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試合レポート
12月6日(日)
<練習試合>明治学院大学戦1・2本目
ノンメンバーやスタッフに囲まれ、胸を張って花道を走り出した15人の選手たち。下級生は4年生とラグビーが出来る最後の機会である。今年培ってきたスキルを全員が発揮し、北山組の最後の対外試合で各々の成長した姿を見せたい。
明治学院のキックオフで始まった前半。開始すぐに明治学院のペナルティを誘発しゴール前までボールを運ぶ。ゴール前左ラインアウトでボールをキャッチしたNO.8亀井駿(4年・茗溪学園)が力強い走りで左端に飛び込み先制トライを挙げる。7分にもNO.8亀井のジャッカルで明治学院のボールを奪い、SO伊藤総真(3年・名古屋)→WTB舟橋広倫(3年・名古屋)とパスを繋ぎ、FB安藤海志(2年・京都成章)にオフロードパス。持ち前の俊足でゲインを見せ、そのままトライを決めた。しかし立教はその後連続ペナルティを与えディフェンスの時間が続く。WTB齋藤広騎(4年・東京農大第二)やCTB小関智大(3年・柏)の力強いタックルが見られるもトライを許し10-5となる。その後もしばらく我慢の時間が続き、明治学院が立教のディフェンスのギャップを走り抜け自陣ゴール目前までボールを運ばれる。しかし、WTB川俣祐真(2年・立教新座)が追いついた後、LO坂口朋生(4年・立教新座)がボールを奪い取り、FB安藤が90mの独走トライ。ゴールも決まり17-5とする。さらに40分、FWの身体張ったモールで押し込みNO.8亀井がトライ。24-5と点差を離し前半が終了した。
些細なミスをなくし、このまま得点差を広げようと意気込む立教フィフティーン。大きくメンバーを入れ替え臨んだ後半。3分、SO菱川浩太(4年・立教新座)→CTB落合凌平(3年・東京農大第二)→CTB佐渡亮太(2年・立教新座)とテンポ良くパスを繋ぎCTB佐渡が大学ラグビーでの初トライを掴み取った。立教は良い流れを継続し、5分にはCTB落合がタックルをされながらもSH大野凌麻(2年・立教新座)にオフロードパスでボールを繋ぎトライを決める。しかし13分、立教のペナルティによる明治学院ボールラインアウトから大きくゲインを許しトライを失う。その後、立教のFW陣が力を見せ25分にはLO山口翔大(4年・立教新座)、34分にはHO山田志門(2年・函館ラ・サール)、40分にはFB小松崎昇平(3年・静岡聖光学院)がトライを決め59-26でノーサイドとなった。
今シーズンは新型コロナウイルスの影響で対外試合数が組めず、初出場となる選手も多くいた。グラウンドに立った各々が自らの力を全て出し惜しむことなくプレーし、学年関係なく全員で高め合い臨んだ試合で勝利を収めることが出来た。3年生以下は早くも明日から来シーズンに向け再スタートを切る。北山組から学んだことを活かし、立教は進化していく。
文章:立教大学体育会ラグビー部