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Result

<関東大学対抗戦>

2022.12.04 Sun. 11:30K.O. 

 立教大学 

20

3 - 0

17 - 14

14

 青山学院大学 

221204vs青山学院.jpg

スタジアム情報

​熊谷ラグビー場

〒360-0004 埼玉県熊谷市上川上810

​試合レポート

12月4日(日)

<関東大学対抗戦>青山学院大学戦

 

 関東大学対抗戦最終節の相手は、昨年惜しくも敗北を喫した青山学院大学である。「関東大学対抗戦Aグループ2勝」を果たし“史上最強の立教”を体現すべく、百合の誇りを胸に抱いた15人がグラウンドに降り立った。大勢の観客の声援を背に、立教のキックオフで試合が始まった。

 

 前半4分、青山学院のノックオンにより敵陣10m/22mラインでのスクラムのチャンスを得るも、立教のペナルティで先制の機会を逃す。11分、SO安藤海志(4年・京都成章)のキックにより敵陣22m/ゴールライン前ラインアウトのチャンスを得て、懸命に攻め込むも、再び立教がペナルティを取られてしまう。しかし14分、青山学院のペナルティから立教はショットを選択すると、グラウンド右からの難しい位置でのキックもSO安藤が落ち着いてゴールを決め、スコア3-0と先制点を挙げる。SH北川時来(3年・國學院久我山)の身体を張った気迫あるタックルやWTB太田匠海(3年・京都成章)のナイスチェイス、CTB中優人(2年・桐蔭学園)の巧みなキックなどひたむきなプレーにより敵陣での攻撃が続くもなかなか決定機を作れない。23分、SO安藤のキックから敵陣22m/ゴールライン前でのラインアウトとチャンスを再び得ると、FL二木翔太郎(3年・立教新座)がスクラムから抜け出しそのままゴールラインに飛び込む。トライかと思われたが、グラウンディングが認められず絶好の好機を逃す。33分、SH北川が青山学院の不意を突くキックで攻撃を仕掛ける。SH北川→CTB福壽佳生(3年・立教新座)→FB天羽秀太(3年・桐蔭学園)とパスを繋ぐも、スローフォワードの反則を取られ再び好機を逃す。その後も、FL二木のジャッカルなどアグレッシブな攻撃を続けるも、立教のミスにより1度もインゴールに持ち込むことができないまま3-0で前半を終えた。

 

 立教ペースの試合展開を続け勝利を掴み取ろうと、YAHMANの掛け声と共に全員が意思統一を図り、後半が始まった。しかし、後半3分、青山学院の素早いパス回しに立教ディフェンスが追いつかず、そのままトライを献上、3-7と逆転を許す。その後も、お互い譲らない一進一退の攻防が続くが、先に均衡を破ったのは立教だった。12分、SH北川→CTB中→CTB福壽→WTB佐藤侃太朗(1年・國學院久我山)とパスを繋ぎ、最後はFB天羽が青山学院ディフェンスを寄せ付けない快走でそのままゴールラインに飛び込んだ。SO安藤のグラウンド右端からの難しいキックも決まり、スコアを10-7と再び逆転に成功する。立教はそのまま主導権を握ると、17分、NO.8紀伊雄介(4年・桐蔭学園)の青山学院のアタッカーへ突き刺さる強烈なタックルによりペナルティを誘発。ショットを選択した立教は、スコアを13-7とする。青山学院の攻撃も激しさを増す中、決死のディフェンスでそれをもろともしない立教。虎視眈々とチャンスを伺い続けた立教は27分、FL二木がラインアウトから抜け出し勝利を手繰り寄せるトライを挙げる。今シーズン、幾度となく立教大学ラグビー部の勝利の起点となったSO安藤の正確無比なキックも決まり、20-7と青山学院を突き離す。38分、青山学院の猛攻によりトライを許すも、立教の意地のディフェンスでペナルティを誘発。そのままボールを蹴り出し、最終スコア20-14のまま歓喜の渦と共にノーサイドの笛が熊谷に響き渡った。

 

 チーム全員が同じ目標を追い、勝利への執念を胸に闘い続けた1年間。「関東大学対抗戦Aグループ2勝」という誰にも否定させない“史上最強の立教”を見せつけた紀伊・安藤組が残した一歩は、立教大学ラグビー部の歴史を塗り替える大きな一歩となった。来シーズンこそ「大学選手権出場」を達成すべく、引退する28人が残した道標を辿り立教大学ラグビー部は新たな一歩を踏み出す。

​文章:立教大学体育会ラグビー部

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