9月23日、立教・富士見グラウンドにて対抗戦Bグループ第2戦の明治学院大戦が行われた。前節の勢いをそのままに相手を圧倒したい試合だ。
同立定期戦で乱れたプレーの精度を修正するため、このゲームのテーマは「ゼロ」。失点もペナルティもミスもゼロにしよう、と目標を定めた。
立教のキックオフで始まった試合は前半2分に敵陣での立教ラインアウトをしっかりキャッチし展開。その後のラックサイドをLO吉松謙仁(2年、東福岡)がすり抜け、ゴールライン目前までゲイン。そしてFWがラッシュを繰り返し、最後は再び吉松がゴールに飛び込み先制トライを奪う。13分には立教スクラムからBKへ展開。CTB小林道弘(4年、東農大二)がクラッシュした後、すぐさまFWがゴールラインまでゲイン。FWがじりじりと攻めて、待ち受けていたCTB広石智大(3年、立教新座)がゴール右隅にトライ。10−0とした。
だが18分に22m付近中央でペナルティを犯すと、明学はPGを選択。これを決められ10−3とされる。
それでも19分には再びトライを奪う。明学にキックをされたあとWTB新谷哲平(4年、県立浦和)がボールをキャッチしカウンター攻撃を仕掛ける。そして素早い球出しから左ライン際をPR緒方公俊(2年、立教新座)が駆け抜けゲイン。そのあと、FL茂野達郎(4年、國學院久我山)がヒットしてできた密集から、SH美濃田樹(2年、尾道)がBKに展開すると見せかけてラックサイドを突破しゴールに飛び込んだ。
自陣に攻め込まれる時間帯もあったが 20 分後の 39 分にはハーフライン付近中央でのディフェンスで立教がターンオーバー。左でパスを受けたCTB小林がチップキック。相手にボールを拾われたが、すぐに圧力をかけた立教が再びターンオーバーに成功する。スペースの空いたところにSH美濃田→CTB広石→WTB吉田勝博(2年、桐蔭学園)にボールが渡りトライを決めた。
前半終了間際の 45 分には 22 m付近中央で明学がPGを選択。これが決まり24−6となり、試合を折り返した。
後半開始後に立教がペナルティを連発し、またしてもPGを与えてしまう。
これを決められ24−9となった後の立教キックオフからボールをゲットし敵陣でボールをキープ。密集からの展開にFB金澤圭一( 4 年、茗渓学園)が相手ディフェンスの穴をステップで突破しトライを決める。 12 分には立教自ら招いた自陣 22 m内での明学スクラムをターンオーバー。そしてWTB新谷がビックゲインし、その後の展開でゴール前まで前進すると、最後はSH美濃田がトライを奪う。続く 13 分にはキックオフ後のモールからSH美濃田がハイパントを上げ、その後の素早いタックルでこぼれたボールをFL茂野がセービングで確保。すぐさま左に展開しCTB小林からWTB新谷にパスが回り、新谷が左ライン際を駆け抜けて左隅にトライを決め43−9とさらに明学を突き放した。
圧巻だったのは28分のトライだ。明学の蹴ったキックがタッチに出ず、 No.8 安部正輝(2年、大分舞鶴)がキャッチ。そしてFB金澤からCTB小林にボールが渡るとスピードに乗った小林が、そのまま数人を振り切ってゴール中央に飛び込んだ。ゴールも決まって50−9となる。
その後は敵陣でプレーする時間が多くゴール前でのスクラムなどの幾度のトライチャンスがあったが、追加点は奪えずに試合はそのまま50−9でノーサイドとなった。
「セットプレーで有利になっていても、コントロールが出来ていなかった」と安武祐太主将(4年、大分舞鶴)は試合後に語った。しかし前回の試合で課題となっていたラインアウトでは安定し、しっかりと修正した。マイボールはもちろんのこと、相手ボールをキャッチする場面も目立った。
そして、「ゼロ」というテーマを上げて臨んだこのゲーム。この点に関して「最初からノックオンが多く、ペナルティも多かった。意識すればなくせること」(安武)と話した。立教がこだわる接点でも「相手を受けてミスが重なった」(茂野)と反省する。
試合には勝っても、選手たちは明るい表情はなかった。だが、それは立教がまだまだ成長できるという証拠でもある。
次戦の一橋大戦で修正し、着実と成長していきたい。
【安武主将のコメント】
今日のテーマは「ゼロ」。失点をせず、ノーミス、ノーペナルティでいこうと決めた。でも最初からノックオンが多く、ペナルティも多かった。意識すればなくせること。戦術以前に意識の問題。セットプレーで有利になってても、コントロールが出来ていなかった。接点での激しさで圧倒できずに自分たちのプレーが出来ていなかった。
【FL茂野達郎】
試合の始めに接点のところで相手を受けてミスが重なった。ラインアウトはディフェンスもマイボールの時も良かった。一戦一戦、成長していって入れ替え戦にいければ。接点の部分の部分で他のチームを圧倒していかないと、Aグループのチームには相手にされない。目を背けずに大きく成長していきたい。(個人的な目標として)立教のFLとして、絶対的なFLになりたい。
【LO吉松謙仁】
明学のタックルが低くて前半は得点は取れなかった。後半の最初にヒット、タックル、ラックのプレッシャーができなかった。接点で受けてしまった。スクラムでは3番が差し込まれた。ミスも多かったし、プレーが軽くなった。基本的なプレーのミスでチャンスを潰した。次の一橋大戦で修正。また一からやり直して、原点に戻る。そうすれば入れ替え戦は勝てると思う。
【CTB小林道弘】
最初からバタバタして、そのまま試合が終わってしまったという感じ。接点をしっかりしていれば。FWはポイントサイドを攻めれてた。もう一つ外のポイントを攻めればもっと良かった。BKに関しては、相手の2線が飛び出してきていたので、ループとかを入れて、良い攻撃が出来た。ペナルティが多い。次の試合からゼロにしてディフェンスもペナルティを減らす。
(文章:立教スポーツ 清水昂)
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