2019年8月24日(土)

インタビュー 平間 大貴(4年・SO/CTB)

「悔いのないラグビー人生を」

春シーズンを振り返ってみてどうでしたか。

 私は怪我で春シーズンが始まってからずっとリハビリをしていたのですが、首藤さん(首藤甲子郎コーチ)のもとで通常メニューとは別にウエイトメニューを組んでもらうことで、体を大きく強くすることに焦点をおきました。自分の弱い部分を克服するために今何ができるのかを考えて行動し、個人的な成長という面で良いシーズンにできたと思います。6月の明治学院戦で復帰をし、また怪我をしてしまうのではという恐怖心もありましたが、自分の中で気合いの入っていた明治戦で2年の時の入替戦ぶりにファーストジャージに袖を通すことができました。そして51年ぶりに勝利することができ、今シーズン積み重ねてきたことがチーム力の向上や個人的なスキルアップに繋がったと実感することができました。

期待する後輩を教えてください。

 SOの後輩である力哉(岡本力哉・3年)、真優(三村真優・2年)、海志(安藤海志・1年)に期待を寄せています。力哉は新戦術について優れていて、今回の合宿でも上手く活用しプレーで目立っていたと思います。まだまだ伸びしろを持っている選手だと思うので、更にスキルを磨いていってもらいたいです。真優は良い意味で生意気ですね。常に堂々としていて自分の意見をぶれずに持っているので、芯の強さに後輩ながら尊敬しています。海志はもっと自分を出して積極的になってほしいです。彼は高校時代キャプテンをしていた経験がありリーダーシップに長けていると思うので、彼の魅力を自身で生かすことができると更に良い選手になりチームにも良い影響を与えてくれると思います。また、神威(仲川神威・3年)は中学校の頃からずっと一緒にラグビーをしてきたので、一番思い出があり可愛がっている後輩でもあります。彼が今回の合宿で初めてAチームのリザーブにメンバー入りをしたのは、普段の練習に真面目に取り組む姿や練習後に残ってパス練習をするなどの努力を惜しまない姿勢が評価されているのではないかと思います。いつかハーフ団として一緒に試合に出場できたらと思います。

同期について教えてください。

 私たちの学年は仲が良く、オンとオフの切り替えが上手い選手がとても多いです。練習中は真剣にラグビーのことを考え声出しをしたりして一生懸命練習に取り組むのに対し、いざオフになると練習中と打って変わって賑やかに過ごしています。特に床田(床田聖悟・4年)はグラウンドとグラウンド外では真反対のような人間ですね。自分には無い部分で、彼の集中力の高さ、そしてハイパフォーマンスに繋がっているのだと思っています。特に仲が良いのはゴンザ(笹本大地・4年)とヤマシ(山下太靖・4年)です。彼らとはこの4年間共にラグビーをしてきたのですが、まだ一緒に試合に出場できたことがないので、Aチームとしてファーストジャージを着て皆で試合に出たいという思いがあります。和也(岡田和也・4年)も中学のころからラグビースクールで一緒に練習に励んでいました。今は隣のポジションでサポートしてもらっていて、心強いパートナーとして信頼しています。

なぜラグビーを始めたのですか。

 元々両祖父がラグビーをやっていて、そして母方の祖父が立教ラグビー部の出身ということもあり、気が付いたら楕円球に触れていました。幼い頃はラグビーボールと一緒に寝ていたり、よく祖父に連れられて富士見グラウンドにも来ていました。ラグビーを大学まで続けているのは、幼いときから祖父に立教のファーストジャージを着てプレーしている姿を見せたいという夢があったからです。そのため、一生懸命練習していたのですが、祖父は私が高校3年のときに亡くなりその夢を叶えることはできませんでした。それでも大学ラグビー部に入って練習に打ち込み、1年の夏合宿から少しずつAチームとして試合に出られるようになり秋シーズンには定着して出場できるようになりました。自分が努力して憧れのファーストジャージを手にした姿は祖父も天国から見ていてくれていると思います。

得意なプレーを教えてください。

 仲間を生かせるようなパスとキックです。SOはBKやFWに司令塔としてパスを一番多く与えるポジションでもあるので、一つ一つのパス精度が非常に大事になってきますが、自分の武器であるパスとキックは有効的に使えていると思います。また練習中に心掛けていることは、常に試合を想定しプレッシャーの中でプレーすることです。ですが、まだまだ成長の余地はあると思っているので、チームにより貢献できるようもっと努力してより良いプレーができるように頑張りたいと思います。

理想の選手像を教えてください。

 司令塔である10番を背負っているので、周りから信頼される選手になりたいです。10番はゲームメイクをする役割を担っているので、周りからの信頼を獲得することで上手くチームを動かす鍵になるのではないかと思います。そのためには自分がもっと練習して上手くなることが第一歩だと思うので、しっかり頑張っていきたいです。

BKリーダーに決まったときの心境はどうでしたか。

 私はあまり口が上手いタイプではなくプレーで引っ張ることしかできていなかったので、リーダーとしてチームの皆に発言しなければならないという点で心配はありました。実際にBKリーダーを務めてみてやはり周りの意見を尊重してしまい自分の考えを発言することは難しいと感じているので、プレーだけでなくトーク力でもっとチームを引っ張っていき、BKリーダーとしての責任を果たすことが最大の課題ですね。

今年度で大学ラグビーと離れることになると思いますが、一番印象に残っている試合はありますか。

 1、2年のときの入替戦です。1年の入替戦では、前半は圧倒していたのですが、最後のロスタイムで逆転負けしてしまい、勝てる試合で勝ちきれなかったことを本当に悔やんでいます。あのときの風景を見て、来年こそ絶対に勝ってやるという強い気持ちを糧に次の1年間頑張ることができました。2年生のときの入替戦は怪我のために麻酔を打ち出場したのですが、後半に痛みの限界がきてしまい交代し、結局その年も昇格することができず悔しい結果に終わりました。また3年は怪我のためほぼラグビーをしていない中で4年目を迎えたので、一日一日を大切にしながら今の自分に何が必要なのかを考えるだけでなく行動に移すことが重要だと考え、日々練習に励んでいこうと思っています。

上記を踏まえて、後輩に伝えたいことはありますか。

 大学ラグビー生活のなかであまりラグビーをすることができなかった身としては、思う存分ラグビーがプレーできることは当たり前ではなく恵まれているという自覚を持ち、ラグビーというスポーツをシンプルに楽しんでほしいです。また、練習に専念できる環境に感謝しながら、今の自分がチームにどのような形で貢献できるのかを考え日々生活してほしいと思います。今の立教ラグビー部は西田さん(西田創ヘッドコーチ)にフルタイムで指導していただいており、自分の努力次第でいくらでも上達できる環境があるので、一日一日を大切にしながら悔いのないように練習に励んでほしいです。

最後にHPをご覧の皆様に一言お願いします。

​ いつも温かいご声援やサポートをありがとうございます。引退まで残りわずかとなりましたが、チームの一員として昇格というゴールに貢献したいと思っています。今後も変わらぬご声援を宜しくお願いします。

 

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