Result
<関東大学春季大会>
2022.05.01 Sun. 12:00K.O.
立教大学
5
5 - 8
0 - 0
8
成蹊大学
試合レポート
シーズンインから今まで積み重ねてきた努力を発揮すべく、新たなチームとしての初試合が立教大学富士見グラウンドで行われた。チームに勢いをつけるためにも絶対に負けられない戦いが幕を開けた。
序盤は成蹊のペースで試合が進み、立教は守勢に回る。我慢の時間が続くも、堅いディフェンスで阻み得点を許さない。前半6分には自陣ゴール前に迫り来る成蹊をSH北川時来(3年・國學院久我山)とNO.8紀伊雄介(4年・桐蔭学園)のダブルタックルでターンオーバーに成功。両者とも譲らない拮抗した戦いが続く。先に点数を動かしたのは立教。18分、成蹊のペナルティを誘い敵陣10mラインアウトに持ち込む。モールを形成せずにパスを受けたLO太田昌利(3年・立教新座)が力強いランで前進。相手を引き付け、逆サイドを上手く使い、FB安藤海志(4年・京都成章)→SO福壽佳生(3年・立教新座)とテンポよくパスを繋ぐ。そのままHO山田志門(4年・函館ラ・サール)がトライラインへ飛び込んだ。このまま勢いに乗りたい立教であったが、度々重なるペナルティにより自陣深くまで攻め込まれてしまう。必死の守りを見せるも成蹊のキックパスでディフェンスラインを破られトライを献上。その後も立教のペナルティから成蹊がペナルティゴールを選択し、得点5-8とする。ディフェンスを振り払いなんとかボールを前へ運ぶが、あと少しのところで成蹊の好守に阻まれ得点に繋げることが出来ないまま、ハーフタイムを迎えた。
気持ちを切り替え、立教らしくひたむきなラグビーをしようと士気を高めたハーフタイム。後半開始早々アグレッシブな攻撃を見せ、敵陣でのプレーに持ち込む。後半4分では敵陣マイボールラインアウトのチャンスを得るとモールを形成し徐々に陣地を進める。その後もLO守源(4年・立教新座)やPR大和大祐(4年・桐生第一)らFW陣が力強い足運びでトライラインまで迫るも痛恨のオフサイド。このままトライを取り切りたい場面であったが立教のミスにより絶好のチャンスを逃してしまった。しかし、PR大上翔(1年・京都成章)の力強いタックルやCTB佐藤侃太朗(1年・國學院久我山)の軽やかな身のこなしで相手を振り切る姿など今回初出場となる1年生の好プレーが多く見られた。その後は敵陣でのプレーが続き優勢に思われたものの、ノックオンなどの小さなミスの連続でなかなか得点に繋げることができず苦しい時間が続く。40分には自陣ゴールライン手前まで攻め込まれるも、必死のディフェンスで22m付近まで押し戻しボールを奪取することに成功する。丁寧にパスを繋げFB安藤が大きくゲインするもノットリリースザボールを取られノーサイド。最終スコア5-8、後半はノースコアという厳しい結果で試合が終了した。
シーズン当初に立てた目標に対して早急に修正しなくてはならない課題がはっきりと見えた。この試合で出た課題に対し真摯に向き合い、それを如何に力に変えていけるかが今後の成長のカギとなるだろう。次戦の立正大学戦へ向けてチーム一丸となって準備をしていきたい。
文章:立教大学体育会ラグビー部