのは、班長としても心強いですね。
立教ラグビー部は皆がメンタルの大切さをよく理解していて、メンタルに対する意識が高いチームだなと思っています。だから、メンタル班の活動環境は自分たち班員が整えたというよりも、部員の皆がやりやすい環境を作ってくれているというのをすごく感じています。自分たちが何を要求してもしっかり返ってくるのでやりがいがあるし、たぶん石津さんもそう感じていらっしゃると思います。そして、今年から対抗戦Aグループで戦っていくということで、メンタルは今年のチームにとって大切なものになってくるかなと。まずしっかりとメンタル班の自分たちが、チームに必要なものを臨機応変に提供して、チームもそれに応えるという関係で頑張っていけば、とてもいいチームになると思います。

今のチームの雰囲気はどうですか?

 今は体作りなど基本的なことが中心で、大学選手権に行くにはまだまだこれからかなと自分では思っています。これからどんどん試合が始まって目標が見えてくればもっとみんな頑張れると思うので、試合が始まるのが楽しみです。
また、部員全員が班に所属していて、皆がひとつになって環境を整えようとしている中で練習できているのはすごくいいと思います。

昨年はどんな一年でしたか?

 チームとしては最高の目標を達成したのでそれはすごくよかったです。
自分はジュニア(ジュニア選手権)に出ることが多かったのですが、Aチームの対抗戦の相手よりBチームのジュニアの相手のほうが実際は強いと感じていました。その中で自分の力を発揮できていたと思うし、自分のプレーが通用していたと思っています。でもAチームに行くとそれが通用しなくて。それは気持ちの面が大きかったと思います。
そこで徹底的に自分の自信のあるプレーをこだわってやっていったら、だんだん自分の拠り所というか、自分の軸となる部分が見えてきたんです。そうしたら最後には学習院戦ではリザーブ、その後の入れ替え戦ではレギュラーでフル出場できて、その舞台に立てたということは自分でも誇りに思うし、今年頑張る糧になりました。
どうしてこんなふうに実力が上がったのかなと考えると、上には道弘さん(:小林道弘・H20卒業)がいて、競い相手として太田(:太田恭輔・4年)や広石(:広石智大・4年)など、レベルの高い人がたくさんいる中で切磋琢磨できたからだと思います。去年見えた自分の軸を崩さないで、さらにもっと色々なことができるようになれば対抗戦Aグループでも通用するCTBになれるのかなと思って楽しみにしています。


最高学年になって変わったことはありますか?

スケジュールなどを下の学年に聞かれることが多くなりました。技術面は聞いてくれないですけど(笑)。本当に、チームがどうなるか、良くなるのも悪くなるのも自分たち4年生次第だなと責任を感じています。どんな相手が来ても最高学年である自分たちは勝てると思っていなきゃいけないと思いますし。でも最高学年としてのプレッシャーは、今は感じていません。試合が始まれば感じるようになると思いますが。


ラグビーを始めたきっかけを教えてください。

 最初は、父親がアメフトをやっていたのでその影響で小学生の頃からアメフトをやりたいと思っていました。
でも中学(静岡聖光学院中学校)に入ったらアメフト部がなくて、じゃあ似ているのにしようと思ってラグビー部に入りました。でも、高校(静岡聖光学院高校)に上がるときは、高校ではやっぱり野球だろうと思って(笑)。高校野球、甲子園というのがかっこよくて。それで父親に高校では野球部に入ろうと思うと話したら、「一度自分で始めたことは簡単にやめるな」と言われました。この言葉は大きかったです。この言葉でやっぱりラグビーを続けようと思いました。

  高校のラグビー部はまた中学と全然違いました。新しいコーチが来て、その人にすごく影響を受けて、視野が広がりました。筋トレでもスキルでもレベルの高いことを教えてもらえたので、ラグビーが楽しかったですね。高校時代は国体に出られたり、その関係でオーストラリア遠征にも行ったりして色々なラグビーの世界に触れることができました。
そして大学は、これも父親の影響なのですが、立教に行きたいとずっと思っていました。1年間浪人をしてしまったのですが、その間も立教を目指しているというか、立教ラグビー部を目指しているという感じだったので、夏までは予備校に行った後にジムに行って体を鍛えていましたね。



同じポジションの選手についてどう思っていますか?

 自分に一番影響を与えているのは同期の太田です。1年生の時からずっとどちらかしか試合に出られなかったので。でも去年ジュニアで一緒に戦ったときはすごく自分と合っていると思ったし、一緒にプレーしていて楽しかったです。自分に足りないものをたくさん持っているから、お互いに高め合うことができるしすごく尊敬している選手です。

  耕平(:石原耕平・3年)はとにかく体を大きくしなきゃいけないので今は飯をたくさん食べさせています。耕平は本当に真面目なので、これからもっと伸びていく選手だと思います。あとはもっと試合に出て、チームの中で存在感を見せていけたらいいと思います。

 また、1年生にも負けないように頑張らないと、と思っています。その意味では4年生としてもCTBとしても頑張らなければいけない年です。


同期の仲間については?

 同期とは、オフの間に今年のチーム作りのことをたくさん話し合ったのですが、論理的に考えられる人が多くて、皆頭がいいなと思っています。とても頼りがいがあるし、信頼しています。いい意味で監視し合っているというか、お互い色々な部分を指摘し合える関係が築けているかなと思います。自分が負けそうになったら頑張れと言ってくれるし、間違っていたらそう指摘してくれる。言いたいことは言ってくれる、コミュニケーションがしっかりとれる学年だと思います。

これから立教ラグビー部をどのようなチームにしていきたいですか?

  メンタル班だからかもしれないけれど、気持ちの熱いチームにしていきたいです。どんな相手にも本気で勝負して、今年のスローガンにあるように“Strike”して感動を与えられるチームにしたいです。毎回何かしら印象に残るゲームをしたいし、チームの皆も今年一年を熱いものとして記憶に残していけたらいいです。“Strike”できる熱いチームにしたい。
そのチームの中で、自分は中心になって上に立ってやるというのは苦手なので、後輩などが話しやすいというキャラクターを活かして1年生から3年生がどんなこと思っているのかということをちゃんと4年生に伝えられて、4年生としてもしっかり受け止めていきたいです。チームの潤滑油のような存在、チームが良い方向に行くように縁の下の力持ちになりたい。“こいつがいなきゃだめなんだ”、というような。

今シーズンの目標を教えてください。

 まず、大学選手権出場するというのが大きな目標なので、それを実現したいです。今年、自分は“律”という一字を目標にしています。いくら疲れていても、目立つ選手になるためにアフターを欠かさないとか、自分が挫けそうなときはしっかりと自分を律して、苦しみや高い壁を乗り越えられるような年にしたいですね。自分に負けず、自分の色を出せる年に。それから本当にラグビー人生最後の年だから、熱い思い出をたくさん作りたいです。そのためにはしっかり自覚を持たなければいけないし、ラグビーに対して熱くならないといけない。中学生の頃から今までラグビーを一生懸命やってきたわけですし、最後の一年は今まで以上に熱くいきます。

最後に、ホームページをご覧の皆様へひとことお願いします。

今年は4年生として、チームや班、自分の弱い気持ちも引っ張っていきたいし、チームも自分も強くならなくてはいけないと思っています。そのためには皆様の支えが大きな力になります。これから一年、メンバー表に自分の名前が載っていたら、頑張っているなと心の中で応援してくれれば本当にありがたいと思っています。試合を見に来てくだされば、立教ラグビー部としてもすごく幸せなことなので、これからも応援よろしくお願いします。