Result

スタジアム情報

立教大学富士見総合グラウンド

​埼玉県富士見市下南畑字沼口1343-1

試合レポート

12月1日(日)

<練習試合>白鴎大学戦

 入替戦まで残り一週間を切った今日、富士見総合グラウンドにて一つの熱戦が行われた。前日のジャージ授与式で、後輩たちは4年生への感謝を体現する為、そして4年生は自らの誇りにかけて、そして今後の立教ラグビー部の未来の為にプレーすると宣言した。彼らは仲間の花道で送り出され、堂々と、胸を張って勢いよくグラウンドへ駆け出した。

 白鴎のキックオフで始まった前半、先にトライを奪ったのは立教であった。ハーフウェイ付近での自陣マイボールラインアウトから素早くアタックを仕掛ける立教は、パスを繋ぎCTB小関智大(2年・柏)が長身を生かしたダイナミックなアタックでラインブレイク。ボールを繋いだWTB笹本大地(4年・立教新座)が左中間に飛び込んだ。しかしその後、ペナルティからボールの主導権を渡してしまいトライを献上。逆転を許すものの、立教はSO岡本力哉(3年・中部大春日丘)の絶妙なキックを筆頭にエリアを進めようと画策する。17分、敵陣ゴール前マイボールスクラムからNO.8山本開斗(2年・桐蔭学園)が持ち出しインゴール目前まで前進。HO野口真郁(3年・立教新座)、LO金子恭也(2年・福島)が後ろからフォローにつきながら、PR湯村怜(1年・立教新座)がインゴールに押し込み、執念のトライをもぎ取った。白鴎のスペースを突く鋭いアタックに苦しめられる立教であったが、22分に白鴎のハイパントキックをWTB笹本がキャッチ、FB吉澤雅樹(1年・桐蔭学園)が華麗なステップで白鴎ディフェンスを翻弄、見事に抜き去りWTB笹本との見事なパスワークでゴールラインまでボールを運びスコアを15-7とする。気の抜けない点差に一層気合いの入る立教フィフティーンは、好プレーの数々を見せる。小柄なWTB庄子真登(1年・仙台第一)から繰り出される相手を寄せ付けないハンドオフや相手の足にしぶとくしがみついて離さないCTB菱川浩太(3年・立教新座)などの姿が見られたが、互いに局面で反則を犯し、一進一退の時間が流れる。前半終了間際に自陣ゴール前での白鴎ボールスクラムから失トライし、スコア15-12と詰め寄られハーフタイムに突入した。

 ワンラインでアタックするという基本事項に忠実に、そして慌てずにみんなで圧倒しようと気合いを入れ直し始まった後半。敵陣10mでのマイボールラインアウトから、パスが所々乱れながらもしっかりとカバーし左右に展開。右サイドで待ち構えていたPR湯村が重厚なランで突き進み、サポートについていたCTB菱川が右中間にトライを挙げた。更に6分、ハイパントキックをキャッチしたNO.8山本から快足バックスへとボールを託し、隙を突き走りこんだFB小松崎昇平(2年・静岡聖光学院)からパスを受けたWTB笹本が右サイドを駆け抜けハットトリックを成し遂げた。ここでスコアを27-12としたが、その後自陣ゴール前での白鴎のモールアタックを阻むことができずトライに持ち込まれてしまう。白鴎ボールの時間が続く中、スコアが動いたのは29分。ハイパントキックをキャッチしたWTB笹本が持ち前の俊足で右サイドを独走、WTB齋藤広騎(3年・東京農大第二)→CTB佐渡亮太(1年・立教新座)とテンポよくパスを回し、SO岡本が回り込んで左中間に飛び込んだ。WTB笹本のゴールも成功し、観衆を一段と賑わせた。その後1トライ献上するも、34-24でノーサイドのホイッスルが鳴った。

 グラウンドに立った各々が自らのすべてを出し惜しむことなくプレーし、中でも4年生の雄姿に心を打たれる一戦となった。スタンドから応援し鼓舞するノンメンバーの姿、そして試合後に感極まり学年問わず涙を流しながら称えあう姿にチームの固い一体感を実感することができた。泣いても笑っても、入替戦までの時間は変わらない。残り僅かな時間を濃密に、堅実に過ごし、全員が抱くそれぞれの努力の結晶を胸に、12月7日に勝利を掴み取ること、津田組に残された使命はこの一つしかない。

文章:立教大学体育会ラグビー部