Result
<関東大学春季大会>
2021.6.13 Sun. 13:00K.O.
立教大学
12
0-34
12-36
70
関東学院大学
0
0
0
0
5
0
0
4
2
6
2
1
0
0
6
6
3
0
0
3
試合レポート
6月13日(日)
<関東大学春季大会>関東学院大学戦
春シーズンも終盤を迎え、春季大会の最後に挑むは2年前にも敗北を喫した関東学院大学である。前日に行われたジャージ授与式で、対抗戦3勝という今年の目標に向けて絶対に勝利しようと誓った一戦。今年の立教らしさを発揮することが出来るだろうか。
立教のキックオフで始まった試合開始1分、一気に自陣ゴール前まで攻め込まれ、早々にトライを許す。4分、テンポ良くパスを繋ぎ敵陣22mでのマイボールラインアウトを得た立教はフェーズを重ねたものの、関東学院ディフェンスに阻まれゲインラインを突破することが出来ず、逆に連続でペナルティを取られてしまう。11分、関東学院ボールのラインアウトから形成された力強いモールに圧倒され得点を0-12とされる。なんとか立教のペースに持ち込みたいものの14分、19分とディフェンスの隙を突かれさらにトライを許してしまう。全力を出し流れを変えよう、と大きく声を掛け合う立教。しかしその後も関東学院ペースを変えることが出来ず0-34で前半を折り返す。
ハーフタイムのトークで「後半は一人一人が更にギアを上げて挑もう」と互いに鼓舞しあうメンバーたち。
しかしディフェンスでのコミュニケーション不足から、後半開始2本もトライを献上してしまう。WTB舟橋広倫(4年・名古屋)のタッチライン際での体を張ったナイスディフェンスやFB天羽秀太(2年・桐蔭学園)の裏のスペースへ蹴り込んだショートパントなどによってチャンスを掴むが、得点へ繋げることが出来ず0-58と大きく点差を拡げられる。ようやく流れが変わったのは後半も24分を過ぎてからだ。関東学院のペナルティからSO中優人(1年・桐蔭学園)のキックでマイボールラインアウトのチャンスを得ると、そこからSH伊藤光希(1年・桐蔭学園)の軽快なパス回しやCTB江田優太(1年・川越東)の力強い前進など1年生の活躍によって立教のペースに持ち込む。関東学院のペナルティに即座に反応した立教はPR麻生典宏(4年・桐蔭学園)、FL守源(3年・立教新座)とパスを繋ぎボールを敵陣22m付近まで進める。関東学院ボールラインアウトから一度は自陣に攻め戻されるもSO安藤海志(3年・京都成章)の巧妙なキックで再びチャンスを得、WTB舟橋が強靭な体と俊足を生かしディフェンスの隙を駆け抜け、今シーズン初トライを上げる。勢いに乗った立教は33分、関東学院の浮いたパスに反応したFB天羽がボールを奪いターンオーバー、そのまま走り切りトライを決めた。SO安藤のコンバージョンキックも決まり得点を12-58とする。この勢いを持続させたいところだったが、その後は小さなミスが続き関東学院のアタックを止めることが出来ず、最終スコア12-70で試合は幕を閉じた。
悲願の勝利とはならず、自分たちの現時点での実力や弱みが露呈した試合となった。次戦は対抗戦Aグループ最好敵手の青山学院大学との練習試合である。対抗戦で3勝を挙げられる強いチームになるためには、今回の悔しさを原動力として日々の練習に励み、次の青山学院戦で必ず勝利を掴み取る必要があるだろう。
文章:立教大学体育会ラグビー部