2017年8月24日(木)

津田 祥平(2年・WTB)

「『お前がおらなあかん』と思われる選手になりたい」

夏合宿も後半に差し掛かりましたが、これまでの試合を振り返って感想を教えて下さい。

 まだあと2試合残っているので、これからどんどん調子を上げてい きたいです。今までのプレーはB戦やC戦でのプレーだったので、そのプレーがA戦でも通用するようになれば、もっとAメンバーに定着する日が近くなると思うので、A戦で今回のB戦やC戦でのプレーが出来ればいいなと思います。今回の夏合宿の試合と、それ以前の試合とで何か特別な違いがあるといった訳ではありません。一試合一試合が勝負だと思っているので、場所が変わっただけで自分のスタンスが変わる訳ではないです。20日の玉川大学戦では、マンオブザマッチをもらうことが出来て、素直に嬉しかったです。

ラグビーを始めたきっかけは何ですか。また、どうして立教大学体育会ラグビー部に入部しましたか。

 元々はサッカーをしていたのですが、地元の中学校でラグビー部が強かったので、体づくりのためにラグビーを始めました。高校でもラグビーを続けたいと思っていたところ、当時のフットサルのコーチが東海大仰星高校出身だったことから、話を聞きそこでラグビーをしたいと思いました。
 立教大学を選んだ経緯は、高校に大学ラグビー部から声がかかり考えてみようと思ったのがきっかけです。決め手は、自分は経営学を学びたいと思っており、立教大学の経営学部に惹かれたことでした。当時立教のラグビー部は対抗戦Aグループに所属しており、AグループやBグループなら4年間頑張れば日本一を目指せるのではないかと思ったことも理由の1つです。また、ホームページを調べてみて、内容がしっかりしており、きちんとしているチームだなと好感が持てました。他の大学に進学した先輩からも、立教大学ラグビー部はチームの雰囲気が良いと聞いていて、深くは考えず、直感で進学を決めました。入部したとき、上下関係が厳しすぎる訳でもなく全員が話しやすい立教のラグビー部の環境が自分にあっていると感じました。そしてフェアプレーを意識していてプレーしやすい印象です。

現在はWTBとしてプレーされていますが、以前はFLのポジションを担っていましたね。ポジションを変更するにあたって、きっかけや苦労したことを教えて下さい。

 大学1年生まではFLとしてプレーしていました。ですが、大学1年の時から本当はWTBとして勝負していきたいという気持ちがありました。実はラグビーを始めた中学1年の頃から高校1年生まではWTBとFBのポジションで試合に出ていて、当時のキャプテンにFLへの転向を勧められ高校2年からFLとしてプレーし始めました。
 FLは左右に展開するパスを出すなどゲームメイクに大きな影響を与え、自分を含めたチーム全体でゲームを作っており、頭を使ってラグビーをするという点が好きです。しかしラグビーを始めた頃から、一番外でボールをもらってタッチラインと相手の間を走るプレーが好きでしたし、自分でも自信があったことから自分がやりたいポジションはWTBでした。サッカーを辞めた時点で自分がサッカーを続けていたらどんな人生だっただろうかと考えていたので、自分がWTBをやらなかったらどんな人生になるだろうかと考えると、今のうちにWTBをやっていないと後悔するのではないかと思いました。去年10月頃に手術をして、半年ほどリハビリ期間があり、いいチャンスだなという思いから、皆には反対されましたが、1年生の冬のオフ期間があけた最初の練習からWTBに移行することにしました。
 高校2年のときにBKからFWにポジション変更したときは、正直あまり苦労はありませんでした。体つきも元々大きいということもあってFLを勧められたので、案外すんなりと移行できたように思います。しかし、FWからBKに再び戻った時は、苦労の連続でした。FWの時はタックルやアタックなどをひたむきに練習することで実力もついたのですが、BKはキックやキャッチ、パスが正確に出来る必要があり、FWとは違ったスキルが必要なので最初は練習に全然ついていけませんでした。WTBとしてプレーしていくという決心は正しかったのかどうかと先輩に問われたことは、今でもよく覚えています。しかし上手くいかない悔しさを糧にして、努力次第でうまくなると信じてひたむきに練習を重ねました。その結果、今では自分でも徐々に上手くなっていると感じており、まだまだ技術的に足りない点も多いですが、WTBらしいプレーが出来始めていると思います。

 

同期について、教えて下さい。

 自分の学年の良さは、みんな素直なところだと思います。昨年、1年間学年リーダーを務めましたが、学年ミーティングで自分が中心となって話を進めている時、みんな姿勢や目つきを変えて真剣に話を聞いてくれて、ラグビーに対してまっすぐなところがこの学年の長所だと思いました。オフの日でもラグビー部員と遊んだりすることが多いです。学年全体を通して仲が良いですが、特に大晃(藤原大晃・2年)や達也(下山達也・2年)、和也(岡田和也・2年)達とはよく遊びます。そして、同期や同じポジションの選手をライバル視することはあえてしないようにしています。ライバルは作ってしまうと、その相手に勝った時にそこで終わってしまうような気がするからです。もし自分が他の選手にポジション争いなどで負けてしまったときは、何が至らなかったのかなど反省し、他の選手を気にすることなく自分がすべきことをコツコツ続けることで、いつかビックな選手になれるのではないかと思っています。

尊敬する選手や、期待している選手を教えて下さい。

 山田さん(山田雄大・4年)ですかね。チームにとって絶対的な存在なので、自分もそんな存在になりたいと思います。強くて、U20日本代表にも選ばれているのに、食事にもしっかり気を使っており、謙虚な姿勢で立教という環境の中でラグビーをしている点を特に見習いたいです。また、高校時代の監督(湯浅大智監督・東海大仰星)も尊敬しています。自分の常識では考えられないレベルでラグビーのことを知っていて、思いつかないような事まで考えている監督でした。指導が理にかなっており、グラウンドの隅から隅まで見えている視野の広い方でした。西田さん(西田創ヘッドコーチ)もラグビーのことを熟知していると思います。ミーティングでの話を聞いていると、時を重ねるごとに変化してゆくラグビーを日々チェックして、新しい戦術などを部にもたらしてくれていると感じ、勉強熱心な方だと思います。達也は体がでかくて花園への出場経験もあって場数を踏んでおり、試合や練習でのスイッチの切り替えがしっかりとできている選手だと感じます。口ではやる気のないようなことを言っているときもありますが、やるときはやる男だなと思います。最近はプレーも安定してきて、爆発力があるのでこれからが楽しみです。たなあき(田中博之・2年)は、去年FLとして一緒に試合に出ることが多かったのですが、僕が今まで見てきたラグビー選手の中で一番タックルの嗅覚が鋭い選手です。なおかつ彼は努力家なので、刺激を受けることが多くあります。

 今年は後輩もたくさん増えましたが、これといった特別な心境の変化はないです。学年が一つ上がっただけで、自分がやるべきことは何も変わらないと思っています。後輩には、フランクに接しています。たとえ後輩であったとしてもWTBとしては先輩なので、むしろWTBの後輩に聞いていることも多々あります。特に期待をしているのは坂口(坂口朋生・1年)です。坂口は体の線が細いですが、ランニングのセンスがあってグラウンドを動きまわっている印象があります。もっと体を大きくして4年間本気でラグビーをすれば、試合でより活躍できる選手になると期待しています。同じ高校の後輩である航央(中田航央・1年)と北山(北山翔大・1年)は、僕が見ていない一年間でとても成長したように思います。彼らは僕が高校3年の時には見られなかったプレーを見せてくれます。航央は縦が見えてオフロードが上手で、器用なプレーをするようになりました。北山は裏を見てスペースを察知できるようになっていて、パスのタイミングも向上し、チーム内で先輩に劣らず積極的に発言しています。期待していると共に、尊敬する後輩でもあります。

 

これからの目標は何ですか?

 今季は、絶対昇格です。それだけです。今年度は1対1の強化を重点的に、コンタクトの場面で当たり負けしないように練習しており、去年よりも絶対に強いと思います。FWの選手がいつも長い時間ユニット練習で頑張ってくれている分、FWで負けることも少なくなっているので、去年の敗戦から学ぶこともあったのかなと感じます。
 個人的には、山田さんみたいに、「お前がおったら試合が変わる」「お前がおらなあかん」と周りから思われるような選手になりたいです。また、自分のチーム内の発言によって皆が為になったと思ってもらえるような存在でいたいです。論理的で、筋の通った発言をしていきたいと思います。出来る限り上のチームでプレーしたいとも思います。そのために、ロバートさん(Robert Palka S&Cコーチ)に足を速くするトレーニング方法を聞いて実践しています。その結果、体が軽くなっているような気がします。また、タンパク質を積極的に摂るようにするなど、食事にも気を使っています。

 

最後に、HPをご覧の皆さんに一言お願いします。

 今年は絶対チームで昇格するので、応援よろしくお願いします。

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