6月28日(土) 明治大学戦 @明治大・八幡山グランド

 6月28日、曇り空の明大八幡山グラウンドにて明治大学とのオープン戦・最終戦が行われた。春シーズンの集大成を示すためにも結果が欲しいゲームである。この日のテーマは「ダブルタックル」。2人で1人の相手を着実に倒す。その意識を持ってゲームに臨んだ。

立教大学B戦
明治のキックオフ。
試合開始と同時に明治に攻め込まれてしまう。前半6分、自陣ゴール前での明治ラインアウトからモールで押し込まれ、あっさりと先制トライを奪われる。続く10分、自陣22m内でのマイボールラインアウトをはじかれ、相手側に転がったボールを拾われ、ステップを切られて突破を許し、ゴール中央にトライを許した。0−14。
さらに15分、自陣22m内での立教スクラムからのアタックでペナルティを犯すと、そこから明治がクイックスタート。ゴール中央に飛び込まれ得点を追加される。0−21。 22分、自陣22m内での明治スクラムから明治No.8がアタック。サポートに来ていた明治選手にタテを走られ、トライを許した。28分には立教が自陣ゴール前でペナルティを犯したところのスキを素早く突かれてトライを献上。0−35。  
何とか耐えたい立教であったがさらに34分、明治の自陣ゴール前でのスクラムからの攻撃でSOに内にステップを切られ、トライを許す。39分にも、明治スクラムからNo.8がゴール前まで前進し、そして素早く展開されゴール右隅にトライを許した。  
前半終わって0−49。サイズで勝る明治に苦しみ、思い通りのプレーはさせてもらえなかった。しかし、立教は強い気持ちで後半に臨んだ。  すると、後半は球際でうまくボールに絡み、ディフェンスが粘りを見せる。オフェンスでもパスが広く回るようになりテンポがよくなる。後半最初のトライは立教が決める。
後半4分、中盤での立教スクラム。そこから右へワイドに展開する。右タッチライン際からすぐさま逆サイドへ再び展開。いったんポイントを作り、余った左のスペースへパスを回し、最後はWTB平盛拓人(1年、尾道)がインゴールを駆け抜けゴール中央にトライを決めた。ゴールも成功し7−49。その後、25分にゴール前でのラインアウトからモールで押し込まれトライされたが、後半許したトライをこの1本のみ。何度かピンチを招いたが、粘りを見せた。
試合はそのまま7−54でノーサイドとなった。前半は一方的な試合となってしまったが、後半のスコアは7−5と、手応えを感じさせる内容となった。


立教大学A戦
立教のキックオフで試合は始まった。
試合開始早々、ゴール前のラインアウトからモールでトライを狙う明治。それに対し、立教は一人目が低く突き刺さるタックルでモールを組ませない。この試合を通して、ゴール前で同じような攻防が繰り広げられる。
まず前半7分にトライを許す。一度ピンチを脱したあと、再び明治のラインアウトでモールを組まれ、明治58番にモールサイドを突破され先制トライを許した。22分にも自陣ゴール前の明治ラインアウトから、粘り強く相手を崩していたが、最後はモールを組まれ一気に押し込まれた。0−10。
主将・WTB広石智大(4年、立教新座)が「ペナルティが多くなってしまった」と試合後に振り返ったように、ペナルティから明治にトライを奪われてしまう。29分、中盤で立教が犯したペナルティから素早くボールを継続されラインが余り、外を走り抜かれた。0−15。さらに前半終了間際にも22m内に侵入され、ポイントから出たパスを受けた明治SOにステップで立教のタックルをかわされ、そのままトライを許した。ゴールも決められ0−22で前半を終える。
後半最初のトライも明治。後半9分、自陣ゴール前の明治ラインアウトからFWがドライブしながら前進し、インゴールに持ち込まれた。0−27。22分には中盤でターンオーバーされ、自陣22m内に入り込まれる。そこから明治FWが密集サイドは突いていき、最後は展開したボールを受けたSOに内に切り込まれトライを奪われた。
その直後のキックオフから立教はボールを奪取すると、SH三輪祐(1年、東農大二)がパスダミーでラインブレイク。サポートに走っていたWTB広石がパスを受け、ゴール中央まで駆け抜けてトライを返した。ゴールも決め、7−34。  
40分には明治にラインアウトモールでダメ押しのトライを奪われ、7−39でノーサイドとなった。
ペナルティの多発が反省となったが、広石はダブルタックルというテーマに関して「2人目の意識はすごい良かった」と述べ、また「後半は立教の方が走り勝っていた。ずっと走りこんできた強み、そういうのが出て良かった」と着実な進歩を実感している。春シーズンは結果を残すことは出来なかったが、「課題が明確になった」(4年、倉橋)という。
夏を終えれば、ついに対抗戦の開幕。立教としては夏の合宿で弱みを解消し、強みをより強化して「大学選手権出場」という目標を叶えるために自信を持って対抗戦に向かいたい。

【主将・広石智大のコメント】
(試合の感想は?)春の集大成。勝たなきゃいけない試合だった。2人目の意識はすごい良かったと思う。ただそこでペナルティが多くて、自陣ラインアウトでトライを取られた。ペナルティが多かった。そこを後半も修正し切れなかった。後半は立教の方が走り勝っていた。ずっと走りこんできた強み、そういうのが出て良かった。ペナルティさえ減らせば勝機は見える。
(この試合で良かったところは?)ダブルタックルの2枚目の意識はすごく感じられた。それと後半の最後まで走れていた。
(課題は?)1試合1試合、課題をもってやっている。そこで何が出来てて、何が出来ないのか明確にしないといけない。
(明治のような体の大きな相手に対して、何を心がけていくのか?)1人目は飛び込んではいけない。2人目がどう倒していくか。こっちは相手1人に2人使ってしまう。その分相手よりも早く走らないといけない。1人目のタックル、2人目の奪取、そしてひたすらリムーブする。
(夏はどのように過ごすのか?)対抗戦を意識した試合相手を組んである。それが直接結びつく、どれも重要な試合。ここでいったんテストに入って気持ちが切れがちだが、しっかりとトレーニングもして、気持ちを切らないで合宿に臨んでいきたい。

【副将・倉橋慶のコメント】
(試合の感想は?)前半は気持ちの部分で受けてしまった。あそこで点差が開いた。逆に後半は7−5だったから、前半で開かれてしまったのは気持ちに差があったからだと思う。
(反省は?)1対1の勝負で負けた。練習もタックルばかりやってきた。今日のテーマはダブルタックルだったが、1対1で負けると出来ない。
(逆に収穫は?)後半のトライが取れた場面。あれこそ立教が目指すラグビー。あれをやれば明治でも通用する。
(春シーズンを終えて)試合は一つも勝てなかったが、良い所もあり悪い所もあって、課題が明確になった。一つずつ階段を登る意味で、今年の春は良かったと思う。
(夏でやるべきこと)1対1で負けていたらどうしようもない。まずはそこで負けない。相手は体のサイズが差があるところばかり。だからこそ2人目の気遣いをしっかりして、そこで勝負が出来るように。

【主務・海老原一之のコメント】
(感想は?)試合の入り方ができてない。そこは反省。気持ち次第で勝負になる相手。メンタルトレーニングをしてるからこそ、しっかりやらないといけない。
(課題は?)タックル。強い相手に正面で入れるか。秋に戦うチームはもっと体が大きくなる。いかに怖がらず正面でいけるか。タックルが出来れば、良いゲームが出来る。
(良かった点は?)後半は戦えるって分かった。イーブンの試合が出来た。
(春シーズンを終えて)春は最初から見て成長している。ここからは勝ち方を考えないといけない。チームのレベルは上がってるので、勝ち方を覚えて、まず日体大戦にいきたい。


(文章:立教スポーツ 清水昂)