雨が降りしきる11月11日。富士見グランドにて対抗戦Bグループ第6戦となる武蔵大学との試合が行なわれた。
まずは前半4分。敵陣ゴール前で相手が犯したペナルティで、立教はスクラムを選択。狙い通りに前進し、No.8吉松謙仁(2年、東福岡)が先制トライを決めた。試合を通して、FWが強さを発揮する。
その先制トライ直後のキックオフ。ボールをキャッチしたあとの密集からSH佐々木哲也(4年、松陽)がハイパントを上げる。いったん地面で跳ねたボールをCTB小林道弘(4年、東農大二)が走りながらキャッチし、そのままゲインする。左を走っていたCTB広石智大(3年、立教新座)、そしてWTB藤川聡(3年、立教新座)につながり左中央に飛び込み、すぐさま追加点を奪う。SO木暮元就(4年、県立浦和)がコンバージョンキックを続けて決めて14−0とした。
この時間帯から雨が強くなる。そのため立教はボールが手につかなくなりノックオンが多くなってしまう。そこで立教はSO木暮のキック、FW戦で敵陣に入り込む。
20分、武蔵大のペナルティから木暮がタッチに蹴りだし敵陣22m内に侵入する。立教はラインアウトからモールを形成。そこからBKに展開し、再びFWがラッシュを仕掛ける。サイドを突いていき、最後はLO吉松がインゴールに飛び込んでトライ。また、28分には敵陣ゴール前でのスクラムからそのまま押し込みSH佐々木がトライを追加した。
40分にはBKが左右に展開し、左ライン際でWTB藤川がディフェンスを振り切りトライを決めた。
前半は雨の影響からか攻撃が停滞した時間帯もあったが、相手を自陣にはほとんど入らせず、29−0で試合を折り返した。
後半に入ると次第に雨も弱まる。立ち上がりは依然としてノックオンやスリップで惜しいチャンスを逃していたが、ついに後半最初のトライが生まれた。後半9分、相手をタックルでタッチに出して得た敵陣22m内の立教ラインアウトからモールを作る。そして一気にゴールラインまで押し込みLO吉松がこの日、3本目のトライを決めた。
19分に立教は敵陣ゴール前で再びスクラムを選択。ゴールラインまで迫ったが、ここで武蔵大にターンオーバーされる。そこから武蔵大はキックで陣地回復を狙うもタッチラインに切れず、CTB小林がキャッチ。そのまま小林が勝負をしかけタックルを受けて一度は倒れるが、そのまま起き上がり、インゴールまで走り込んだ。41−0とする。
「今日は終始、声も出ていて気持ちが切れなかった」という主将・FL安武祐太(4年、大分舞鶴)の言葉通り、この後も立教は攻撃の手を緩めない。
24分、敵陣ゴール前での立教ラインアウトを相手に奪われ、相手がキックでタッチラインに切ろうとしたが、これを立教がキャッチ。FB金澤圭一(4年、茗渓学園)にボールが渡り、金澤がステップで前進する。相手に捕まりできたポイントからSH佐々木が素早い球出しでPR緒方公俊(2年、立教新座)へパス。ボールを受けた緒方が相手ディフェンスを振り切ってトライを決めた。
29分、相手ボールをゲットした後のポイントから左オープンへ展開。CTB小林が相手を背負いながら、外で余っていたWTB藤川にボールをつなげトライに結びつけた。
31分にはゴール前でのラックからSO木暮がFL茂野達郎(4年、國學院久我山)にパス。そして茂野から途中出場のSH倉橋慶(3年、立教新座)につながり、細かいパス回しでトライを奪う。40分は相手のペナルティから外に蹴りだして得た敵陣ゴール前のラインアウト。この日、効果的だったモールで一気に押し込み、PR三輪庸介(3年、立教新座)がダメ押しのトライを奪った。
最終スコアは67−0。失点をゼロに抑え、また「ペナルティ7個以内」という目標を達成し、その点に関して安武は「自信を持っていいと思う」と語った。
ただ、反省も出た。川崎監督は「もっとリアクションを早くしないといけない」と話し、安武も「BKとFWの切れ目を抜かれた。練習からしっかりとやらないといけない。次の試合でタックル成功率90%を達成し、セットプレーの安定、そして軸の接点で圧倒したい」。
24日は対抗戦Bグループ最終戦となる学習院大戦。会場は入れ替え戦でも使用される予定の熊谷ラグビー場で行われる。
「チャレンジャーらしく」(川崎監督)その言葉は強く響いた。
【川崎大監督のコメント】
(試合の感想)武蔵大もいい気迫で、締まったゲームが出来た。(反省点は?)もっとリアクションを早くしないといけない。ただセットプレーは安定していたし、反則も少なかったのは良かった。(残された課題)まだまだこれからという感じ。成蹊、学習院も激しい。そのレベルと互角以上にならないといけない。チームとして意図しているものをしっかりやる。我々はBグループなので、チャレンジャーらしく戦いたい。
【安武祐太主将のコメント】
いつもはどうしても気持ちが入っていないということでテーマを「Max」(全力を出し切る)にした。それが達成できた。今日は終始、声も出てて気持ちが切れなかった。先週の早稲田戦でペナルティが11個で達成できなかったペナルティ7個以内という目標を、今日は前半3個、後半3個、合計6個で達成できた。タックル成功率90%という目標も、先週は60%くらいだったのが、70%程度に上がった。そういった点は自信を持っていいと思う。(反省は)自分のブラインドサイドでインサイドブレイクされていた。BKとFWの切れ目を抜かれた。練習からしっかりとやらないといけない。次の試合でタックル成功率90%を達成し、セットプレーの安定、そして軸の接点で圧倒したい。
(文章:立教スポーツ 清水昂)
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