2020年7月21日(火)

野口 真郁(4年・HO)

「何かひとつでも残せれば」

コロナウイルスでの部活動自粛期間を経て、変わったことはありますか。

 家にずっといたので家で出来ることを積極的に探して実践するようになりました。まず食事についてもう一度勉強し直すところから始めました。これまでは親に頼ってばかりでしたが、この期間中は勉強した知識を生かしてより高い栄養素の食事を自分で作って食べるようにしました。トレーニングの部分では全員で行うオンライントレーニングに加えて、ダンベルとチューブを購入して日々家で活用していました。ジムに行かずともしっかり鍛えられるということは新しい発見でしたね。また、半年以上試合も出来ていないので、10年間ラグビーをやってきてここまでラグビーから離れていたのは初めてです。だからこそ練習が再開して以降、毎回の練習に新鮮さを感じながら取り組めています。

自分の強みと弱みを教えてください。

 強みは器用さとタックルです。パスやセットプレーなど、大体のことはこなせるという意味で器用だと思っています。タックルは、特別運動量が多いわけではないのですが、一発一発のタックルで深く刺せるので、そこが強みだと思っています。

 弱みはスローですね。一回スローで失敗をすると、そこから立て続けにミスをしてしまうことがあります。この弱みを克服するためには練習を重ねるしかないので、日頃からスローの練習には特に気合いを入れています。あとは気分にムラがあるところも弱みだと思っています。試合でそういった気分のムラが出ないように、試合前は好きな音楽を聴くなどして、なるべく同じリズムで過ごすことでモチベーションを上げ、気分を安定させるように心がけています。練習前も含め、自分は一人でいるとネガティブな思考になってしまうので、同期や後輩と話すことでポジティブな気持ちに変えて、きつい場面でも楽しく取り組むようにしています。

同期について教えてください。

 同期は良くも悪くも「自由」な代だと思います。最高学年になった時に何度も学年ミーティングをしたのですが、そこで一つのテーマに対して色々な角度から意見が出てきて、その時にこの代は個性が豊かで自由な発想を持っている人がたくさんいることに改めて気が付きました。全員が物怖じせずに発言できる環境があるところが、この代のいいところだと思います。話が脱線して盛り上がってしまうところは悪い意味の自由かもしれません(笑)

期待している後輩を教えてください。

 祐児(後藤祐児・3年)、恭也(金子恭也・3年)、開斗(山本開斗・3年)には本当に期待しています。祐児は一番エナジーを持っている選手だと感じます。FLからHOに転向して、まだ成長途中なのですが、スローでミスをした時やスクラムで負けた時に誰よりも悔しがっているので、そういった姿を見ているとこれから伸びるだろうなと思います。恭也は冷静に見えて実は内心とても熱いものを持っています。LOとしてのスキルが高く運動量も多いので、これからLOの中心となっていくのではないかと思っています。開斗は人一倍真面目でラグビーが本当に好きな選手だと感じています。ポジティブにマインドセットをすることでどんどん活躍していけると思うので、心から期待しています。

印象に残っている試合を教えてください。

 去年の春季大会の成蹊大学戦は印象に残っています。2年生まではBチームやCチームで出場することが多かったのですが、3年生になって初めての試合でAチームとして出場できたことや、成蹊大学に勝利できたということが嬉しかったです。同期で仲良い人たちがたくさんAチームで試合に出場していたので、一緒に戦うことが出来て楽しかった試合でもあります。緊張しすぎることなく集中して良いパフォーマンスが出来、自信にもつながりました。

練習の時に心がけていることはなんですか。

 出来るだけポジティブなマインドで取り組むことと、常に練習の意図を読むことです。練習メニュー一つ一つに気をつけるべきところや意識するべきところがありますが、自分がその練習をすることで何を得たいか、試合でどう生かしたいかは人によって違うと思います。そこを自分で考えていないと練習に意義がなくなってしまうと思っているので、どうせやるなら時間を無駄にしないように、試合を見据えて取り組むようにしています。

4年生になった今、どのような思いを持っていますか。

 現在コロナウイルス感染予防のため、少人数で練習をしていてグループに4年生が少ないこともあるので、自分が引っ張って行かなければいけないという思いがあります。自分にとって、大学ラグビーはあと4ヶ月しか残っていないですし、試合がどうなっていくかも分からない現状ですが、引退したときに後悔が残らないようにしたいと思っています。最後に4年間やりきったと思えたら、価値がある4年間だったと言えると思います。僕たち4年はあと半年で引退ですが、引退が近づくにつれ後輩への思いも募るようになりました。3つ上の瑛司さん(福澤瑛司・平成30年卒)の代は本当に明るくラグビーをやっていたので、1年生だった自分にラグビーの楽しさを教えてくれましたし、大旗さん(山本大旗・平成31年卒)の代からは練習の中で自分自身に対して厳しくすることの必要性を教わりました。津田さん(津田祥平・令和2年卒)の代では昇格を成し遂げて、対抗戦Aグループという舞台を僕たちに残していってくれたことももちろんですが、一緒に引退試合に出場したときに先輩方の思いを肌で感じて、結果以上の強い思いも残してくれたと感じています。僕の中に先輩方の勇姿が残っているように、僕たちの代も引退までに後輩に何かひとつでも残せるものがあればいいなと思います。

HPをご覧の皆様に一言お願いします。

 いつも立教大学ラグビー部を応援していただき、ありがとうございます。今期はコロナウイルスの影響で練習や試合もイレギュラーになっていますが、この状況はどのチームも同じなので立教ラグビー部として今できることを精一杯行い努力し続けていきます。変わらぬ応援の程を宜しくお願いします。

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