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スタジアム情報

日本体育大学健志台グラウンド

神奈川県横浜市青葉区鴨志田町

試合レポート

10月26日(土)

<ジュニア選手権大会>日本体育大学戦

 ジュニア選手権も残り二試合となった。今年は東洋大学には勝利したものの、山梨学院に敗北し目標だったカテゴリー優勝への道は既に閉ざされてしまった。しかし残りの二試合に勝ち、選手層の厚さを証明することが立教全体の成長の証にも繋がる。Aチーム入りを狙う選手を多く擁するジュニアメンバーはまさにハングリー精神の塊だ。相手は昨年1点差で惜敗し苦い思い出の残る日本体育大学。対抗戦Aグループで活躍する格上の大学だがジュニアチームとしての土俵は同じ。今年こそ雪辱を果たしたいと意気込み試合に臨んだ。

 

 試合は日体大のキックオフで始まった。気合十分に走り出した立教だが、巧みに空間を使う強力な日体大のアタックに開始2分で先制点を許してしまい出鼻を挫かれる。その後は貪欲にボールに絡むHO相良隆太(3年・桐蔭学園)の激しいプレーなどが光るが、12分に日体大がこぼれ球を立教陣深くに蹴り込み、インゴールで競り合う危うい展開となる。どうにかその場は防いだものの立教陣ゴール目前での日体大ボールスクラムとなり、ピンチが続く。立教のコラプシングによって認定トライを献上し、スコアは0-14。このジャッジが響いたか、立教は思うように試合ができない息苦しさでダイレクトタッチなど上ずったプレーが目立つようになる。しかし日体大も荒いプレーが多く、ペナルティを連発し25分に立教は日体大陣ゴール前でのマイボールスクラムを獲得。強固な日体大の守りに苦しめられたが、FL亀井駿(3年・茗溪学園)の強気なアタックやFWの懸命なボールキープでフェーズを重ね、わずかに生まれた突破口を見逃さなかったBKがテンポ良く展開。最後はCTB菱川浩太(3年・立教新座)がディフェンスを振り切り中央にトライを決める。立教の応援席も大いに沸き、点を取り切ったことで立教も落ち着きを取り戻す。ペナルティを誘い、LO玉川健二郎(4年・大東文化第一)がミスボールに素早く反応しターンオーバーに成功するなど良い流れを掴みかける。しかし前半終了間際に日体大は大外に展開、ディフェンスの人数が間に合わず追加点を許してしまう。結局再び点差を14点に戻され、試合を折り返す。

 逆転し勝ち切るためには疲労がたまる後半20分からが勝負だと西田HC。接点は負けていないからテーマであるアタッキングマインドを常に持ち続け攻撃の時間を長くしようと確認しあい、後半に臨む。

 ところが日体大も後半で一気に畳みかけようと狙いを定めていた。立教の動きも勢いがあって良かったが、後半3分にターンオーバーされてからなし崩しにラインブレイクを許し、トライを献上。5分にもアタックでわずかに孤立した瞬間にあっという間に日体大がターンオーバー、そのまま点を重ねられスコアは7-33と離されてしまう。ボールへの執念と反応スピードが非常に高い日体大を相手に、立教は攻めあぐねる。転機は15分の日体大側のシンビンによって生まれた。勢いづいた立教にブーストがかかる。日体大陣10mラインアウトでオーバーしたボールをFL髙橋駿介(4年・横須賀)がキャッチし右外へ展開、快速WTB笹本大地(4年・立教新座)がライン際をゲイン、サポートについていたCTB安藤海志(1年・京都成章)にパス、さらに繋いだHO相良が最後はインゴールへ飛び込んだ。その後再び日体大にトライされるも、21分にはCTB山口航貴(3年・桐蔭学園)が日体大ディフェンスラインを突破し中央をゲイン。パスを受けたCTB安藤が決めきり19-38となる。スクラムも勢いが増し盛り上がる立教。流れを引き寄せ日体大のペナルティを何度も誘う。だがボールセキュリティが上手くいかず37分にさらに追加点を与えてしまいとどめを刺される形となった。残された時間で最後にトライを取って終わろうと声を掛け合うが、ノータイムでのラストチャンスをものにはできなかった。最終スコア19-45でノーサイドとなる。

 勝ちたいという気持ちが足りないと福田監督から厳しい指摘を受けた。津田主将ももっと1トライに拘ることができたはずだとチームの反省を口にした。しかしこの試合で得るものは大きかっただろう。対抗戦Aグループの大学はジュニアチームでもここまで強いのかと、ハッとする点もあった。気持ちを切り替えチーム一丸となって翌日の一橋大学戦へ臨む。

文章:立教大学体育会ラグビー部