2019年11月6日(水)

小澤 拓実(4年・HO/FL)

「支えてくれた仲間に感謝」

4年間を振り返って印象深い試合はありますか。

個人的に印象深いのは昨年度夏合宿での大阪体育大学C戦です。この試合では初めてHOでスタートメンバーとして出場しました。元々はFLとしてプレーしていたのですが、HOの層が薄く先輩から勧められたのがきっかけで8月から全くやったことないHOに転向しました。試合中はスクラムを組んでも全く通用せず相手に押し負け、今後は今まで以上に努力を重ねないといけないと実感させられると共に、一緒に出場していた坂(坂拓哉・4年)を中心としたFWのみんなが前向きな言葉をかけてくれ、仲間に助けられてラグビーをしているということを強く感じました。

 チームとしては、今年度夏合宿最終戦である東海大学戦が印象に残っています。みんな集中を切らさず残り10分で逆転勝ちを収め、全員が最後まで決して諦めずチームが一つになっていたと思います。夏合宿を良い形で締めくくることが出来、昇格という目標をこのチームなら達成出来ると感じた試合でした。

ラグビーを始めたきっかけを教えて下さい。

 小学生の頃、大学でラグビーをしていた父親に連れられて地元のラグビースクールに入ったのがきっかけです。中学校では野球部に入っていましたが、もう一度ラグビーをしたいという思いから高校では再びラグビー部に入部しました。僕が所属していた頃は部員が15人もいない状態で練習すら満足に出来ない時期があり、高校3年生の時には同期はおらず自分1人だけという状況でした。ですが後輩のためにも自分なりに頑張って部員をまとめていました。そのような環境だったことを思い出すと、母校が花園出場出来るようになったということは大変感慨深く、嬉しく思います。

4年間を通して自分自身の大きな変化は何かありましたか。

 3年生の9月に膝を怪我して、目の前のことに全力を注ぐという大切さを改めて実感しました。約1年間のリハビリ生活からようやくグラウンドに復帰しましたが、残りの日数も僅かとなってしまったという経験を踏まえて、目の前のすべきことを一生懸命やることの重大さと、プレー出来ることは当たり前じゃないということを実感しています。グラウンドに出ずリハビリメニューを黙々と行う毎日に心が折れそうになったことや、復帰を目前に怪我の状態が思うように良くならずもどかしさに苦しむこともありましたが、土屋さん(土屋篤生アスレティックトレーナー)や学生トレーナーがリハビリを見てくれるという支えがあったから復帰することが出来ました。現在同じ境遇で苦しんでいる人や今後大きな怪我に辛い思いをする後輩もいると思いますが、感謝の気持ちを大切に頑張って乗り越えて欲しいと思います。

期待している後輩や尊敬している後輩は誰ですか。

 期待している後輩は、怜央奈(久保怜央奈・3年)ですね。僕と同じ怪我を抱えほぼ同じタイミングで手術し1年間のリハビリ期間もずっと一緒に過ごしていました。怪我をして辛くもどかしい気持ちを痛いほど理解出来るので、まだ怜央奈はリハビリ中ですが復帰を楽しみにしていますし、その時には思い切って活躍してくれることを期待しています。もう一人は勝沼(勝沼遼・2年)です。大学からラグビーを始め今年の4月からはプロップにも挑戦している向上心は本当に凄いと思いますし、成長が目に見えて分かるようになりました。練習後その日の練習動画を確認している時、自分が上手く組めたスクラムが相手に押し勝っているのを見て嬉しそうにしている様子などを見ていると更に頑張って欲しいと思います。

 尊敬している同期はタナーキー(田中博進・4年)です。普段は物静かで自分から前に出るようなタイプではないですがグラウンドに立つと献身的にタックルをし、僕を含めた周りの選手に声をかけてくれるなど自分自身も苦しい局面で気遣いが出来るところを本当に尊敬しています。また、床田(床田聖悟・4年)も僕と同じく怪我でなかなかラグビーが出来ない時期がありましたが復帰後はチームの第一線で活躍しているという点や、練習以外ではみんなとふざけ合って盛り上げていますが、練習中は切り替えて激しくプレーして、自分にも周りにも厳しく接することが出来るスイッチの切り替えの部分を尊敬しています。

今年度のチームの雰囲気を教えて下さい

 主将である津田(津田祥平・4年)を中心にまとまりを持ったチームであると感じています。1年生の時に「俺たちが4年生になった時、立教を日本一のチームにしたい」と言って学年リーダーをしていた津田が、4年生では主将となりチームを引っ張って、REMAKEというスローガンの下どうしたらチームをより良い方向に改善出来るか、昇格に向けてチームを向上出来るか常に考えてくれています。整理整頓を徹底し、ミーティングの時には自分の考えがみんなに分かりやすく届くよう自分の言葉で丁寧に説明していることが伝わって来ます。そんな頑張りを僕だけじゃなくみんなが感じ、津田が先頭となって昇格に向けて一つになっていると感じます。

入替戦まで残り一ヶ月となりました。率直な心境を教えて下さい。

 僕たち4年生は3年連続入替戦という舞台で成蹊大学に敗れるという同じ景色を見てきています。みんなの悔しそうな表情を見てきて、今年こそは後輩達の為にも昇格に向けて自分に出来ることを模索しながらチーム一丸となって取り組んでいきたいです。みんなのモチベーションが少しでも上がればと、試合動画を撮影・編集した動画の作成も行っています。何かチームの力になれるよう自分なりに最後まで頑張っていきます。福田監督(福田明久監督)がよく仰っていますが、100人の集団が同じ目標に向かって活動するという貴重な経験は今しか出来ないことだと思うので、大学に入ってそのような経験が出来たことは自分にとって財産だと思います。僕にとってもラグビー人生の一区切りとなるので最後まで頑張っていきたいです。

HPをご覧の皆さんに一言お願いします。

 いつも応援して下さり、ありがとうございます。今年こそ対抗戦Aグループ昇格に向かってチーム一丸となって活動していくので変わらぬご声援を宜しくお願いいたします。

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