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スタジアム情報

早稲田大学上井草グラウンド

東京都杉並区上井草3-34-1

試合レポート

11月3日(日)

<第91回定期戦>早稲田大学戦

 台風19号の影響により11月に日程変更となった早稲田大学との定期戦。我々の目標である対抗戦Aグループの舞台で活躍する強豪校を相手にどう戦うのか。昇格を目指す我々にとってまたとない腕試しの機会である。91回目を迎える伝統の一戦を見ようと多くのOBが早稲田大学上井草グラウンドに駆けつける中、2年連続で勝利している立教は連勝記録を伸ばそうと意気込み試合に臨んだ。

 

 前半序盤から両校ペナルティなどミスが目立つ。8分、立教陣ゴール前の早稲田ボールラインアウトというピンチを守りきれず、早稲田に先制を許す。早稲田FWの圧力の強さを思い知ることとなった。13分にも全く同じ形で立教陣ゴール前まで追い込まれるが、先程の反省を活かし工夫したディフェンスで健闘し連続得点を奪われる危機を脱する。直後の15分、マイボールになってから立教のアタックに火がつく。フェーズを重ね徐々にアタックラインをあげていく立教。一度は早稲田陣ゴール目前まで迫るものの、肝心な場面でターンオーバーされ得点には繋がらない。しかし早稲田陣内でのアタック時間が伸びるにつれて確実にテンポが良くなっていく。25分、FB床田聖悟(4年・桐蔭学園)が早稲田ディフェンスを突破しゲイン、ボールを繋いだWTB藤原大晃(4年・桐蔭学園)が右外を走り抜け決めきった。コンバージョンキックも成功し7-7の同点に追いつき、試合を振り出しに戻す。早稲田は焦りからかパスが乱れ攻撃が持続しない。このまま勢いに乗り立教ペースで試合を運びたいところだが、立教はセットプレーが安定せずチャンスをことごとく逃す。38分、立教のペナルティから再び立教陣ゴール前の早稲田ボールラインアウト。点を取って前半を終わろうとする早稲田FWのモール攻撃は激しく、あえなくインゴールまで押し込まれトライ。7-12で試合を折り返す。

 エリアをしっかりと確保することとセットプレーを確実にすることが重要だとゲームキャプテンのFB床田はチームの認識を統一させる。5点差で追いかける今の状況を前向きに捉え、早稲田に備え準備してきたことを後半40分で出し切って勝とうと集中してピッチへ駆け出す。

 後半に入り目を引いたのはNO.8青木天真(3年・立教新座)の落ち着きつつも激しく果敢なプレー。早稲田のペナルティを誘い、立教ボールの早稲田陣ゴール前スクラムという絶好のチャンスを作る。後半5分、点を取り切ったのもNO.8青木であった。スクラムから持ち出しインゴールへ飛び込みトライ。WTB藤原のコンバージョンキックも安定しており、14-12と逆転する。応援席は大いに盛り上がり、さらに勢いを加速させたい立教。しかし早稲田は危機感から猛烈な反撃を開始する。10分と17分に立て続けにディフェンスラインを強行突破される形でゲインを許し得点を奪われ、再び逆転され14-24まで点差を離される。残り20分を切り、疲労が足をもつれさせる時間帯に差し掛かり両校ともペナルティが目立つようになる。早稲田アタックは前半ほどではないにしろ噛み合わない箇所がところどころ見られ、立教はチャンスを得るもののペナルティなどですぐにボール支配権を手放してしまう。ずるずると早稲田のアタックに押されディフェンスラインを後退させていく立教。防戦一方の時間が続き、何度かジャッカルを試みるが33分にはトライを献上、残り時間も少ない中で14-29となりとどめを刺される形となった。38分、早稲田ペナルティにより早稲田陣ゴール前のマイボールラインアウトを獲得し、もはや勝利することは難しいがこの好機を逃さず最後に一矢報いて試合を締めくくろうと立教は奮い立つ。SH光長浩晟(4年・大分上野丘)がテンポ良く右に展開、数フェーズ重ねたところでパスを受けたSO平間大貴(4年・立教新座)が逆目に回し早稲田ディフェンスの意表を突く。最後はCTB岡田和也(4年・川越東)がディフェンスの綻びを縫うように突破しトライ。立教の意地を見せつけ、最終スコア21-29でノーサイドなった。

 

 昇格という目標を達成するには対抗戦Aグループで戦う猛者たちを倒さなくてはならないのだ。今回の早稲田戦は非常に良い教訓になったと西田ヘッドコーチは言った。試合の中のターニングポイントをしっかり見極められるようにしようと津田主将。今回見つかった課題を修正できなければ昇格は見えてこない。この敗北を意味あるものにするために、普段の練習から精度をあげ残り1カ月を大切に過ごしてもらいたい。

文章:立教大学体育会ラグビー部