Result
<関東大学対抗戦>
2021.10.10 Sun. 13:00K.O.
立教大学
0
0 - 36
0 - 67
103
帝京大学
試合レポート
関東大学対抗戦第三節の相手は、帝京大学である。清々しい秋晴れの中、濃紺のジャージを纏った15人の代表が、自信と誇りを胸にグラウンドへと足を踏み入れた。関東大学対抗戦Aグループ屈指のサイズとフィジカルを誇る帝京大学相手に、どれほど勇敢でひたむきなプレーを見せることができるのか。帝京のキックオフで試合が始まった。
前半開始2分、立教のノットリリースザボールから帝京に自陣22mラインアウトのチャンスを与えてしまう。しかし、LO村田裕太(4年・函館ラ・サール)が帝京FWに突き刺さる強烈なタックルでノックオンを誘発しピンチをしのぐ。LO手塚一乃進(2年・足立学園)の帝京ボールラインアウトを奪う好プレーやFB江田優太(1年・川越東)の好タックルが光るも、帝京FW陣の強固なスクラムに押されターンオーバーを許すと左大外にボールを展開されそのまま失トライ。懸命に走り続ける立教だったが、思い通りに運ばないゲーム展開への焦りかペナルティを多発し、一気に4トライを献上してしまう。37分、SO中優人(1年・桐蔭学園)の絶妙なキックに立教BKが好チェイス、敵陣10/22mでのラインアウトのチャンスを得るも、ボールはリフトの上を超えターンオーバー、モールトライを許し0-36で前半を終えた。
自分たちのミスやペナルティで幾度となくチャンスを逃した立教。規律を守り常に前に出続けることを誓い合い迎えた後半戦。開始1分、SH北川時来(2年・國學院久我山)のテンポの良いパスを受けたFL守源(3年・立教新座)がハンドオフでディフェンスをかわしグラウンド中央までゲインするも、ラックからボールを奪われそのまま失トライ。その後も、WTB吉澤雅樹(3年・桐蔭学園)の身体を張った力強いタックルやWTB安藤海志(3年・京都成章)の俊足を活かしたボール奪取、対抗戦初出場を果たしたFL田中太陽(2年・立教新座)の果敢なタックルなど立教もひたむきなプレーを続けるが、圧倒的なパワーとスピードを誇る帝京相手に前進できぬまま4トライを献上。0-67とみるみるうちに点差が開いていく。24分、HO二木翔太郎(2年・立教新座)のジャッカルで敵陣でのラインアウトと得点のチャンスを得るもボールを奪われターンオーバー、帝京BKの素早い攻撃に対応しきれずトライを許してしまう。その後も、立教は必死のディフェンスを見せるも帝京のスピードとフィジカルに押し負けボールを独占され連続得点を許す。息つく暇もなく繰り出される帝京の攻撃にディフェンスするしかない立教だが、40分意地を見せるべくして帝京のペナルティからSH伊藤光希(1年・桐蔭学園)がクイックスタートを切ると、BK陣を中心に敵陣へと反撃を仕掛ける。しかし再び自身のペナルティから好機を逃してしまう。試合終了間近、またもや立教がペナルティを犯しモールトライを献上。一矢を報いることができぬまま、無情にも0-103でノーサイドとなった。
80分間を通して主導権を握られ続け力の差を見せつけられた立教。自身のミスやペナルティが散見され、決定力に欠いた試合となった。次戦は、ジュニア選手権大会開幕戦となる青山学院大学戦である。これまで三連敗と厳しい試合を続けるAチームを鼓舞するべく、好敵手相手に勝利する立教を期待したい。
文章:立教大学体育会ラグビー部