2022年8月16日(火)

尾藤 悠貴(4年・CTB)

「緊褌一番」

春シーズンを振り返ってみていかがでしたか。

 春シーズンは、自分としてもチームとしても上手くいかなかった試合は沢山ありましたが、その中で成長したことも多くあります。自分は接点でのコンタクトプレーを得意としていますが、今までそのプレーでチームに影響を与えることが出来ませんでした。しかし、この春シーズンはそのプレーでチームに少しでも貢献出来たと思っています。また、ゲームキャプテンを務めた練習試合のチームトークの場面で、一つのポジションの視点で話すのではなく、あらゆるポジションの視点から「なぜここが出来なかったのか」「次はこうしよう」などと細かくコミュニケーションをとって修正し、こだわることが出来たため、コミュニケーションの部分で成長することが出来たと思います。

 チームとしては、練習中にお互いのプレーに対して指摘し合える雰囲気作りが出来たと思います。以前に比べ、上級生のミスに対して、下級生も含め周りが指摘出来るような環境になりました。しかし、今はまだしっかりと個人に伝えきるところまで到達していない選手もいるので、もっと「指摘」という意味で上手く伝えられるようになるとより成長出来ると思います。

 一方で、春シーズンは自分自身のコンディション不調が多くあったため、メンバー争いの土台にも立つことが出来ず悔しい思いもしました。他のチームメイトに比べてグラウンドの外からチームを眺めている時間も多かった分、チームに対して「自分だったらこうするな」「ここが変わったな」などの小さな変化にも気づくことが出来るようになり、視野が広がったと思います。

 

自分の強みは何ですか。

 接点の部分で前に出るプレーやコンタクトプレーが自分の強みです。秋シーズンでは強みを活かしてよりチームに影響を与えられるようなプレーをしたいと思います。また、グラウンド外では下級生と接することを意識しているので、普段から積極的にコミュニケーションを取り、良い雰囲気を作ることを心がけています。

 

幹部としてチームに貢献するため、意識していることはありますか。

 それぞれが個人の士気を高めていくことが出来る雰囲気作りに貢献したいです。幹部のすること一つ一つがチームの雰囲気に影響力すると思っています。特に下級生が幹部の行動を見て思うことは沢山あるはずです。幹部がやるべきことをやっていなければ下級生も「自分もやらなくていいかな」と思ってしまうでしょうし、幹部が努力している姿を見れば下級生も「自分もやらなければ」という気持ちになると思います。自分は、練習が終わった後にアフターウエイトをしているのですが、そこにいるメンバーはいつも同じで、自主的にウエイトに取り組む人が少ないという現状があります。また、自分も吉澤(4年・吉澤雅樹)が開いている「吉澤塾」に参加しているのですが、そのメンバーもいつも同じです。無理やり参加を促すことはしませんが、自分のスキルを高めることが出来るのは自分の取り組み次第なので、幹部としてチームに対して良いアプローチが出来るよう日々の取り組みを大切にしています。

 

期待する後輩、刺激を受ける同期を教えてください。

 期待する後輩は、篠原(3年・篠原優太)、快晴(3年・相田快晴)、川畑(2年・川畑俊介)、三邊(2年・三邊晃太郎)、大上(1年・大上翔)です。

 誰からも愛されるキャラクターを持った篠原は、チーム内で人一倍努力していると思います。彼は、自分の練習のために誰かを誘うなど、周りを巻き込むことも得意です。これからもその持ち前の粘り強さで努力し続けて欲しいです。川畑は、同じポジションに時来(3年・北川時来)と光希(2年・伊藤光希)というチーム内でも一目置かれている2人がいる中で、埋もれずに頑張っている姿がとても印象的です。彼はまだ2年生にもかかわらず、自分のことだけでなく下級生にも目を向けることが出来ます。いつも侃太朗(1年・佐藤侃太朗)や光希と一緒にウエイトをしているので、頑張って欲しいです。快晴は、後輩の中で一番仲良くしているだけでなく、一緒にアフターウエイトも頑張っているので期待しています。三邊は、最近FLからHOにポジションチェンジしました。静岡聖光学院の後輩である彼と高校時代は関わることが少なかったですが、大学に入学してから関わるようになり何事にも真っ直ぐに取り組むことが出来る姿に感心しています。

 刺激される同期は、吉澤、大和(4年・大和大祐)、熊田(4年・熊田聖道)です。吉澤が経験してきたレベルは本当に高いレベルなので、そこで経験したことをチームに反映しようとしてくれている姿をいつも尊敬しています。自分も最近、「吉澤塾」に加入しましたが、その内容は非常にハードなものが多いです。吉澤は、皆が疲れている時や、面倒くさくてやりたがらない時に「やろう」と誘ってきます。自分がだらけてしまいそうなときに、だらけさせない環境を作ってくれる吉澤には感謝しています。そして、周りを巻き込む力や常に高いレベルに挑戦し続ける姿が凄いなと思います。

 大和と熊田は、1年生の頃から同じ寮に住んでいるということもあり、チームの中でも一緒に過ごす時間が一番長いです。2人は一緒にご飯を食べることも多いですし、何でも相談することが出来ます。2人とも、いつもラグビーのことを考えて熱心に頑張っているので、そのような姿を見ると自分も頑張らなければならないと思います。また、2人とも高校時代は高いレベルでプレーしてきているので、考え方など尊敬する部分は多くあります。特に大和の、何事に対しても常に丁寧に、自分にストイックに取り組んでいる部分を見習いたいです。また、熊田の一つ一つのことを結果が出るまで、諦めずもがき続ける姿勢にいつも刺激を受けています。

 

残り半年となった立教大学ラグビー部での練習の中で、後輩たちにどのようなことを伝えたいですか。

 下級生時代、自分はミスを恐れてチャレンジ出来ない人間でした。自分が1年生の時の4年生の先輩が厳しかったこともあり、怒られたくない一心で練習に取り組んでいた記憶があります。それ程、とにかくミスが出来ない雰囲気でした。しかし、今は良い意味で普段の練習や試合で、チャレンジ出来る機会が多く与えられていると思います。少々怒られることを気にして自分の枠を狭めるのではなく、もっとミスを恐れずにチャレンジした方が、後で後悔することなく成長することが出来るはずです。

 また、もっと周りの仲間を利用した方が良いと思います。いつも自主練を欠かさない人、周りとは比べものにならない程ウエイトが好きな人、ラグビーをよく知っている人、高いレベルでラグビーをプレーしてきた人など、チームには刺激を与えてくれる人が沢山います。自分から積極的にそのような人たちと一緒に練習するなど、引っ張ってくれる存在を自ら見つけることも必要です。

 

夏合宿への意気込みを教えてください。

 小さなことではありますが、怪我無く夏合宿を乗り切ることが目標です。春シーズンはコンディション不調でプレータイムが少なくなってしまったので、関東大学対抗戦・関東大学ジュニア選手権大会に向けて、プレータイムを伸ばしていくなど、当たり前にやるべきことを一つ一つ積み重ね成長したいです。選手の人数が少ない立教では試合に出場する機会も多くあります。また、身体が疲れている状態で動かなければいけないことも多く、精神的にも肉体的にもとても苦しい場面が予想されます。しかし、そのような状況下でも試合に出場し続け、活躍出来るタフな選手でありたいです。また、夏合宿でチャンスが回ってきたときに、そのチャンスを活かすことが出来る勝負強さを持った選手でありたいとも思います。

 夏合宿は通常の練習とは異なり、1日中ラグビーに関わる環境になるため、辛いことも多くあります。しかし、同じ部屋には様々な学年のメンバーが揃っているため、悩むことがあっても1人で抱え込まず相談することが出来ます。この夏合宿を通してチーム全員で支え合い、秋シーズンに向けてより一層仲を深めたいです。

HPをご覧の皆様に一言お願いします。

 立教大学体育会ラグビー部を応援していただきありがとうございます。昨年度までは無観客試合が多く、直接試合をご覧いただくことで日々頂いているご支援、ご声援に対する感謝を伝えることが出来ませんでした。しかし、今年度は有観客試合も多いため、実際に会場に足を運んでいただき、立教らしい「勇敢でひたむきなプレー」を観客の皆様に伝えることが出来るようチーム一丸となって精進して参ります。また、今年度は「大学選手権出場」という目標を掲げているため、頂いているご支援に対し結果という形で恩返し出来ますよう、努力して参ります。

 これからも立教大学体育会ラグビー部への温かいご支援、ご声援の程宜しくお願いいたします。

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