2021年12月8日(水)

金子 恭也(4年・LO)

「現在の自分ができること」

FWリーダーになった理由と心境を教えてください。

 チーム全体ではなくFWという集団の中で、一人一人にしっかり向き合い密にコミュニケーションを取っていきたいと思い、FWリーダーになることを決めました。FWリーダーになってからは、ラグビーはFWが崩れてしまうと成り立たなくなってしまうため、強いFWを作っていかなければならないという強い責任感が生まれました。

最高学年として意識したことはありますか。

 自分がどんな状況に立たされていても、自分の身体がどんな状態でも、絶対に練習や試合には出続けることを決めました。特にユニット練習ではどの選手よりも声を出し熱い気持ちを持って練習を行うことを意識していました。口だけの人間は信頼されません。今までの先輩方がしてきてくださったように、自分自身の言葉に重みを持たせるためにも自分がしっかりと先頭に立ってFWを、チームを引っ張っていこうと思いました。

怪我をしてしまった時、何を思いましたか。

 怪我をした瞬間、今までに感じたことのないほどの痛みを感じましたし音もしたので、「あ、これは終わったな。」と思いました。4年生になった時、どんな時でもチームの最前線で戦っていくと決めていたので、チームに申し訳ないと思いました。また、怪我をしてから医師の診断があるまで少し時間があり、それまでの間はどこか怪我をした実感が持てませんでしたが、医師から診断を聞いた時はショックでしたし、とても悔しかったです。

怪我をしてからでもすぐ練習へ参加していましたが、どのように気持ちを切り替えたのですか。

 先輩方、特にタナーキーさん(田中博進・令和元年卒)が、ずっとBチームでも最後までチームにために尽力し戦い続けていた姿を見てきて、今の自分にもできることがあると思えたからです。また、高校のラグビー部の顧問の先生に怪我の報告をした時、先生が「どんな状況でも4年生としてチームのために戦い続けることが大事。その姿を必ず後輩達は見ていてくれている。」と言ってくださいました。そういった姿や言葉にとても励まされ、すぐに練習へ戻ろうと思えました。

怪我をしてから変わったことはありましたか。

 怪我をしてから、Bチームへのアプローチをより一層心がけました。練習中の選手達の表情が見えやすくなり、モチベーションが下がってしまっていたり、やる気が起きていなかったりする選手に気付きやすくなったので、声がけなどを積極的に行えるようになりました。

同期について教えてください。

 全体としては静かな代ですし、一見ラグビーに対して冷めているように見られがちですが、一人一人内には熱いものを秘めています。ノリ(麻生典宏・4年)は責任感が強くなったし、チームに厳しいことを言える貴重な存在です。立教には厳しいことを言える人が少なくキツイ役目だったと思いますが、立教を強くするためにたくさんの努力をしていました。周太(佐伯周太・4年)は心の支えです。春は彼自身怪我をしていたこともあり客観的にチームを見てチームのために意見してくれていました。僕が怪我をしてからは、ほぼ毎日家まで送迎してくれとても助かっています笑。礼紀(桑原礼紀・4年)は、普段はおちゃらけているけど、一番熱い心を持っている人なので見習える部分がありました。

後輩選手へ伝えたいことはありますか。

 FWリーダーとしてFWの選手全員と本気で向き合ってきました。今回は、FWの後輩達一人一人に今思っていることを伝えようと思います。

 

 まずは3年生から。熊田(熊田聖道・3年)は、ラグビーの能力では間違いなく対抗戦Aグループで戦える選手だと思います。フィットネスの面で課題はあるけど、セットプレーのみならずボールキャリーやタックルでも必ず前に出ています。間違いなく、これからの立教のキープレーヤーになってくれると信じています。湯村(湯村怜・3年)は、あの身体で足が速く、たくさん走れるのが武器です。セットプレーも安定感が出てきたし、フィールドでも存在感がどんどん出てきました。今後もフィールド上で大暴れしてほしいです。志門(山田志門・3年)は、学年が上がるにつれて責任感が増しているように感じています。ウエイトでも人一倍追い込んでどんどん身体も大きくなっているし、ユニット中でも積極的にチームトークに参加し、3年生ながらにしてFWをまとめてくれています。HOとしてFWの舵を取りながら、強いFWを築き上げてほしいです。モリゲン(守源・3年)は、フィットネスやウエイトなどフィジカルの面では間違いなく立教トップクラスだと思います。ただ、モリゲンの優しすぎる性格が時折ラグビーにも出てきてしまいます。プレーに激しさが増せば、間違いなく今よりさらに脅威的なプレーヤーになると思います。紀伊(紀伊雄介・3年)は、昨年から関東大学対抗戦全試合に出場し、特にラインアウトでチームに貢献してくれています。フィールドでも大事な場面で顔を出し、チームの流れを変えることができます。これからも、ラインアウトやフィールドプレーを通して、チームに良い流れを呼び込んでほしいと思います。大和(大和大祐・3年)は、常にパワフルなプレーの最前列で身体を張り続けています。去年の大怪我を乗り越え、成長して戻ってきた大和の背中は、元から大きいのにさらに大きく見え頼もしいです。これからの立教を最前列から引っ張っていってくれると思います。池内(池内麻貴人・3年)は、怪我などでなかなかラグビーができず、さまざまな感情を抱いていると思いますが、マネジメントの面からチームに貢献してくれています。自分が厳しい状況下にいてもチームに貢献できる池内は、今もこの先も貴重な存在だと思います。栗木(栗木康佑・3年)は、スクラムという強い武器を持っていると思います。ロックとして対面でスクラムを組んでいた時、微動だにしないと思い見てみると、いつもそこには栗木がいました。栗木も怪我に悩まされて、なかなかプレーできていませんが、しっかりと怪我を治し試合でその武器を遺憾なく発揮してほしいです。藤井(藤井賢太郎・3年)は、普段はおちゃらけていますが、ラグビーにおいては真面目に取り組んでいます。ユニット中も、どうすれば上手くいくのか考えながらプレーしているので、この先もっと成長し、LOとしてFWの軸となっていってほしいです。堀口(堀口絢哉・3年)は、普段は不思議な奴ですが、試合中になると二重人格かと思うくらいエナジーがあります。そのエナジーを練習から発揮してこの先もFWを盛り上げてほしいです。嵐(加藤嵐・3年)は、BKからFWにコンバートしてきましたが、BKで培ったタックルや運動量はFWでも通用していると思います。タックルに磨きをかけ、DFからチームを盛り上げてほしいです。権藤(権藤時生・3年)は、なんと言っても身体の大きさが武器だと思います。身体を生かしたパワフルなプレーがもっとできるようになれば、恐ろしいプレーヤーになることは間違いないです。

 

 次に、2年生。手塚(手塚一乃進・2年)は、初心者ながらにして対抗戦Aグループの舞台で戦っていることは本当にすごいし尊敬しています。あとは、もっとひたむきに謙虚にラグビーに向き合って欲しいです。そして、さらに成長し立教FWの要になってくれることを期待しています。羽間(羽間圭司・2年)は、立教一のハードタックラーで常に身体を張り続けています。羽間は一つのプレーで試合の流れを変えることができる選手だと思うので、これからも羽間の力強いプレーで立教に良い流れを呼び込んでほしいです。比嘉(比嘉一葉・2年)は、怪我に悩まされて思うようにプレーできてないと思いますが、怪我から復帰するたびに身体が大きくなっていて感心していました。来年や再来年に持ち前の身体の大きさを生かしてグラウンドで大暴れしてほしいです。二木(二木翔太郎・2年)は、真面目で向上心があります。ラグビー中にうまくいかなかったときはどこが悪かったか自分で考えたり、誰かに聞いたりして修正し、常に成長しています。これからも、向上心を忘れずに持ち前の力強いプレーなどに磨きをかけ、対抗戦Aグループで活躍してほしいです。篠原(篠原優太・2年)は、今シーズン悔しい思いをたくさんしてきたと思いますが、腐らず、練習後にも自主練習やトレーニングを行っています。篠原は影で努力できる選手だと思うので、これからも努力し続け1stジャージを勝ち取ってほしいです。ボブ(太田昌利・2年)は、強靭な足腰から繰り出される粘りのあるボールキャリーとタックルが魅力です。1人でもDFラインをこじ開けていくことができると思うので、立教にとって厳しい局面を打破し良い流れを呼び込んでくれると期待しています。船山(船山駿・2年)は、積極的で激しいプレーが強みだと思います。練習中のフィットネスなどでも常に全力で行い、向上心もあります。あとは身体をもう少し大きくしていけば、激しさに強さも加わり立教の最前線で身体を張れるプレーヤーになると思います。柴原(柴原創・2年)は、怪我に悩まされラグビーがなかなか出来ずに悔しい思いもしていると思います。しかしその中でも、自分なりに工夫しながら努力して頑張っています。なんとか怪我を克服し、フィールド上に戻ってくれることを期待しています。太陽(田中太陽・2年)は、フィールドではAT・DF共に身体を張り運動量もあります。2年生ながらにしてプレーも堂々としていて度胸がありすごいと思います。間違いなく、この先立教を引っ張っていくプレーヤーだと思います。

 

 そして1年生。ビット(八代デビット太郎・1年)は、スクラムの技術は1年生とは思えないものを持っています。その技術を活かし対抗戦の舞台でも堂々と戦っており、すごいと思います。また、練習中に誰に対してもしっかりと意見が言えるコミュニケーション能力も強みだと思います。スクラムで立教を引っ張り、コミュニケーション能力でまとめていってほしいです。真嶺(三村真嶺・1年)は、1年生ながらにしてあの落ち着きとメンタルの強さはさすがだと思います。ラグビー理解度も高く、強いプレーもできます。もう既にチームには欠かせない存在です。これからも、チームを最前列から盛り上げてほしいです。三邊(三邊晃太郎・1年)は、入部当初と比べて身体がとても大きくなりました。それも、真面目な三邊の努力の結果だと思います。タックルにも力強さが増し、入部当初と比べて少し頼もしい三邊になりました。これからも、真面目にラグビーに向き合い続け、どんどん成長してほしいです。

 

 最後に、期待しているBKについて。天羽(天羽秀太・2年)は、見た目は爽やかですが、ラグビー中になると人が変わったかのように熱い男です。強みであるランと熱い心でこれからの立教を引っ張っていってほしいです。太田(太田匠海・2年)は、巧みなステップやキックなどを用いて1人でトライを取り切れる能力があると思います。また、DFでも鋭いタックルで相手を一発で仕留め、攻守に渡って活躍してくれると思います。快晴(相田快晴・2年)は、本当に真面目です。自主的にウエイトを行い努力している姿も度々見てきました。陰で努力できる人はなかなかいないと思いますし、その結果、身体も大きくなっています。キックカウンターも強さが増してきましたし、練習中での発言も増えてきました。本当に頼もしくなったと思います。あとはキックキャッチでノックオンしないようになれば、さらに頼もしくなると思います。バッチャン(川畑俊介・1年)は、ラグビーに対してとても真面目で努力家です。怪我でリハビリをしている際にも、リハビリメニュー以外のトレーニングを自主的に行い努力しています。そんなバッチャンならこれからさらに成長し、活躍してくれると期待しています。スタッフになってしまいますが、倉橋(倉橋恭佑・3年)は入部当初は頼りなかったです。でも、自主的に身体の構造や食事について勉強して、今では本当に頼もしいトレーナーになりました。これからの立教のトレーナー陣のスタンダードを引き上げ、強い立教の礎を作り上げてほしいです。

4年間を振り返ってどうですか。

 精神的にも人間的にも成長できた4年間でした。1年生の頃からAチームで練習させていただき、入替戦にも出場できました。当時の4年生からたくさんご指導をいただき、人間的に大きく成長できました。感謝しています。立教の良い所として、どんな立場でもチームのため、勝利のために行動できる人が多いということが挙げられます。腐らずにチームや勝利のために行動できる人になろうと思えたのは立教に入ったからですし、4年間を通じて一人の人間として成長できました。

 思うようにラグビーが出来ない時間も多くありましたが充実はしていました。立教に入った段階で、対抗戦Aグループでプレーし秩父宮の舞台に立つことを目標としていました。それを叶えることが出来なかったので満足は出来ていませんが、悔しかった時間が自分を成長させてくれたと思っているので、充実した4年間を過ごすことができました。

HPをご覧の皆様に一言お願いします。

 HPをご覧の皆様、いつも多大なるご支援、温かい応援ありがとうございます。このような社会情勢の中でも、こうして日々ラグビーを続けてこられたのも、支えてくださった皆様のおかげです。対抗戦3勝という目標は達成できませんでしたが、また来年も対抗戦Aグループという舞台で立教大学ラグビー部が躍動する姿を皆様にお見せできるよう、入替戦に向けチーム一丸となり勇往邁進してまいります。引き続き、ご支援とご声援の程よろしくお願いいたします。

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