Interview

2021年8月30日(月)

インタビュー 後藤 祐児(4年・HO)

「小さい男の大きな目標」

思うように練習や試合が出来ない日々が続いていますが、どのような気持ちで過ごしていますか。

 試合が出来ない分、自主的に練習をしたり課題を見つける時間が増えたとポジティブに捉えています。もちろん夏合宿にも行きたかったですが、それが難しい社会情勢の中、夏合宿と同じくらいの練習量を積むことが出来れば問題はないかと思っています。今は富士見グラウンドで周りを巻き込んで一緒に練習に励むなど出来ることに取り組んでいます。

ご自身の強みと弱みを教えてください。

 自分の強みと弱みは表裏一体だと考えていて、それは「低さ」です。弱みと捉えがちな身長の低さや身体の小ささを活かせば、ジャッカルや低いタックル、誰よりも低いスクラムを組むことが出来るので、この「低さ」を活かしたプレーを見せていきたいです。

私生活においてラグビーのために意識して取り組んでいることはありますか。

 ワンタップスポーツへの食事掲載を通して、3食の健康的な食事を常に心掛けています。寮生活ではなく一人暮らしなので、出来る限り自炊したりコストパフォーマンスにもこだわったり、料理の腕前も上げられるように頑張っています。自分で全ての家事や料理をすることの大変さを日々実感し、改めて両親のありがたみを感じています。

17年間のラグビー人生の中で印象的なシーンはありますか。

 6つ上の兄がラグビーをしており、兄が持って帰ってきたカバンに憧れて4歳から始めたラグビーですが、気付いたら17年間ずっとラグビーをしてきました。小学生の時は最後の大会で負けて、中学生の時も目指していたところまで行けず、悔しい思いをしました。高校でも全国優勝を目指していましたが結果的にベスト8で終わってしまうなど、今までの学生生活はずっと泣いて終わっていました。ですが大学2年生の時の対抗戦A/Bグループ入替戦で、初めて自分が所属するチームが目標を達成した瞬間に立ち会い、とても感動して泣きました。ラグビーの試合で勝ってこんなに泣いたのは初めてだったので、17年間で一番の思い出となっています。

試合前や練習前のルーティンはありますか。

 試合前のルーティンは特に無く、逆にいつも通りを心掛けています。練習と同じように、緊張せずいつも通りのプレーをするためにも、出来る限り早くグラウンドに行き、余裕を持って準備やストレッチをして試合に臨むようにしています。

 また、普段の練習前から常に早くグラウンドに入り、柔軟と自分の課題であるセットプレーを入れ、自分が絶対に大丈夫だと思える状態で練習に参加するようにしています。きっかけは高校生の時、練習前にグラウンドに集合するのが遅かったチーム全体に対してコーチが怒ったことです。それが教訓となり、今でも試合と練習を分けて考えず、常に早くグラウンドに入り入念に準備をして、怪我をしないよう努めています。

今年の立教ラグビー部はどんなチームですか。

 今年は様々な困難がありますが、目の前の課題は常に明確で、それぞれの課題を乗り越えながら少しずつ成長していることが実感出来るチームかなと感じています。今年からヘッドコーチが変わり、4年生ですら新しいことが多く慣れない状態が続いていましたが、一日一日しっかりとEXCEED出来ているように感じています。ラグビーに対しては一つ一つ洋平さん(中村洋平HC)を中心にビデオを見ながら課題を解決していくなど、ヘッドコーチがアクティブなコミュニケーションを取りやすい環境を作ってくださっているので、とても感謝しています。

最高学年として意識していることは何ですか。

 今の4年生は一人一人が真面目すぎるあまり、周りには干渉しない学年ですが、それぞれチームのために頑張ろうという意識を持っています。その雰囲気を活かして、チームの先頭に立って目標に対してみんなが真剣になれる環境を4年生全体で作っていけたらと思っています。

 自分自身は役職こそありませんが、私生活だけでなくラグビーの練習中においても、話しかけやすい存在となり周りを明るくすることが自分の仕事だと思っています。今はとにかくチームの目標達成のために常に全力を出し切るということを意識しており、チームが一番良い状況になるためには正直自分はどうなってもいいくらいの覚悟を持っています。

主将と副将の2人はどんな存在ですか。

 ノリ(麻生典宏・4年)はやりたいことに対して真っ直ぐな人で、目標達成のためにはそんなにも出来るのかと周りが引くくらい努力出来る人であり、良い主将です。先日の関東学院大学戦の後のチームトークでも涙を流していたように、とても熱い選手なので時には一つのことに集中しすぎて視野が狭くなってしまうこともありますが、それを支えられるのが今の4年生の良いところでもあると思っていますし、今後もノリには目標からブレずにずっと努力していってほしいなと思っています。周太(佐伯周太・4年)は人たらしのような人ですが、だからこそ色んな人とコミュニケーションが取れるし、視野がとても広く物事を考える時の機転が利くとても賢い人です。周太がいなかったら同期の中でもコミュニケーションが取れなかったはずなので、その存在にいつも助けられています。

期待している後輩について教えてください。

 全員と言いたところですが、特に二木(二木翔太郎・2年)は今後の立教ラグビー部に必要不可欠な存在だと思います。彼はとても真面目でポテンシャルも高いので今後の成長に期待しています。また、権藤(権藤時大・3年)の身体の大きさは立教に必要な存在と言えるので、もっと自信を持ってラグビーに取り組んでほしいと思っています。

大学生活最後となる秋シーズンへの意気込みを教えてください。

 対抗戦3勝というチーム史上初めてのことに取り組んでいるからこそ難しいことも沢山ありますが、とにかく悔いのないように臨みたいと考えています。個人としては、対抗戦に1試合でも出ることが目標です。チームが勝つために全力を尽くし集大成を見せる、それだけだと思っていますし、自分自身が試合に出られなかったとしても、チームのことを最優先に考えて行動する、それがラグビー人生最後の務めだと思っています。

HPをご覧の皆様に一言お願いします。

 HPをご覧の皆様、いつも温かい応援、ご支援をありがとうございます。私たちはこのコロナ禍において、難しい社会情勢に左右されながらも富士見グラウンドで毎日ひたむきに練習に取り組んでいます。それも皆様のご声援、ご支援のおかげで成り立っていると日々実感しています。その感謝の気持ちをしっかりと結果でお見せすることが出来るよう、また理念である勇敢でひたむきなプレーを通じて勇気と自由の精神を皆様にもお伝えすることが出来るよう、チーム一丸となって励んでまいりますので、これからも引き続き温かい応援、ご支援のほど宜しくお願いいたします。