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試合レポート
10月4日(日)
<関東大学対抗戦>明治大学戦
立教にとって5年ぶりの舞台となる関東大学対抗戦Aグループ。初戦の相手は昨年度優勝した明治大学である。コロナウイルス感染対策のため無観客での試合となったが、選手はこの舞台に誇りを持って戦いに挑む。
先にスコアを動かしたのは明治だった。試合開始から2分足らず、自陣10m付近で立教が犯したペナルティー。ゴール前の相手ボールラインアウトからの攻撃の場面で、明治の俊敏なステップによりディフェンスラインの隙を突かれトライを献上する。続く前半6分、明治がペナルティーを犯し、立教にチャンスが訪れる。早いうちに得点が欲しい立教はここでペナルティーゴールを選択。FB小林将也(4年・國學院栃木)が難なく決めスコアを3-7とする。このまま流れを変えたい立教だったが、明治の勢いに圧され3本続けてトライを奪われる。なかなか明治のディフェンスを破って流れを自分たちのものにすることができない。動揺と焦りから少ない攻撃の機会もミスで自滅してしまい、反撃の糸口を見い出すことができない。しかし前半23分、明治のペナルティーからSO岡本力哉(4年・中部大春日丘)の正確なキックで敵陣ゴール前立教ボールラインアウトの大きなチャンスを得る。モールを形成し全員で必死にゴールラインを目指す。しかし明治のディフェンスの壁は厚く突破することができない。29分、明治のボールに必死に食らいつこうとするが、テンポの速いパス裁きに翻弄され失トライ。その後も何度か明治のペナルティーによって好機を得るがものにすることができず、スコアを3-38とし前半が終了する。
ハーフタイムには自分たちが準備してきたことをやり切ることをチーム全員で誓い、今一度心を一つにし、後半戦に挑む。
迎えた後半、開始早々に立教のディフェンスの穴を突かれ明治SHの独走を許し、追加点をあげられる。ここのままで終われないと相手のペースに飲み込まれぬよう必死に食らいつく立教。そしてここから立教のアタックの真価が発揮されていく。後半8分、明治ペナルティーによって敵陣深くでのラインアウトの好機を得ると、LO守源(2年・立教新座)が高さのあるジャンプでボールをキャッチしモールを形成。素早く持ち出したHO相良隆太(4年・桐蔭学園)がディフェンスラインを突破し、待望のトライを挙げる。しかしその後、必死の守りも虚しく立て続けに2本のトライを奪われてしまう。後半23分、途中出場のSO三村真優(3年・東海大仰星)が個人技でラインブレイクし、敵陣深くまで入り込む。ここからSH北川時来(1年・國學院久我山)の素早い球出しでBKにボールを繋ぎ、相手のディフェンスを崩してFB小林がトライ。しかし立教の攻撃は続かず、後半32分、40分と2本のトライを献上する。スコアは15-73となりノーサイドを迎えた。
全体を通してペナルティーやミスなどが多く、それが原因でチャンスをつぶしてしまうシーンが多く見受けられた。またラインアウトの成功率も低く、得点差をつけられたゲームではあったが、課題を多く見つけることができ成長へと繋がっていくだろう。来週の関東大学対抗戦の相手、早稲田大学にどこまで自分たちのひたむきで勇敢なプレーができるのか、残された時間の中でじっくり考え臨んでいきたい。
文章:立教大学体育会ラグビー部





