ロッカールーム   戸谷 佐千夫

「みんながいてくれたから
今までやってこれた。最後は熊谷で笑おう。」


対抗戦が始まり上智大学戦、明治学院大学戦と二試合を終えましたが?


 
やっぱりもっとミスの少ない試合になると良かったなと思います。一応点数は81−0とか、50−9とかではあるけどもっと離せていたし。

これからシーズンが深まっていくにつれて厳しい試合も増えてくるし、そういうミスとかセットプレーの精度を意識して高めていく必要があります。
個人としては、No8というのはFWを引っ張っていかなくてはいけないポジションであり、もっとFWに指示を出さなくてはいけないなと思いました。

試合ではファーストタックル、一人目のタックルで倒れないっていうのをずっと意識していてようやくそれができるようになりました。倒れる時もあるけど、だんだん出来てきたかなと思います。


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今年、対抗戦Bグループで実際に試合をしてみてどうですか?去年までとは違って感じられる部分がたくさんあると思いますが。

 そうですね。ホームで、この富士見グランドでやる分違った感覚はあります。競技場とは違い、みんながすごく近くで試合を観てくれる、観客の方とかチームメイトとか。そういうのはやる気に繋がるなと感じます。近くで観られているとその分緊張感も出ますし責任感も出る、それは競技場では味わえない、締まった感じ。
でもやっぱり正直な気持ち、競技場で試合をやりたかったっていうのはありますね。

では、今年からジュニア選手権にも出場が決まりました。Bチームの試合はどうでしょう?

 去年まではシーズンに入ってしまうとBチームの試合が半年で二試合ぐらいしか無くて、それを考えるとしっかり緊張感を持っていける試合が何試合もあるというのはすごくいいことだと思います。それがBチームのモチベーションにもなるし、Aチームに上がるためのステップアップにもなる。
それにBチームがジュニア選手権でいいプレーを見せてくれるとAチームはちょっと不安になったりするし、いい刺激になります。


試合を観て良かった選手、期待が持てる選手はいましたか?

 正輝(安部正輝・2年)ですね。正輝に一番期待しています。これからの立教のFW、立教のチーム全体をまとめていくのはやっぱり正輝だと思うので。
あとは藤川(藤川聡・3年)。あいつには頑張って欲しいと思っています。あいつも去年は辛かった部分もあると思うけど、毎日努力していて練習しているのは皆見ているので、そういう選手が試合に出て活躍しているとこっちもすごく励みになります。



では同じポジションを競う三列の選手達についてはどうですか?

安武(安武祐太・4年)は心から信頼できるプレーヤー。辛いときでも声を出して引っ張っていってくれます。
茂野(茂野達郎・4年)も体を張って引っ張ってくれる、一年の頃から尊敬していたプレーヤーです。茂野には同じプレーをしていても負けたくないな、というのがあります。茂野にできることが自分にできないとちょっと悔しい、という感じ。
三根(三根大介・3年)は学年が下と感じさせないくらい存在感がありまくりで。こいつには勝てないな、すごいな、と思ってしまうプレーヤーです。

正輝のことはすごく尊敬していて、見ていて勉強になる反面、一番のライバルだと思っています。正輝には僕が卒業してもずっと8番を渡さずレギュラーでいてほしい。
関戸(関戸英資・2年)は狂っているくらいすごい。あいつの負けん気は三列のうち誰にも引けをとらないと思います。
藤田(藤田将大・2年)は今までの三列にはいないタイプのプレーヤーだなと思っていて、コンタクトとかもしっかりしているしどんどんこれからAチームに絡んでいける選手です。
守本(守本公保・1年)は普段はちゃらんぽらんに見えるけどプレーはすごいしタックルも強い。どのポジションでもいいからあいつらしいプレーをしていって欲しいと思っています。
久保(久保裕二・1年)は三列の中では正直もっともっと頑張って欲しい。頑張ればAチームにも絡んでいける実力を持った素材だと思うから、もっと努力していって欲しいなと思ってます。
鉄平(麻田鉄平・1年)も最近FLをやることがあるけど、思い切りがあってタックルも低いし、三列に向いていると思います。頑張って欲しいです。



では、今年は立教ラグビー部として最後の年となりましたね。今までのラグビー人生を振り返ってみて、どうですか?

初めてラグビーに出会ったのは小学4年生の時です。(長野県の)高森ラグビースクールに入っていた友達に誘われて、そこで中学までやっていました。その時全国少年交流大会というのに出場してもっとラグビーやりたくなって、高校も大学へ進学できてラグビー部がある飯田高校を選びました。
高校時代には一応国体に出ることができて、そこで他の県の強いチームの試合を観て自分ももっとラグビーをやりたい、どれくらい自分にできるのかやってみたいと思いました。
あと高校三年の春の大会は自分のラグビー人生の中で一番印象に残っています。その時の相手が岡谷工業高校という、県で一番強くて何年間も一敗もしたことのないようなチームで、その相手に後半ラスト3分くらいまで勝てていたのに最後に逆転されて負けてしまった。その時の岡谷工業には今の明治大学のCTBや中央の主将などがいてとても強かった。その時の、もうちょっとで勝てたのにというすごく悔しい試合がきっかけで、大学でもラグビーをやりたいと思いました。
ちょうどその時にラグビーマガジンで特集されていた立教というチームを知って、このチームなら自分の力を試せるかな、と思って立教大学に興味を持ちました。もし立教でなければラグビーをやってはいなかったかな、とも思いますね。
実は早稲田でラグビーできたらいいなとか、筑波や法政などはどうなんだろうと考えたこともありました。筑波は僕の高校の先輩が主将をやっていて身近に感じていましたし。でも自分のレベルのことを考えて、そんなにトップの大学じゃ通用しないだろうと思ったし、やっぱりやるからには自分がレギュラーになれて試合に出て、強いチームにチャレンジしていけるところがよくて。そういう理由もあって立教を選びました。

ポジションは小学校時代はCTB、中学時代はCTBとLO、高校のときはずっとCTBで、高校三年の時チームの事情でNo8に移りました。本当はCTBの方が好きだったんですけど、今はNo8で楽しいなと思います。



立教に入って入部したばかりのころは、(1年では)絶対に試合に出られないのかなと思っていましたが、秋の対抗戦開幕戦の早稲田戦でスタメンに選ばれて。その時は吐くくらいまでに緊張したのを覚えています。実際その年に入替戦を含めて三試合か4試合出場して、自分の無力さを痛感させられました。その後、2年と3年の頃は先輩もいたし本当のびのびとやらせてもらっていたんですけど、秋の大事な時期に二年続けて肘を脱臼してしまって、チームにも迷惑をかけてしまい、振り返ってみるとその怪我が一番大きいです。でもその怪我があったおかげで物事をポジティブに考えられたり、試合に出られない分ビデオを観てラグビーの勉強を色々できたというのもあるし、そういう怪我の時期も含めて大切な3年間だったなと思います。

立教ラグビー部は本当に自分のラグビー人生の中で出会ってよかったと思うものです。今はBグループでいろいろ辛い経験もしてきたけど、やっぱり立教でラグビーやれたっていうのは素直に良かったと思えます。

4年生になってからは、コンディショニング班のリーダーを務めていますね。

 コンディショニング班の活動は栄養の知識を部全体に教えたり、怪我人のリハビリなどをトレーナーに担当してもらっています。怪我をして欲しくないのはもちろんだけど怪我してしまったらコンディショニング班を信じて腐らずにリハビリをやっていこうと言いたいですね。
あとは栄養管理も、立教は寮制じゃないからそういった絶対管理というのはできなくて、例えば実家暮らしの部員がいたり一人暮らしの部員がいたりで部員の栄養について本当はもっと管理したいけどできない、それにそんなに強制していいのかなっていう葛藤もありました。
環境的にはだいぶ立教は恵まれてきましたが、グランドが八時に閉まってしまうことなどでダウンの時間がしっかりとれなかったり、そういうのが怪我人の増加に繋がっているのかなと悩んだ時期もありました。でも、コンディショニング班は他の班とは違ってリーダーが3人いて、みんなで協力してやってこられたかなというのはあります。マネージャーには、申し訳ないくらい怪我人のことをほとんど任せてしまっているけど、本当頼りになるし、信頼しています。

 

一緒に4年間を共にしてきた同期の部員にメッセージをお願いします。

  この学年じゃなきゃ4年間ラグビー続けてこられたのかなと思います。みんなラグビー好きだし、本当にいい仲間。最高の学年です。色々怒ったり泣いたりしてきたし、4年のプレッシャーに負けて腐りそうになったり辛いこともあったけど、同期のみんなが支えてくれたからこそ今までやってこれた。最後はみんなで入替戦の日に熊谷で笑おう。



では最後に、入替戦にむけての意気込みをお願いします。

 入替戦は本当に勝つだけなので、その目標のために一日一日を全力でやらなきゃいけない。自分達4年はあと2ヶ月だけど、みんなにも一日一日を全力でやっていこう、辛いと思うけどその中でもラグビーを楽しんでやっていこうって伝えたいです。