2022年5月20日(金)

山田 志門(4年・HO)

「Oh! 番狂わせ」

春季大会の成蹊大学戦と立正大学戦を振り返ってどうでしたか。

 個人としてはスクラムやラインアウトなどのセットプレーの部分にこだわりました。ミスは少なかったものの、より安定したボールをBKに供給することでもっとFWからチームを引っ張っていければよかったと思います。その中でも個人的に紀伊(紀伊雄介・4年)の存在は大きく、試合中には1番身体を張り、そして「負けたくない」という熱い想いでチームを引っ張ってくれました。

 「大学選手権出場」を目標に掲げ、その上で春季大会はどの試合も落とせない重要な試合でした。しかし、結果として2戦とも敗戦してしまいました。その原因は練習の雰囲気に合ったと思います。取りきる場面で取りきることができなかったことや、試合の序盤で勢いに乗ることができなかったことなど、いかに質の高い練習ができるか、そしてそれをいかにクオリティ高く試合で発揮できるかが今後のカギとなると思います。

 

ラグビーを始めたきっかけは何ですか。

 中学2年生の夏に仲の良かった友人が皆ラグビー部に所属しており、また唯一無二の大親友である絢哉(堀口絢哉・4年)に誘われたことがきっかけです。それまでは野球少年でしたが、身体の大小や強さ、特徴の異なる様々な人が同じ「ひとつの目標を追いかけてチームで戦う」ラグビーというスポーツにとても魅力を感じました。そして、高校1年生の時から立教ラグビー部に入部することを志し、ラグビーに打ち込んできました。

自分の強みについて教えてください。

 スクラムです。HOはあまり目立たないポジションでありながらも、スクラムの舵を切る重要なポジションなので、スクラムには強くこだわっています。ラグビーを始めた当初はバックローに挑戦していましたが、高校からHOに転向し、今ではHOというポジションに対して1番誇りを持っています。また、フロントローの仲間とは普段から積極的に自主練習を行い、他のポジションにはない親密な信頼関係があるため、阿吽の呼吸でラグビーに熱中しています。

 さらに、持ち前の明るさを活かし、常に練習では声かけなどを意識し、チームの士気や雰囲気を盛り上げようと心がけています。

ラグビーをプレーする中で1番好きな瞬間は何ですか。

 1番好きな瞬間はトライをとった時ですが、中でもスクラムトライをした時です。スクラムを組む前には辛かったスクラム練習の記憶など様々なことを思い出します。スクラムトライはFW8人全員でとったものであり、今までの頑張りを唯一“得点”としてカタチにできるものだと思っているため、好きな瞬間です。そのため、辛いはずのスクラム練習にも特別な想いがあり、一瞬一瞬成長を実感しながら充実した練習ができています。

期待する後輩は誰ですか。

 2年生では光希(伊藤光希・2年)と安食(安食龍之介・2年)です。光希は今まで自分が出会ってきたSHの中で圧倒的に1番のスキルとセンスを持っている選手です。練習前にも積極的に自主練習に取り組む姿など、努力家でもある彼にはさらに上のレベルにも挑戦してほしいという想いもあります。安食は10番という難しいポジションでありながらも、洋平さんや他の選手と話し彼なりに研究、改善に取り組む姿を見てきたからこそ、1stジャージを着てラグビーをする姿に期待しています。2人とも練習以外でも仲が良く、可愛さ溢れる後輩です。

 3年生では篠原(篠原優太・3年)と濱野(濱野浩征・3年)です。篠原はポジション的に距離が近いこともあり、それだけ篠原の練習やウエイトでの頑張りを何度も見てきました。オフの日に2人で富士見に来てトレーニングをした日々もあり、「無駄な努力はない」ということを証明してほしい選手です。濱野は同じ高校だったこともあり、身長や足の速さなど彼のポテンシャルを知っています。そのポテンシャルを試合で開花させてほしいですし、彼が爆走してトライをとる姿を見たいです。

同期についてください。

 「仲の良い代」というのは皆言うと思いますが、どうすればチームをよくできるのか、そのために何をしていけばいいのかということを今まで以上に熱心に考えている代です。幹部筆頭に下の代の意見を吸い上げる定期的なミーティングの開催や各リーダー制度の開設、ライン引きや水撒きなどチームを思って4年生から主体的に行動できていると思います。

 また、個人的には川俣(川俣祐真・4年)と庄子(庄子真登・4年)と共に試合に出場したいという想いがあります。川俣は怪我で思い通りのプレーができていないと思いますが、彼のフィジカルやスピードは強みだと思います。庄子は普段のおちゃらけた姿からは想像できませんが、試合での前に出るディフェンスやスピードなど持ち前の強みを全面的にアピールしてほしいです。2人が両翼で構え、自分のラストパスでトライに繋げるという野望があります。

立教ラグビー部が「大学選手権出場」を目指す上で必要なことは何ですか。また、チームの中でどんな存在でありたいですか。

 普段の練習におけるミスに対する厳しさと良い緊張感です。試合でトライを取りきることができない場面は練習での甘さが繋がっているのだと思います。「大学選手権出場」を目指すチームとしてひとつひとつのミスに厳しく、質の高い練習環境の形成が必要だと思います。

 そんな環境の中でも自分はチームがしんどい時、辛い時に1番声を出して、チームの雰囲気を変えていけるような存在になりたいです。自分も試合に出場できない時間が長く、出場できないメンバーの想いはよく理解できます。そのため、チーム全員の存在に目を向け、ひとりひとりの選手と向き合っていきたいです。

春季大会も残り3戦となりますが、今後の意気込みを教えてください。

 「大学選手権出場」という目標を果たすには、今まで以上に自分に対してもチームに対しても厳しく追い込まなくてはならないと思います。春季大会はもちろん全試合勝利することが必要ですし、秋の対抗戦も今まで負けてきたチームに勝たなくてはなりません。その部分での軸や目標は決してぶらさずに、1日1日の練習に取り組みたいです。そして立教のひたむきさや最後まで諦めない姿勢を貫くことで、結果は必ずついてくると思います。立教ラグビーらしさをHOというポジションで、最前線に立って体現します。

HPをご覧の皆様に一言お願いします。

 日頃より、立教ラグビー部を応援してくださり、ありがとうございます。

 皆様の温かいご声援を始め、指導してくださるスタッフの方々、活動を多方面から支えてくださるOBOG会の方々、共に頑張ってきた同期、今までの歴史を築いてくださった先輩方、そして信頼し支えてくれる後輩たち、全ての人達と共に「大学選手権出場」の目標を果たしたいと思います。立教の新たな「一歩」、試合中の大事な局面で魅せる「一歩」に注目して頂きたいです。今後とも応援宜しくお願いいたします。

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