12月8日(土) 対抗戦A/Bグループ入替戦・青山学院大学戦 @熊谷ラグビー場


熊谷の地に立教の部歌が響き渡った――。

前半から立教は激しいプレッシャーで青学大を苦しめる。
自陣に攻め込まれても、鋭いタックルでゴールラインを割らせる気配すら感じさせない。さらにFWが優位に立ち、試合をコントロールした。

前半17分には先制点を上げる。敵陣に深く入り込んだあとのゴール前での立教スクラムからのアタック。これまで封印し続けてきたサインプレーでFL茂野達郎(4年、國學院久我山)が先制トライを決めた。
29分には敵陣ラインアウトからFWがラッシュで前進。素早くブラインドサイドにFB金澤圭一(4年、茗渓学園)→WTB広石智大(3年、立教新座)につながり左隅にトライを奪う。

8分後には敵陣ゴール前ラインアウトからFWがサイドを攻め、最後はPR緒方公俊(2年、立教新座)が飛び込んだ。前半はこの3本のトライを奪い、17−0で試合を折り返した。


後半に入っても立教のペースで試合が進む。後半13分にはBKの素早いパス回しからSO吉田直人(1年、市立稲毛)が抜け出し、そこをサポートしていたキャプテン・FL安武祐太(4年、大分舞鶴)がゴール中央にトライを決めた。

その後、23分と31分に青学大に2トライを奪い返されたものの、相手の意地を立教は気持ちのこもったタックルで止め続けた。



そして、ノーサイドの笛――。立教が1年間でのAグループ復帰を達成したことを告げる。グランドに倒れ込む者、抱き合って喜ぶ者の姿。様々な想いが涙となって溢れ出る。高揚感に包まれたグランドには歓喜の輪ができた。

挫折を経験し、昨シーズンから重い十字架を背負いながら戦い続けた1年間。それを知る立教の選手たちは敗れた青学大への敬意も忘れなかった。


Aグループに復帰したことで、来季は再び「大学選手権出場」を目指すことになる。苦しみを乗り越え、真の立教ラグビーを体現した安武組。重責を果たした安武は「Aでも戦える土台は作れたと思う。期待している」と後輩たちにエールを送った。

この勝利は新たな歴史のスタート。受け継がれていく「百合の誇り」と共に、立教は新たな一歩を踏み出した。

 

【主将・安武祐太のコメント】

(感想は?)

最高です。

(試合前の心境)

勝ちたい、勝たなければいけないというよりは、勝つことは決まっている。そういう気持ちだった。それだけ自分たちはやってきた。それを信じていた。

(試合後)

色んなことを思い出した。それから脱力感、安堵感というものがあった。

(立教ラグビーとは?)

最高のチーム。選手、マネージャー、みんなで戦えるチームは立教だけだと思う。今日の試合はみんなで勝てた。

(来季は)

Aでも戦える土台は作れたと思う。Bチームも成長していることからも分かるように、チームの底辺は確実に上がっている。今の3年生は人間的にもプレーでも成長している。期待している。青学が負けた姿を忘れてはいけない。立教はこれからも強くなれる。

 

【副将・金澤圭一のコメント】

(今日の試合へのモチベーションは?)

勝つことだけを考えた。試合前にコーチから「立教が勝つ事は決まっている」と言われ、それを信じた。

(降格した時の気持ちは?)

終わったな。どうしたらいいのかわからなかった。

(Aグループ復帰へ向け、この一年間頑張った事は?)

常にチーム全体を見た。自分からやるようにした。

(昇格が決まった時の気持ちは?)

立教大学ラグビー部でやってきてよかった。

(副将として一年間やってきてどうだったか?)

最高の仲間に支えられた。一年間やってこれたのは周りのおかげ。

(四年間やってきて?)

最高のチームだった。目標だった大学選手権出場は叶わなかったが、最後に昇格という最高の瞬間があった。

(金澤さんにとってラグビーとは?)

小学生の頃からやってきた。自分にとってかけがえのないものであり、道しるべ。

(後輩へ一言)

自分達よりも強いチームになれるし、なってほしい。