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スタジアム情報

江戸川区陸上競技場

東京都江戸川区清新町2-1-1

試合レポート

6月16日(日)

<定期戦>同志社大学戦

 雲一つない梅雨晴れの江戸川区陸上競技場にて、74回目を迎える同志社大学との伝統ある定期戦が今年も開催された。春のシーズンインからこの試合をターゲットに据え努力してきた選手も多い。特に4年生にとっては、毎年敗北してきた同志社と同じ伝統校として戦える最後の機会である。必ず勝つという決意を胸に、立教フィフティーンはグラウンドへ駆け出した。

 しかし西の強豪・同志社はやはり強かった。前半開始早々立教はペナルティを献上し出鼻を挫かれる。同志社ボールラインアウトからラックを重ねてゴール前まですんなりと攻め込まれ、開始5分で先制点を奪われた。その後LO玉川健二郎(4年・大東文化第一)がフロントセーブでこぼれ球に素早く反応するなど光るプレーも見られたが得点には繋がらない。12分には左外を抜かれ、18分と20分にも畳みかけるように連続で追加点を挙げられ、0-26と点差を広げられる。一瞬の気の緩みをすかさず突いてくる同志社の容赦ない攻撃に立教の応援席は静まり返ってしまう。しかしグラウンドのフィフティーンは冷静に反撃の糸口を探していた。ボールを奪われないよう慎重にラックを重ね、同志社のペナルティを誘う。25分、敵陣22mでのマイボールラインアウトからモールを形成、持ち出したBK陣の息の合ったパスワークで同志社ディフェンスの死角を突き、SO三村真優(2年・東海大仰星)からパスを受けたCTB岡田和也(4年・川越東)がラインブレイクしインゴール左中央へ飛び込んだ。続いて27分にはWTB津田祥平(4年・東海大仰星)が力強いゲインを見せ、敵陣ゴール前の立教ボールラインアウトという好機を作る。FWから左外のBKへ展開し、WTB津田が左端にトライ。その後相手にもう1トライ奪われ点差は広がったものの、立教は本来の勢いを掴む。35分、ターンオーバーからFB床田聖悟(4年・桐蔭学園)が捕まっても倒れず自陣10mから敵陣5mまでのビッグゲインを見せ、SH北山翔大(3年・東海大仰星)へ繋ぎ中央にトライ。このまま良い流れで前半を終えたい立教であったが同志社も一筋縄ではいかず、自陣ゴール前での攻防に競り負け得点を許し、21-40で試合を折り返す。
 前半調子の悪かったラインアウトを修正し、強化してきた1対1で絶対に負けないように拘っていこうとチームで再確認し臨んだ後半。開始1分で再び相手に得点を追加されるも、5分にはSO三村が左のタッチラインの際を狙って蹴ったボールをNO.8青木天真(3年・立教新座)がキャッチしトライラインまで駆け抜けた。その後はトライを取れば取り返される展開が続き、一向に点差が埋まらない。10分、FB床田とWTB楢崎彰太郎(4年・國學院久我山)の抜群のコンビネーションで相手ディフェンスを攪乱しWTB楢崎がトライを決めるが、14分には再び同志社も得点を獲得する。18分は敵陣ゴール前のマイボールラインアウトというチャンスを逃さず、FL金子裕二朗(3年・桐蔭学園)がキャッチした後モールで左サイドから中央付近へ押し込み、HO石塚大翔(3年・茗溪学園)が持ち出しトライ。しかしまたもや27分には立教のペナルティにより同志社に機会を与えてしまい追加点を献上、得点は38-66となる。しかし試合が終盤に近付くにつれ疲労が見え始めた同志社はペナルティを連発。アタックラインを大きく上げた立教は最後に一矢報いようと、猛然と攻め立てる。40分、ラストワンプレーで敵陣ゴール前のマイボールラインアウトという大きなチャンス。絶対にトライを取りきって終わりたいと、丁寧に少しずつFWはフェーズを重ね意地のアタックで大健闘する。守り切りたい同志社との激しいゴール前での攻防は、最後は立教が制した。SH光長浩晟(4年・大分上野丘)が素早くBKに展開、最後にパスを受けたWTB藤原大晃(4年・桐蔭学園)がインゴール右端に飛び込みトライ。最終スコア43-66でノーサイドの笛が響いた。
 試合後、津田主将は「4年間勝てなかった」と悔しそうに言った。4年生にはもうリベンジする機会はない。3年生以下の下級生は来年必ず雪辱を果たすことを誓った。次に格上の相手に挑戦できるのは今月末の明治大学との定期戦である。日本一の大学を相手に今の立教がどこまで通用するか、今回浮き彫りになった課題を修正し臨みたい。

                      文章:立教大学体育会ラグビー部