ゴールラインは遠かった―。
10月8日、ジュニア選手権での立教Bチームの挑戦3戦目となる拓殖大学戦。拓殖大学は先日、Bチームが大敗した大東文化大学に接戦した強敵だ。山梨学院戦での勝利の勢いに乗りたいBチーム。しかし後半からプレーの精度は崩れだし、トータルスコアは8−78。ミスがミスを呼び、拓殖大学に計12本のトライを許した。
立教のキックオフから試合は始まった。
幸先は良かった。前半はモールが押せていた。ラインアウトも取れていた。さらに前半開始から2分には12坂本正貴(3年)が拓殖BKのパスをインターセプトしアタックを仕掛けようとする。この試合を通して12坂本のプレーには見ている者は皆驚かされ興奮させられた。
前半5分のビッグゲインもその一つだ。展開されパスを受けた12坂本は拓殖BKの一瞬の隙をついてそのBKラインをすり抜けゴールライン目指しまっすぐに10mを独走した。
スコアが動いたのは前半開始から8分の時だった。自陣10mでの拓殖の左ラインアウトからの展開、HW右地点から拓殖14番にディフェンスをかいくぐられトライを奪われる。必死の猛追も追いつかなかった。
前半20分から25分あたりまではずっと拓殖陣でしかもマイボールからプレーできていた。ノックオンでプレーが切れても攻め続け、ターンオーバーされたとしても自陣には攻め入られまいとディフェンスした。しかしHWからの立教ラインアウトをターンオーバーされ、そのままなんと拓殖7番に独走トライを許してしまった。
そして前半35分、すでに4本のトライを奪われていたその時、敵陣22m地点での拓殖ペナルティ。10山下瑞貴(2年)はゴールを狙う。ペナルティゴール成功により3−26。もう失点はしたくなかったが38分に拓殖7番に中央にトライを奪われた。
己に喝を入れ挑んだ後半、しかし開始0分にして拓殖12番にHWからの独走トライを許してしまう。流れをつかめない。
立教サイドから歓声があがったのは後半開始から8分の時だった。
拓殖陣10mでの立教左ラインアウトで4金勉聖(3年)がキャッチしそのまま8戸谷佐千夫(4年)にパス、8戸谷を止めにかかった拓殖FWに、当たってポイントを作ると思いきやその隙間を一瞬でくぐりぬけ、ついに待望のトライを奪った。立教フィフティーンに笑顔が戻った。
もう一本、もう一本と誰もが勢いづいた。
しかし一度乱れたプレーはなかなか軌道に戻せず、ミスを連発してしまう。 ラインアウトはターンオーバーされ、キック、ハイパントは相手へのサービスキックとなってしまう。スクラムも押される。
後半終了間際にも39分から3本ものトライを与え、ノーサイドの笛が鳴った。見ている誰もがこれ以上失点を重ねないよう、早く終わらせてくれと思願っていた中での笛の音だった。
立教Bチームの挑戦、ジュニア選手権3試合目は拓殖大学に惨敗。
ラインアウト、パス、キック、その他のプレーもトライを奪われるごとにどんどん精度が低くなっていった。練習ではできていたことができなかった。
残る試合はあと二つ。次に挑むは日本大学だ。その日がくる10月20日までにプレーの修正をし、もう一度勝利の笑顔を見せてほしい。
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