11月26日(日) 対 日本体育大学@熊谷ラグビー場14:00KO
青学戦、筑波戦と悔しい敗戦の続いた立教。
最後のターゲット・日体大との戦いで再び立ち上がった戦士たちが、熊谷を濃紺に染めた。
先週から更に PR 原隆博、 FL 茂野達郎、 WTB 大熊政寛を欠いた立教は満身創痍。
控えメンバーには緒方、吉松、安部、吉田の一年生が名を連ねる。
しかし濃紺の心はベンチでもスタンドでも同じ。皆一つになって燃えていた。
前半開始早々自陣でのペナルティから PG を狙われ先制点を許すが、ここでリズムが崩れない。ボールを奪われては立ち上がり、タックルでペナルティを誘う。長い間、攻められては攻め返す時間帯が続いた。
32分に SO 荒牧哲郎が PG を狙うが、ボールは大きくポストを外れて得点にならず。
しかしその後、沈黙を破ったのは立教だった。35分、 WTB 新谷哲平が相手をタックルでタッチに押し出すとラインアウトから左オープンに展開。日体大のタックルはペナルティに。再び敵陣内ラインアウトからモールを形成すると押し込んで最後は HO 奥富雄一がトライを決めた。久々のトライに沸き上がる選手たち、スタンドの観客。荒牧のキックも決まり7−3。前半リードで試合を折り返した。
後半は日体大のキックオフ。そのまま日体大がキャッチすると左へ右へ展開しながら攻め込む。 FB 金澤圭一がボールを奪うがタッチに。ラインアウトで立教がボールを奪うと再びボールアウト。ラインアウトからの日体大の攻めをタックルでターンオーバーし凌ぎきると立教ボールのスクラムでペナルティ…一進一退の攻防は後半も続く。
11分には日体大の FL が危険なプレーでシンビンに。
主将・高須健が全員を集め、大声で鼓舞する。
しかし後半14分に日体大がスクラムから右へ展開すると、 WTB がディフェンスを突破し右のライン際を走りぬけた。15分、日体大1本目のトライ。キックも決まって7−10と逆転されてしまう。19分には再び PG を決められ7−13。
だが、今日の立教は最後まで諦めない。
25分、 FB 金澤が PK を日体大ゴールラインのわずか5メートル付近へ出すと、マイボールラインアウトを LO 矢島彬がしっかりキャッチ。モールを押し込んで2本目のトライ…かと思われたが、ここはペナルティでチャンスを逃す。6点なら 1 つのトライで逆転できる。今季一勝をもぎ取ることだけを見つめて、濃紺のジャージは走り続けた。
後半40分、立教のペナルティから日体大ボールのラインアウト。モールから相手18番が右に飛び出しトライ。スコアを7−20と突き放す。44分にも PG を狙われるがこれはわずかにポールをそれる。
迎えたノーサイド。7−20のスコア。
勝ちを得ることはできなかったが、90分間を必死に戦い抜いた選手たちには惜しみない拍手が送られた。
対抗戦もあとは慶應との一戦を残すのみ。
その後は成蹊との入替戦だ。
慶應も成蹊も「魂」の込もった素晴らしいチームだが、立教は屈しない。
気持ちを切らさず、濃紺のカラーを見せ付ける――。
【悔しさを残すも DF には合格点。試合を振り返る横溝コーチ】
今日は玉出しで停滞する場面があった。そこは反省・修正しなければならない。ディフェンスは頑張っていたね。
【課題だった精神面をクリアし、次へ意欲を燃やす高須主将】
前半は思ったより敵陣にいる時間が長かった。ディフェンスもできたが、ただ点がとれない。後半の立ち上がりは、個人的にはキックオフをとられたのが大きかったかなと思っている。結果的に相手のミスにも助けられてチャラになったけど、先制パンチを打ったのがむこうだった。今日はアップからいつもよりきつくして精神面の課題をクリアしようとした。それに加えて試合内容が良かったから、気持ちが乗ったゲームにできたと思う。技術は、やはり個人の判断などトータルで日体大より力が低かった。来週は慶應が相手だが、特別なことよりも意地の張り合いで負けないことが大事。
(文章:麻田 江里子)
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