2019年12月4日(水)

下根 光博(4年・HO)

「今までの先輩の想いも背負って」

今シーズンも残り僅かですが、どのような1年でしたか。

​ 振り返ると、この1年は大学4年間の中で一番厳しい1年間だったと思います。FWリーダーとして役職に就いた当初は同期が就活でいない中、チームをまとめることに難しさを感じ大変でした。また、去年照男さん(眞壁照男・平成31年度卒)やサンチュさん(山中奎吾・平成31年度卒)といったセットプレーの要であった存在が卒業されてしまった中で、去年のセットプレーのレベルに追いつき、またどう追い越せるかに重きを置いて練習メニューを組むことにも悩んだ1年でした。一選手としては、春シーズン順調だった中で大怪我を負ってしまい、FWリーダーとしても一選手としても自分の価値を見出せず辛い時期もありました。そんな中での51年振りの明治戦勝利は強く印象に残っています。あの試合はFWのセットプレーが安定していてFWのクオリティが試合結果に繋がることを実感し、また同時にFWの成長を感じることができた一戦でした。自分は出場できませんでしたが、地道に練習してきたことが実を結び、強豪校にもセットプレーで圧倒するFWの姿に非常に感化されました。手術するという選択肢もありましたが、手術するとシーズン中に復帰できないと言われ、もう一度このチームに戻り戦力として戦いたいという強い思いから、手術はしないと決断しました。そう決断できたのは、紛れもなくFWの皆のおかげです。本当に感謝しています。入替戦で最高のパフォーマンスができるように残り少ない時間で調整して、個人としてもチームとしても入替戦にピークを合わせたいと思います。

これまでのラグビー人生を振り返ってみていかが​ですか。

 ラグビーを始めたのはゴンザ(笹本大地・4年)に誘われたことがきっかけです。元々、立教新座中学校の野球部に二人とも所属していました。自分は高校入学を前にラグビー部とアメリカンフットボール部のどちらに所属するか決めかねていたのですが、先にラグビー部に所属すると決めていたゴンザに「一緒にラグビー部に入ってくれないか」と泣いて懇願され、自分の為に泣いてくれるならと思い、それを機に高校からラグビーを始めました。高校ではFLでしたが、大学で初めてHOに挑戦しました。HOの層が薄かったこともあり下級生の頃から試合に出してもらっていたのですが、最初はスクラムワークやスローイングなどできないことだらけでした。ですが、スクラムは組めば組むだけ上達するものですし、ラインアウトも成功体験を積み重ねる中、先輩方が多くのスキルを教えてくださったおかげでHOとしてしっかり成長できた4年間になったと感じています。

同期について教えてください。

 同期は本当に仲が良くて、普段は特に同じ観光学部の連中とよく一緒に過ごしています。床田(床田聖悟・4年)とは週に1回タピオカを飲みながら試合映像を観てレビューしたり、平間(平間大貴・4年)やゴンザとはOFFにパンケーキを食べている時でもラグビーの話をしたり、皆なんだかんだラグビーが好きということが色々な場面で伝わってきますね。また、キャプテンである津田(津田祥平・4年)は、相手との関係性を問わず公平に、誰に対しても自分の意見をしっかり言えるという長所を持っています。客観的な目で人と接することができる人間性を本当に尊敬しています。

期待している後輩はいますか。

 HOの後輩は皆それぞれに良いポイントがありスキルも高く、吸収力が高いので日に日に成長しています。更に体作りに励み体を大きくしたら対抗戦Aグループでも通用するポテンシャルを持っていると思うので、全員に期待しています。HO以外のFWで言うと、裕二朗(金子裕二朗・3年)、麻生(麻生典宏・2年)、大和(大和大祐・1年)です。裕二朗はフィールドでの能力が高く、強豪相手にもゲインできるフィジカルやインパクトあるタックルが魅力ですね。対抗戦Aグループでも活躍できる選手だと思うので、来年も最高学年として立教ラグビー部を引っ張る存在になると確信しています。麻生はU20の合宿に呼ばれる程スキルが高く、PRですがフィールドプレーが強い点が他の選手よりも突出している点だと思います。怪我をして辛い時期だとは思いますが、リハビリを乗り越えて首藤さん(首藤甲子郎S&Cコーチ)のウエイトを真面目にやれば、怪我する前よりも強くなって帰ってきてくれると信じています。大和は何といってもあの世界基準の体の大きさが武器ですが、それだけではなく実は器用な選手で一緒にプレーしていてとても信頼の置ける選手です。また大和の良さは、素直さの部分がとても大きいと思います。アドバイスをしっかり吸収してくれるので、4年間を通じて成長する余地は沢山あると思いますし、将来トップリーグでも活躍できるような選手になってくれると期待しています。

後輩へのメッセージを教えてください。

 各々のポテンシャルはとても高く、対抗戦Aグループのチームに引けを取らないと思っています。ですが、立教はおとなしすぎるのが欠点だと思います。練習中からもっと熱くなる場面を増やすことがこれからの立教の課題の一つであると認識しているので、内に秘めているラグビーへの情熱をもっともっと表現してほしいですね。

入替戦に懸ける想いを教えてください。

 自分が入部する直前に降格し、その後4年間対抗戦Bグループでしか戦えなかったことは本当に悔しく、Aグループの大舞台で戦いたかったというのが正直な気持ちです。後輩には絶対にそんな思いをさせたくありません。毎年下馬評では勝てると言われていますが、結局同じ相手に負け続けています。後輩の為にも、そして今までの先輩の想いも背負って、全ての局面で接戦に持ち込ませないくらい圧倒して勝利したいと思います。

HPをご覧の皆さんに一言お願いします。

 平素よりご支援ありがとうございます。今年はREMAKEというスローガンを掲げて日々活動していますが、立教の歴史をREMAKEするという意味でも今年は昇格して、僕たちが対抗戦Bグループでプレーする最後の代にしたいと思っています。圧倒して、必ず昇格しますので、変わらぬご声援のほど宜しくお願いします。

Interview​