6月16日(土) 関東学院大学戦 @関東学院大・釜利谷G

 6月16日、釜利谷グラウンド。この日は気温31度の日差しの下での試合となった。

相手は関東学院大Bチーム。とはいえ昨年度、大学日本一になった大学だ。この日のテーマは「コミュニケーション」。ディフェンス時のコミュニケーション不足という前の試合の反省点を生かしたいところである。

関東のキックオフから試合は始まった。

この試合で初先発したSO吉田直人(1年)。彼が試合をコントロールする。得意のキックを相手ディフェンスの裏へ積極的に蹴り込んでいく。立教のオフェンス、ディフェンス共に前がかりになりペースを掴む。

前半12分のトライはSO吉田直人のキックがきっかけだ。敵陣22mライン付近に深く蹴り込むと、ボールを追いかけていたWTB吉田勝博(2年)がすかさず相手にタックル。それを素早く展開し、ボールを受け取ったCTB小林道弘(4年)が抜けてゴール右に先制トライを奪う。ゴールも決まって7−0とした。

一方、関東学院はペナルティからの攻撃で立教ゴールに迫る。
17分、立教が自陣22m内でペナルティを犯すと関東がクイックスタート。その後の密集サイドを相手SHに抜かれトライを許した。

21分には自陣5mの関東学院スクラムでこぼれ出たボールを関東学院No.8が反応し、不意をつかれた立教はゴール右に逆転トライを奪われてしまう。

だがこの日の立教は課題としている自陣ゴール前でのスクラムやラインアウトからのモールで、ディフェンスが粘りを見せる。
この試合はこういった場面で押し込まれることはなく、トライを許すことは無かった。

その後、関東学院WTBに1トライを奪われたものの、SO吉田直人のキックでピンチを脱し、7−15で前半を終えた。

後半、関東学院は大幅にメンバーを入れ替える。
5分にゴール前での関東学院ラインアウト。左に展開した関東学院のWTBにステップを切られてゴール中央にトライを許す。

だが立教も反撃。

13分にハーフライン付近のラックサイドの連続攻撃からCTB小林がラインブレイク。最後は相手FBと1対1になったが、これも振り切って独走。ゴール中央にトライを決めた。

暑さのためか疲れの見え始めた立教。23分、25分に連続でトライを奪われてしまう。

だが気持ちを切らさない。立教は粘りを見せる。

35分。ゴールまで10mといった辺りでの立教ラインアウト。投げ入れたボールはこぼれたかに見えた。そこでボールを拾った途中出場のHO海老原一之(3年)が抜け出し、そのままゴールラインに飛び込みトライ。

38分にはペナルティからCTB小林がクイックスタート。PR緒方公俊(2年)がサイドをついてすぐに展開。FB金澤圭一(4年)がディフェンスのギャップを突いてライン突破。サポートにきていたWTB市川謙(2年)がパスを受け取りトライを決めた。

終了間際にトライを許したものの、立教は最後まで粘りを見せ24−39でノーサイドとなった。

試合後、加藤コーチは「まだまだだが、成長はしてきている」と語った。「期待の選手は?」という質問に「全員です」と言い切る。次戦の青学大戦は「仮想・入れ替え戦」と位置づけ、あくまで勝ちにこだわるつもりだ。

春のオープン戦の集大成となるこの試合で、昨季味わった悔しさを晴らす。

 

【加藤フルタイムコーチのコメント】
 練習でターンオーバーからのカウンター、ブレイクダウンから前に出ることやってきた。取られてはいけないところで取られた。(今季のチームは)タックルからの逆襲、ブレイクダウン、接点でしっかり相手を止めることに重点を置いている。まだまだだが成長はしてきている。(期待の選手は)全員です。(青学戦は)「仮想・入れ替え戦」のつもりで臨む。勝ちにこだわりたい。スクラムなど、1対1で負けないこと。

【安武祐太主将のコメント】
 今日のテーマはコミュニケーション。前の試合でディフェンスのコミュニケーション不足で抜かれていた。目標は出来ていた。ピンチ、チャンスの時の意識の切り替えを早くしたい。今日はディフェンスの戻りが遅かったりした。前に出ようという意識やモールディフェンスは改善された。スクラムも押せた。(青学戦は)一人ひとりがやろうとしていることをきっちり80分間やる。練習も100%でやる。試合で普段通りやることが一番難しい。きちんとやりたい。あとは気持ちです。


(文章:立教スポーツ 清水昂)