11月3日(土) 定期戦・早稲田大学戦  @早大・上井草G

 
さわやかな秋空が広がる11月3日。早大・上井草グラウンドにて早稲田大学との定期戦が行われた。
想いはただ一つ。勝ちにこだわる。

残り一ヵ月に迫った運命の日を見据え、立教は「仮想・入替戦」でこの試合に臨んだ。
キックオフから立教は早稲田に激しいプレッシャーをかける。先日の成城大戦で課題となった試合の立ち上がりで、立教は試合の主導権を握った。

先制トライは立教であった。前半11分、早稲田がタッチに蹴り出そうとしたボールが切れずにNo.8藤田将大(2年、桐蔭学園)がキャッチ。そして広く左右に展開しボールを継続する。耐え切れず早稲田がペナルティを犯すと、CTB広石智大(3年、立教新座)がクイックスタート。インゴール目前までボールを運び、最後はFL茂野達郎(4年、國學院久我山)がインゴールに飛び込み先制トライを上げた。さらにゴール成功で7−0とする。

しかし13分に立教が自陣で犯したペナルティから早稲田がタッチに蹴りだし、自陣ゴール前でのラインアウトとなる。そして、そのラインアウトからモールを形成されると、そこから早稲田FWが抜け出し左隅にトライを許した。
さらに30分には自陣22m内の早稲田スクラムからの展開。BKの一次攻撃で早稲田CTBにDFのスキに走り込まれ、そのままゴール中央に逆転となるトライを献上する。続く36分には再び早稲田のトライ。立教のペナルティがきっかけで早稲田に与えた自陣ゴール前でのラインアウト。なんとか耐えたい立教であったが、サイズで勝る早稲田FWにモールで一気に押し込まれトライを奪われた。

結局、前半のスコアは7−17。随所に良いタックルも見られ、後半での逆転に期待がかかる。

後半に入って、立教は粘りのラグビーを見せる。立教の生命線である鋭いタックルで、早稲田のスピードある展開をしっかりと止め、ゴールラインを割らせない。しかし、ついに守備網が破られる。
22分。立教がノックオンしたボールを拾った早稲田がボールを拾って継続。左から右と左右に広く展開され、スピードに乗った早稲田FBにDFラインを破られ、トライを許した。
さらに36分には、自陣に攻め込まれる展開で立教がペナルティ。与えたくなかった自陣ゴール前でのラインアウトとなる。早稲田がモールを形成し、そのまま前半と同じ形でトライを奪われた。

しかし、突き放されても立教は諦めなかった。主将・FL安武祐太(4年、大分舞鶴)が「気持ちを切らさなかった」と話した通り、立教は反撃する。
インジュアリータイムの42分。早稲田のペナルティから、敵陣ゴール前でのラインアウトという絶好のチャンスを得る。「とにかくFW攻める。もしモールが崩れても、とにかくFWでこだわってボンド(固まる)して足を駆こう、と。BKにも回さないと言った」(安武)。そしてラインアウトをしっかり確保し、モールを形成。「足を駆け!」と一丸となり、最後はSO木暮元就(4年、県立浦和)自らがモールサイドを突きトライを上げた。
さらに直後のキックオフで再開された45分。自陣深くまで攻め込まれたが早稲田がノックオン。HO海老原一之(3年、佐倉)がボールを拾い、いったんポイントを作る。そして、そこからパスを受けたFB金澤圭一(4年、茗渓学園)がステップで突破する。ハーフラインまでゲインし、サポートしていたWTB吉田勝博(2年、桐蔭学園)がボールを受け取り、そのままインゴールまで走り切ってトライを奪った。

結局、ここでノーサイドの笛が鳴り、最終スコア17−29で早稲田には惜しくも及ばなかった。

ペナルティでの多さは課題となったが、「気持ちが切れずに最後に2個トライが取れた。全力で、最後まで足を止めなかったっていうのは収穫」(安武)と、チームの諦めない姿勢を評価した。

残り一ヶ月、最後まで全力で――。チームが見据える決戦まで、運命の瞬間まで、最後まで。立教は全力で走り続ける。

 

【安武祐太主将のコメント】
今日の試合はペナルティ7個以内が目標だった。でも前半で6個、後半で5個の計11個のペナルティをしてしまった。でも気持ちが切れずに最後に2個トライが取れた。全力で、最後まで足を止めなかったっていうのは収穫だった。(残り一ヶ月の課題)まずは軸となる接点を自分たちの理想のレベルに持っていくこと。あとセットプレーは大きな課題。チームの戦術を固めていき、全てのプレーの精度を上げていく。接点をもう一段階上へもっていきたい。今日の試合で自分たちはまだまだなところが見えた。

(文章:立教スポーツ 清水昂)