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スタジアム情報

東洋大学川越グラウンド

埼玉県川越市大字吉田350-0807

試合レポート

9月14日(土)

<練習試合>東洋大学C戦

 一戦一戦の重みが増す秋シーズン。それは公式戦のみに言えることではない。チーム力の底上げが冬の最終局面での勝利に繋がる。例年より腕試しの機会が多く設けられているCチームにとっても秋シーズン初戦となるこの東洋大学戦は今後の勢いやチームの雰囲気にも影響を及ぼす重要な一戦だ。2点差で競り勝ち雄叫びをあげたジュニアチームの熱気が残る東洋大学川越グラウンドにて、後れを取るまいと気合十分で試合に臨む。

 試合は立教のキックオフで始まった。前半3分、東洋陣ゴール前でのマイボールラインアウトを獲得した立教はモールを形成し、PR栗木康佑(1年・桐光学園)が押し込みトライ。コンバージョンキックは決まらなかったものの、先制し5-0とリードする。その後も東洋ボールスクラムをターンオーバーしテンポよくボールを回す立教。タックルを受けてもものともしないFL山本開斗(2年・桐蔭学園)の力強いゲインや、齋藤広騎(3年・東京農業大学第二)と関原泰河(2年・新潟)の両WTBが何度も外側をゲインする好プレーで立教の調子の良さを印象付ける。しかし波に乗りかけるタイミングでノックオンなどのミスが重なり、得点には結びつかない。じれったい展開で次第にプレーに精彩を欠いていく立教。20分には立教陣ゴールライン目前まで東洋に攻め込まれてしまう。残り数メートルのところでターンオーバーし難を逃れるも、まさに危機一髪といった状況に肝を冷やした選手たちは再び冷静さを取り戻そうと試合に集中する。26分、東洋のパス回しの一瞬の隙をつきSO三村真優(2年・東海大仰星)がインターセプト。パスを受けたWTB齋藤がインゴール右中央まで60メートルほど一気に駆け抜けトライをあげる。点を取りきれる俊足WTBの層の厚さを見せつけた。しかし28分には立教陣ゴール前の東洋ボール中央スクラムを防ぎきることができず、10-7と得点を追い上げられる。焦る気持ちを抑え何度も東洋ボールスクラムからターンオーバーし攻撃に転じるも、ペナルティにより大きく後退。前半終了間際に再び東洋に得点を許し、スコア10-14で試合を折り返す。

 ワンラインを意識してディフェンスセットを素早く行い、自分が絶対に止めるという気持ちを強く持とうと再確認し臨んだ後半。立教は良いテンポでじりじりとアタックラインをあげていく。13分、東洋陣ゴール前のマイボールスクラムからラックを重ね、SH仲川神威(3年・立教新座)からボールを受けたSO三村がBK展開すると見せかけ、東洋ディフェンスラインにできたわずかなスペースを見逃さず自分で突破しトライ。コンバージョンキックも決め17-14と逆転する。その後は両チームともにハンドリングミスが目立ち、試合展開は硬直。ペナルティも互いに連発し一進一退の歯がゆい状況が続く。32分にはWTB庄子真登(1年・仙台第一)が右外をゲインしフェーズを重ね良い流れでアタックを展開していたが、スローフォワードによりボール支配権を手放す。直後に東洋のスピーディでテンポの速い猛攻を受け、ディフェンスが追いつかず立教陣ゴール目前まで詰められてしまう。残り時間も少ない中、ここで再び逆転を許せば勝利から大きく遠のく可能性が高い。立教は危機感を募らせ必死にディフェンスに徹する。最後は逃げきり最終スコア17-14と初戦を白星で飾った。

 ジュニアチームに続きCチームも勝ちきることができた。苦しい展開でも掴みかけた勝利を手離すことなくものにしたことは、夏合宿で見られたチーム全体の成長の予感が確かな形になっている証だろう。東洋もしぶとく手強い相手であり、勢いのあるアタックに立教は散々苦しめられたが、力を入れてきたディフェンスで相手を上回ることができたのは収穫である。来週はA・B・Cチーム全ての試合があるが、全勝し立教ワンチームとして秋シーズン無敗を目指したい。

文章:立教大学体育会ラグビー部