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スタジアム情報

明治大学八幡山グラウンド

​東京都世田谷区八幡山2-17-41

試合レポート

6月29日(土)

<第82回定期戦>明治大学戦

 82回目を迎えた明治大学との定期戦が明治大学八幡山グラウンドにて行われた。津田組にとって、春シーズンで最もターゲットにしていた試合と言っても過言ではない。昨年度大学日本一の称号を得た明治大学に対して己の実力をどこまで発揮できるだろうか。それまで降っていた雨も止み、注目の一戦は立教大学のキックオフで始まった。

 開始6分、ファーストトライをもぎ取ったのは立教だった。敵陣ゴール前マイボールラインアウトをFL髙橋駿介(4年・横須賀)がキャッチ。そのままモールを形成し粘り強く前進し、HO石塚大翔(3年・茗渓学園)がインゴール左隅にねじこんだ。大いに沸く立教スタンドはさらなる猛攻を期待したが、明治も得意のテンポの良い力強い攻撃を左右に展開。見事に揺さぶられディフェンスが追いつかずあえなくトライを許し、スコア7-7とゲームを振り出しに戻されてしまう。追加点を挙げたい立教は敵陣でのマイボールラインアウトからフェーズを重ねしぶとくチャンスを伺うと、15分に明治のペナルティによって敵陣ゴール前マイボールラインアウトという好機を手にする。必ず決めきらなくてはならない場面で、SH北山翔大(3年・東海大仰星)からパスを受けたLO村田裕太(2年・函館ラ・サール)が力強いボールキャリーでゴールポスト脇に追加点を挙げた。続く18分、明治のペナルティから敵陣22mでのマイボールラインアウトを獲得すると、SH北山がスペースに斜めに切り込んできたWTB楢崎彰太郎(4年・國學院久我山)にパス。軽快なステップでディフェンスに絡まれながらも右中央ゴールラインを割った。WTB藤原大晃(4年・桐蔭学園)の精度の高いキックも試合を引き締め21-7と着々と点差を広げていく。しかし相手は大学ラグビー王者の明治である。立教のペナルティによる敵陣10m付近での明治ボールラインアウトから、FL金子裕二朗(3年・桐蔭学園)が好判断でターンオーバーに成功。パスを繋ぎ前進を試みるもハーフウェー付近でボールを奪い返され、そのまま独走トライを決められてしまう。その後は互いに追加点は得られずに、21-14と立教がリードして前半を折り返す。

 FWとBKを上手く織り交ぜながら攻撃を仕掛け、ノーペナルティを心がけこのままファイトを続けようと、勝利への拘りを再確認し迎えた後半。
先に流れを手繰り寄せたい両者のプライドがぶつかり合い、白熱した展開の中、FB床田聖悟(4年・桐蔭学園)からパスを受け取ったNO.8吉田祐一(4年・立教新座)がディフェンスの隙を抜け力強くラン、ショートパントでチャンスメイクするも惜しくも明治にボールを奪われ、ゴールラインを脅かすまでには至らない。互いに決め手を欠いてスコアレスの苦しい時間帯が続く。開始16分、スコアを動かしたのは明治であった。立教が敵陣深くまで攻め込む場面だったものの、ノックオンから相手ボールスクラムとなる。一度は主導権を奪い返したが、ペナルティを立て続けに犯し20m陣地を下げられたことが痛手となり、そのままの勢いでトライを奪われスコア21-19と詰め寄られてしまう。しかし、ここから粘り強い立教の実力が発揮される。CTB岡田和也(4年・川越東)とSO平間大貴(4年・立教新座)の見事なダブルタックルでターンオーバー、チャンスに繋げる。円陣を組み、再度気合を入れ直した立教フィフティーンは敵陣ゴール前でのマイボールラインアウトから貪欲にゴールラインを狙い、モールが乱れながらもHO石塚がトライを奪った。しかし、明治も執念を見せ、30分に手痛い追加点を許してしまう。26-24と射程圏に捉えられ、追われる立教。残り時間10分、立教にチャンスが舞い込んだ。敵陣ゴール前でのマイボールスクラム。緊張感が漂う中、NO.8青木天真(3年・立教新座)が速攻でボールを持ち出しそのままゴールライン右中間を割った。流れを掴んだ立教は40分にも、SO三村真優(2年・東海大仰星)のキックパスをキャッチしたWTB藤原が右隅にしっかりと押さえ込み、スコア38-24でノーサイドのホイッスルが鳴り響いた。

 51年振りに強豪・明治大学から白星を挙げた。立教大学ラグビー部の理念を正に体現し、春シーズン最終戦を最高の形で飾ることができた。この勝利を噛み締めつつも一通過点と考え、最終目標達成を胸に夏、秋と更なる高みを目指して精進するほかない。また一つREMAKEを成し遂げた津田組の更なる飛躍を願う。

                      文章:立教大学体育会ラグビー部