2019年10月8日(火)

インタビュー 菱川 浩太(3年・CTB)

「チャンスを掴みとる」

ジュニア選手権大会東洋大学戦と山梨学院大学戦を振り返ってどうでしたか。

 東洋大学戦は自分にとって久しぶりの公式戦でした。1年生の時にも東洋大学とのジュニア選手権大会に出場させてもらいましたが、苦い思い出があったので正直試合前は不安な気持ちが大きかったです。しかし、ここでしか苦い思い出を払拭する機会がないので自分にとっては大切な試合でした。試合内容としては立教のミスが多く点差を広めることはできませんでしたが、勝ち切れたことが次に繋がる大きな試合だったと思います。山梨学院大学戦では相手のCTBに外国人選手がいることを把握していましたが、あまり不安はなく自分のプレイに集中することができました。山梨学院大学戦もミスが積み重なって負けてしまいましたが、試合を振り返ると勝ち切れた試合でした。一つ一つのミスが点差に繋がってしまい、ジュニア選手権大会Dグループで優勝を目指していたので正直悔しかったです。しかし、まだあと二戦残っており、優勝のチャンスはまだあるので今回出た反省を繰り返さないよう万全の準備をして次に臨みます。

1年間のアメリカ留学後、半年間学生コーチとして活動していましたが、学生コーチとして得たことはなんですか。

 今までコーチという指導する側に立ったことがなかった自分にとって、とても新鮮で貴重な体験でした。選手としては見ることができなかった視線から練習に参加することで一つ一つの練習において何を意図としてやっているかを考えさせてくれるきっかけになりました。自分が選手として復帰すると決意したのは6月に行われた定期戦の明治大学戦でした。自分はウォーターボーイとして試合に携わっていました。この明治大学戦で、試合の外からチームを指導するのではなく自分も「選手」としてみんなとラグビーをし、勝利・昇格を目指したいと思うようになりました。その後、復帰するために本気でウエイトをはじめ、食事面に気を遣うようにして他の選手との差を埋めるよう努力しました。西田さん(西田創・HC)がおっしゃっていたように、選手になった今でも練習には一つ一つ明確な目標があることを忘れず、誰よりも一歩先にいける存在になりたいです。学生コーチを経験したからこそ得たものを十分に活かし、5のことをやっても6や7まで理解できる視野の広い選手になりたいです。

 

アメリカへの留学経験は今どんな風に活かされていますか。

 アメリカの留学先では社会人クラブチームのラグビー部に所属していました。大学の部活とは大きく異なっていたため、自分にとって新鮮でありラグビーを通じて多くのことを学ぶことができました。このクラブチームはラグビー未経験の人も所属しており、自分たちの「仲間」として歓迎し一日でも早くチームに馴染んでもらうよう心掛けていました。留学先の人が自分のことも「仲間」として受け入れてくれ、アメリカでは特にチームの「仲間意識の大切さ」を学ぶことができました。またアメリカ人は心にゆとりがあり、広い視野で楽しくラグビーをしている印象がありました。何か問題があってもただ説教をするだけではなく、一歩先を行きみんなで改善点を考えポジティブに行動していました。その結果、帰国してよく言われるのは誰とでも接するようになり、広い視野から物事を見ることができるようになったということです。このインタビューをきっかけにアメリカで学んだことを再確認し、また今後に活かしたいです。

8月から選手として活躍していますが、チームの雰囲気はどうですか。

 自分が1年生だった時より、津田さん(津田祥平・4年)を軸に規律の面で明確になっています。規律が整っていると必然的にチームの雰囲気が良くなります。津田さんのおかげで一人一人がラグビーに向き合う環境がより整ったと感じます。さらに、立教ラグビー部は上下関係があまりなく、学年を超えて意見を言い合える良い関係を築けています。その中でも互いを尊敬し合う気持ちを忘れず、全員がひたむきにラグビーをすることでより良いチームになると思います。

尊敬する先輩について教えてください。

 尊敬する先輩は平間さん(平間大貴・4年)と祐一さん(吉田祐一・4年)です。平間さんはどのスキルをとっても自分より一つ上で、中学からずっと一緒にやってきて超えられない存在だなと思います。祐一さんは自分と同じように留学から帰ってきて、一つ下の学年と一緒にラグビーをするということに壁を感じることもあると思います。しかし祐一さんは自分の個性を出していて、いずれは自分もその立場になるので祐一さんの背中を見て頑張りたいです。

期待する後輩について教えてください。

 期待する後輩は落合(落合凌平・2年)、ホセ(小関智大・2年)、佐渡(佐渡亮太・1年)です。落合はパスとキックのスキルがバランスよく高いです。12番の同じポジションで期待する後輩であるとともに、良きライバルでもあります。ホセはCチームでプレイすることが多いですが、より上を目指せる素晴らしい選手だと思います。全てにおいて積極的になってほしいです。佐渡とは高校から一緒にラグビーをしてきて、彼は雰囲気とは違って努力する選手です。まだ1年生で高校生の頃とは違うことがたくさんあって大変かもしれませんが、来年には大きく花を咲かせる選手になると思うので期待しています。

 学生コーチとして半年間一緒にやってきた相田(相田向陽・2年)も期待する後輩の一人です。相田とは中学からの長い付き合いで、今一緒にラグビー部に所属していることを素直に嬉しく思います。自分が経験してより感じましたが、学生コーチは難しい立場です。しかし相田はその中でも自分がやるべきことを理解しており、周囲のために働く誇らしい後輩です。西田さんがいない時でも練習を一人で仕切れるような学生がいるということは必ず立教ラグビー部の強みになります。辛いこともあるとは思いますが、自分の信念を持って続けてほしいです。また、自分が選手として復帰すると決めたときから長い間常にサポートしてくれたのは相田でした。自分にとって勝負の期間だった夏オフ期間に相田は富士見総合グラウンドまで来てくれたり、自分のためにメニューを考えてくれたりしてくれました。相田にはたくさん迷惑をかけましたが、今このようにジュニア選手権大会にスタメンとして出場できているのも相田のおかげなので感謝しきれません。

同期について教えてください。

 全体的に仲の良い学年です。この仲の良さは今後強みになっていくと思います。その中でも特に仲が良いのは亀井(亀井駿・3年)、久保(久保怜央奈・3年)、航貴(山口航貴・3年)です。試合後よく一緒に食事に行き、自分にとって一番楽しい時間を共有しています。航貴はラグビー面でも尊敬しています。航貴は13番という難しいポジションながらも自分で試行錯誤し、Aチームとして体を張っています。身長、体重は自分とあまり変わりがなく、とても努力しているので見習うべき存在です。

今後の目標、試合の意気込みを教えてください。

 今シーズンの目標はいくつかありますが、一つ目は定期戦のメンバーに入ることです。立教は対抗戦Bグループで戦っているため、対抗戦Aグループの早稲田大学や慶應義塾大学と戦う機会は定期戦しかありません。全国を知っている強いチームを肌で感じることができるチャンスを一回でも体験することによって、今後自分が目標とする対抗戦でのレギュラー獲得に絶対に繋がると思います。二つ目は、東洋大学戦と山梨学院大学戦に引き続きジュニア選手権大会でスタメンをとることです。ジュニア選手権大会はジュニアならではの楽しさがあり、全員が本気でAチームを目指しているメンバーなので自分ももっと頑張ろうと思えます。Bチーム、Cチームが良いプレイをすることでAチームに良い影響を与え、入替戦や来年にもつながるので一戦一戦を大切にしたいです。

HPをご覧の皆様に一言お願いします。

 いつも応援ありがとうございます。私たちは昇格に向けて日々練習に励んでいます。この環境でラグビーができるのも保護者やOBの方々のサポートのおかげなので、感謝の気持ちを忘れず頑張ります。これからも応援サポート宜しくお願い致します。

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