9月9日(日) 対抗戦・上智大学戦 @立教・富士見G

 9月9日、立教・富士見グランドで対抗戦Bグループの初戦となる上智大戦が行われた。台風一過の青空が広がり、やや強めの風が吹く。前半、立教は風上となった。

上智のキックオフで試合は始まった。初戦ゆえの緊張からか、開始直後はハンドリングミスをするなどプレーに少し硬さが見える。 だが前半6分にさっそく試合は動く。立教はセンターライン付近での相手スクラムをターンオーバーしゲインすると、すばやく左に展開。ボールを受けたCTB太田恭輔(3年、立教新座)が先制トライを奪う。そして、SH美濃田樹(2年、尾道)がしっかりとゴールを決めて7−0。すぐ後の8分には、立教スクラムから展開しWTB新谷哲平(4年、県立浦和)がボールを前に運ぶと、そこから右方向へボールをつなぎ、外で待っていたPR菊間陽介(4年、桐蔭学園)からWTB吉田勝博(2年、桐蔭学園)へボールが渡り、そのままトライを決めた。

このトライから、しばらくはペナルティが多くなりリズムに乗り切れない時間帯となるも、25分に敵陣22mライン手前での相手のオフサイドの反則から、SH美濃田が一瞬の判断でクイックスタート。自らディフェンスを突破し、サポートに走りこんでいたNo.8安部正輝(2年、大分舞鶴)にパス。ゴール中央に飛び込んでトライを決めた。 29分には再びSH美濃田がペナルティからの速攻で一気にゲイン。左に回したボールを持ったCTB広石智大(3年、立教新座)がディフェンスを鋭いカットインでかわし、最後は相手FBを吹き飛ばしてトライを奪った。この試合では特にCTB広石のスピードに乗ったステップ、当たりの強さが光った。31分のWTB新谷のトライ、42分のFL三根大介(3年、國學院久我山)のトライはいずれも広石の突破が起点となったものだった。 そして、立教は6トライ5ゴールの40−0で試合を折り返す。

メンバーを3人交代した後半。2分、敵陣22m内でのラインアウトからモールを形成。FWがぐんぐんと押し込み、最後はLO吉原隼人(2年、芝浦工大柏)が落ち着いてトライ。まず後半開始早々に1本目のトライを奪う。
後半は風下になり、上智はハイパントキックを多用してきたが、立教は焦らずにボールをつなぎトライを量産していく。23分には相手のハイパントをキャッチし、WTB吉田やSO佐々木(4年、松陽)のゲインから継続して左に展開。最後はWTB新谷がゴール左隅に飛び込んだ。27分のFB金澤圭一(4年、茗渓学園)のトライ、33分の途中出場のCTB小林道弘(4年、東農大二)のトライも上智のキック攻撃からのカウンターできっちりと得点を重ねた。
直後の36分のキックオフから左に展開。そしてWTB藤川聡(3年、立教新座)が大きくゲイン。ラックからのクイックボールを素早くさばいて右に展開。外で待っていたPR緒方公俊(2年、立教新座)が駆け抜けてノーホイッスルトライを決めた。39分には敵陣ゴール前での相手スクラムから立教の激しいプレッシャーでこぼれたボールをSH倉橋慶(3年、立教新座)が拾ってトライ。40分にはCTB太田の力強い走りからFL三根がパスを受けゴール中央にトライを決めた。最後はSO佐々木がゴールで締め、スコア81−0で上智を完封しノーサイドとなった。

今夏は合宿でフィットネスなどの体づくりをはじめ、さらに数々の試合をこなし、何度も何度もミーティングを重ねてきた。夏を終えて「チームのカタチが出来てきた」と安武主将は話している。この試合では個々の能力で圧倒もしていたが、個人のプレーだけではなくチーム全体、組織的にトライに結び付けるシーンが多かった。ボールをつないで左右に揺さぶり、最後は“外でトライを取る”という意識がはっきりしていたように思える。加えて試合終盤に差し掛かっても、豊富な運動量で立教は足を止めることはなかった。これも夏にしっかりと走りこんできた成果である。またターンオーバーからの速攻やペナルティへの反応には、チームの成長ぶりがうかがえた。
しかし、立教がこだわる“接点の激しさ”に「まだまだ」と選手は口をそろえている。目指すのはあくまで「入れ替え戦での勝利」。彼らの思いは揺るぎない――。そのために、これからの試合は絶対に負けられないし、これから続いていく試合すべてがチームの完成ための大切なゲームとなっていくのだ。
ついに対抗戦が開幕し、立教は“Revive”への最終段階に入った。


【川崎大監督】 課題が山積み。色んなプレーの精度がまだまだ。入れ替え戦までに接点の激しさをどれだけ武器に出来るか。これから1試合1試合、気が抜けない。

【安武祐太主将】 夏の練習で大ざっぱなチームのカタチが出来てきた。入れ替え戦までに完成させる。勝てたのは良かったが、接点にこだわれてなかった。接点やミスに対する意識をしっかりしたい。

【ゲームキャプテンを務めた金澤圭一副将】 ミスが多くてリズムに乗り切れなかった。接点を相手に合わせてしまい、受けてしまった。接点はまだまだ。1戦1戦、負けたら終わり。圧勝していく。

(文章:立教スポーツ 清水昂)

 

また、この日の試合は、立教大学体育会の会長でバスケットボール部部長である白石典義教授にもお越しいただき、今後とも立教大学の体育会の模範となるような活動を続けてくようにとのお言葉を頂戴しました。




白石典義教授(写真左)