2019年7月13日(土)

関原 泰河(2年・WTB)

「積極的なミスは成功の原点」

先日行われたオールスター戦の感想を教えて下さい。

 立教の代表としてオールスター戦のメンバーに選ばれたときは、驚きもありましたが純粋に嬉しかったです。思い切ってキャプテンにも立候補し、秩父宮で出来る貴重な機会なので楽しもうというマインドで試合に臨みました。前日明治大学戦に勝利したことから立教の注目度は上がるだろうと思い、チームの代表としてより身が引き締まりました。開始直前はとても緊張しましたが、試合は始まるとあっという間で、多くの観客が見守る中で圧倒されつつ楽しむことが出来ました。

春シーズンを振り返って、印象深い試合はありますか。

 関東学院大学とのオープン戦です。Bチームにとって今年度初試合であり、個人としては初めて80分間フル出場、更には初めてBKリーダーを務めるという初めてだらけの試合でした。BKリーダーを任されましたが、トライの機会を自分自身のミスにより失ってしまい、動揺からゲームを客観視出来なくなりました。後半もチームの状況どころか自分のプレーにすら集中できず、立教は無得点のままどんどん点差をつけられて負けてしまいました。途中で足がつって動けなくなったこともあり、印象の良い試合ではありませんが、メンタル面もプレー面でも修正点を見つけられたとプラスに捉え、貴重な経験だったと思います。

 また、セブンズ大会では初めて1stジャージを着て試合に出場しました。緊張はあまりせず、現状での自分の実力を最大限発揮しようという気持ちで臨みました。自分のゲインがトライに繋がった場面もあり、積極的に走ることが出来て嬉しかったです。出場時間が長かったのでアピールできる時間も多くMOMに選出してもらい、濃紺のジャージをもう一度着用して試合に出たいと思いました。

ラグビーを始めたきっかけを教えて下さい。

 親がラグビースクールのコーチをしており、3歳くらいから気が付けばラグビーを始めていました。そこからずっと続けていたのですが、進学した中学にはラグビー部が無かったので一旦ラグビーから離れて野球部に入部しました。しかしラグビーに対しての情熱が消えず、両親とチームメイトの協力もあって中学2年生の途中からは部活が終わってからラグビースクールに通う生活をしていました。高校では再びラグビーに専念し、高校3年生での花園予選に負けた悔しさから大学ラグビーへの挑戦を検討し始めましたが、その時一番相談に乗ってくれたのが兄(関原駿平・専修大学4年)でした。兄自身も花園常連校出身の選手と同じレベルでプレーしていくことに苦労していたため、始めは僕のことを思って反対していましたが、それでも挑戦する価値があると決心したときには全力で応援すると背中を押してくれました。その時から兄弟対決は一つの夢であり、実際に先日のオープン戦で実現して本当に嬉しかったです。受験勉強は花園予選が終わる11月からの開始となり、高校ラグビーを秋まで続けた分他の人よりも頑張らないといけないというのは覚悟の上でした。立教大学に合格すると、自分がしたいことをさせてくれる家族のサポートのおかげで迷いなく立教ラグビー部へ入部し、今も続けることが出来ています。 

尊敬する選手を教えて下さい。

 皆さん素晴らしい選手ばかりで選ぶとなると難しいですが、その中でもやっぱり津田さん(津田祥平・4年)のことは特に尊敬しています。昨年から練習中に声を出してチームを引っ張り、決して手を抜かず、4年生になった今でももっとうまくなろうと取り組んでいる姿勢は今の立教のチームの雰囲気作りに繋がっていると思います。練習外の時間でも、誰も見ていないところでゴミ拾いや部室の掃除をしている姿をこっそり見て、きっとこれが津田さんにとってのスタンダードなのだろうと思い、見習わなくてはならないと感じます。プレー面でも学ぶ部分が多く、うまく相手をずらして力強くゲインするのが僕の理想の選手像なので、いつも津田さんのプレーを見て僕もこうなりたいと思っています。
 もう一人選ぶとするなら、力哉さん(岡本力哉・3年)です。去年から力哉さんと同じチームで試合に出ることが多く、その中で大学ラグビーの特徴や立教の戦術を多く学ばせてもらいました。力哉さんはただ戦術を伝えてくれるだけではなく、先を見越したプレーを提示したうえで根拠や理論を用いて丁寧に説明してくれます。チーム全体にはもちろん、僕を見つけると声をかけて個人的に教えてくれて、本当に感謝しています。普段は明るく陽気ですがラグビーに対しては真摯で、発言や行動一つでチームを盛り上げられる特別な存在だと思います。

 僕の同期もみんなすごい人たちが集まっていますが、特にホセ(小関智大・2年)は尊敬もしていますし、負けていられないと思わせてくれます。決してラグビーの強豪とは言えない高校から一般入学したという境遇も似ており、大学ラグビーに順応する過程で苦労したのではないかと思います。しかし体重を増やす努力をして、持ち前のタックルを活かした僕には出来ないようなプレーをしてくれるので、一緒にプレーする中で安心感があります。ホセが頑張っているから僕も頑張ると奮起させられる存在です。

大学ラグビー2年目に突入し、成長できたと思うことと今後の課題はありますか。 

 フィジカル面は入部時に比べて格段に成長できたように感じます。特に今年から首藤さん(首藤甲子郎S&Cコーチ)がウエイトトレーニングを指導して下さるようになり、強度が格段に上がってスクワットをしながら涙が出たこともあります。しかし追い込んで下さる環境があるのは貴重なことなので最大限利用して、チーム内はもちろんこれから戦っていくチーム外の選手とのフィジカル差を埋められたらと思います。

 プレー面では試合中自分のプレーに関して発信出来るようになってきたのですが、まだまだフィールドでの判断力と情報発信力が足りないと感じます。WTBは攻防どちらの状況でも外側にいることが多く、全体を見て内側をコントロールする役割です。同じポジションの楢崎さん(楢崎彰太郎・4年)は、自分がどう動いているかだけでなく他のプレーヤーにどう動いてほしいのかというところまでを一瞬で端的に伝えるのが上手で、僕もより正確なプレーを早く実行するために内側の選手に対しての情報発信を練習中から意識して取り組んでいきたいと思います。また、とっさに上手く状況判断出来ず、練習でも試合でもプレーが終わってから反省することも多いです。練習中はBKの上級生が判断について根拠を示して教えてくれるので、教わったこと一つ一つを自分の中に蓄積して今後の判断基準にしていけたらと思います。

私生活においてラグビーの為に意識して取り組んでいることは何ですか。

 ONとOFFの切り替えです。僕にとってラグビーは人生の軸なのですが、ラグビーが上手くいかない時自分を立て直すために、ラグビー以外の何かにも没頭していたいと考えており、今は観光学部の勉強がとても楽しくリフレッシュに繋がっています。僕は勉強とラグビーがしたくて大学に入ったので、一週間の内一日は大学生らしく好きなことを勉強していたいと思っています。OFFの日はゼミに出席し文献を読んで課題をしているとあっという間に一日が過ぎてしまいますが、生活リズムも整い充実した大学生活を送れていると感じています。

夏合宿や秋シーズンに向けての意気込みを教えて下さい。  

 春シーズンはBチームで試合に出ることが多かったので、今後は一回でもAチームで対抗戦に出場することと、ジュニア選手権に先発メンバーとして出場することが目標です。しかし実力が足らず下のチームから上がれなくても、上のチームと遜色ないプレーを出来るようにすることが個人のアピールとしても競争環境を作り出すためにも大切だと思うので、チームの底上げを出来ればいいと思います。去年は夏合宿直後に怪我をしてしまい他の選手と差を付けられてしまったので、シーズンを通して戦いぬくのも目標です。万全な状態でラグビーが出来るということは成長の機会でもあると思うので、戦力として貢献したいと思います。試合でも練習でもミスが多く迷惑をかけることも多いのですが、練習中の積極的なミスは成長の為に不可欠であると思うので、自分がどこまで出来るのか試しながらチャレンジし積極的なミスを多く経験するようにして、反省と修正を怠らず、一つでも多く次の成長につなげられたらと思います。

HPをご覧の皆様に一言お願いします。

 いつもご声援ありがとうございます。僕たちが良い環境でラグビーが出来るのは皆さんの精神的、経済的なサポートのおかげだと思っています。僕たちはこれから夏を経て秋シーズンに向かって最終目標である昇格を果たすために努力を続けます。今後も変わらぬご支援のほどよろしくお願いいたします。 

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