2022年8月24日(水)

川俣 祐真(4年・WTB)

「折れやすい骨と折れない心」

春シーズンが終わりました。振り返ってみていかがでしたか。

 春シーズンは、今までやっていたWTBに加えFBも任せてもらえるようになり、その中で自分のキックやエリアマネジメントのスキルの部分でよりラグビーの理解度を深められたシーズンでした。同期の庄子(庄子真登・4年)と一緒に自主練習に励むなどしたため、元々苦手意識を持っていたキックの面でも自信を持って蹴れるようになりました。

 また、春シーズンの中でも特に印象に残っている試合は学習院大学戦です。学習院戦では、大学ラグビーで初めてフル出場し、トライを決めることもできました。試合に出場したのは、大学3年生の春季大会開幕戦の東洋大学戦で怪我をして以来だったので、ラグビーに対する熱量が高まり、トライを決めた事でラグビーの楽しさを思い出しモチベーションも上がりました。

 

3年ぶりの夏合宿となりましたが、1年生の夏合宿の時と比べて心境の変化はありますか。

 3年前の夏合宿ではまだ自分は1年生で先輩達に任せっきりでしたが、今年は夏合宿を知っている学年が自分たちの学年だけなので、自分から率先して後輩のサポートに回るように心がけています。3年前は1年生が洗濯物などを率先して行う印象でしたが、今年は学年関係なく班員全員で洗濯物や掃除を積極的に協力して取り組んでいます。

 今年の夏合宿も1年生の時と同じく、リハビリ組として練習に励んでいます。3年前は、少ないウエイト器具の中で各々が個人でリハビリに取り組んでいました。しかし、今年はウエイト器具とメニューが増え、富士見グラウンドでのリハビリメニューのように満足のいく練習ができています。リハビリ組は、普通に練習している選手と比べどうしても時間が余ってしまうので、プラスでフィットネスやウエイトの部分を率先して行うことで、他のリハビリにいる後輩に良い影響を与えられるよう意識しています。リハビリをしている4年生は自分1人だけということもあり、最上級生としてどのように行動するべきかを常に意識しながら練習に励みたいと思っています。

 1年生の時のチームの目標は一部昇格でしたが、夏合宿中はリハビリだったということもあり正直チームの目標よりも自分にベクトルを向けてトレーニングに励んでいました。しかし、今年は最上級生として「大学選手権出場」という目標をより身近に感じています。自分以外の選手、特にリハビリを共にする選手全員に目を向け、モチベーションを保つことを意識しています。

 

自分の強みは何ですか。

 自分の強みはボールを持った瞬間の加速度です。以前行った50m走の測定で最初の10mの加速度が部内で1位でした。元々この強みに気づくことができなかったのですが、この測定でそれが自分の強みだと気づかされました。目の前の相手を抜き、相手よりフリーな状況に立った上で活かせる強みだと思うので、ステップやフィジカルの部分で常に強みである“加速度”を100%出せるように努力したいです。そして秋シーズンの試合でこれらを活かしてチームに貢献したいと思います。

 

ラグビーを始めたきっかけを教えてください。

 ラグビーを始めたのは中学1年生の終わりです。小学生時代は文化部で、中学入学当時はテニス部に入っており、ラグビーとは無縁な生活を送っていましたが、チーム一丸となってプレーするチームスポーツに憧れを持っていました。テニスは個人竸技のため自分の憧れとずれていてもやもやしていたときに、同級生の平間 (明治学院大学ラグビー 部・平間 雄貴)に「ラグビー部来いよ」と誘われて練習の見学に行ったことがきっかけです。初めてラグビー部の練習を見に行った時に円になって賑やかにフィットネスをしていた光景が、個人競技であるテニスをしていた自分にとっては印象深く、憧れていた青春を感じ、入部を決めました。ラグビーウェアをまだ持っていなかったので、体操服を着て初めての練習に参加し、みんなで走った記憶があります。

 

期待する後輩は誰ですか。

 現在一緒にリハビリを行なっている安食(安食龍之介・2年)です。安食はネガティブな部分もありますが、スキルの面に関しては他の人にも負けない強さを持っていると思います。安食は常に努力をして、ラグビーに対する熱量を内に秘めていると感じています。今後はもっと自分に自信を持ち、立教大学ラグビー部の司令塔になってくれると確信しています。そんな彼は人懐っこく、先輩後輩問わず親しまれています。彼の大きな舞台での活躍を期待しています。

 また、大地(髙木大地・3年)にも期待しています。彼は本来SHですが、現在はSOとしてプレーしています。洋平さん(ヘッドコーチ・中村洋平)や選手とも積極的にコミュニケーションを取る姿に向上心を感じますし、慣れないポジションながらもひたむきに取り組む彼を素直にリスペクトしています。SHとしてもSOとしても大成してくれると思います。なによりも、同じ立教新座高校出身として頑張って欲しいです。

 

同期について教えてください。

 同期とは、仲が良いのはもちろんですが、幹部を筆頭としてオンとオフの時のメリハリがはっきりしている選手が多い印象があります。オンの時は同期の自分でも少し怖いなと感じる時もありますが、週末は同期みんなで出掛けるなど仲良く過ごしています。一緒に過ごして今年で4年目になり、グラウンド上での姿とグラウンド外での姿を見ている中で1人1人をよく知る機会が増えたと思います。例えば、後輩から見たら厳しく怖い先輩と思われている人のオフの部分でふざけている姿、お茶目な姿などのギャップを知ることが出来、日々楽しく過ごしています。毎日一緒に過ごす中で、同期の一員になれて嬉しいと感じています。

 

大学ラグビーを通して得たことや気づいたことは何ですか。

 仲間の大切さです。大学ラグビーでは、1日の大半を部員たちと過ごすのが当たり前になっているので、部活を休んだ時やオフの日は少し寂しく感じます。自分は大学で3回骨折し、2回入院しました。その時も同期はいつもお見舞いに来てくれ、たくさん励ましてくれました。心が折れてしまいそうになった時もありましたが、先輩や後輩からの温かい応援の声もあり、退部せずに立ち直ることができました。今の自分があるのは仲間の支えがあったからだと思います。改めて部員の存在の大きさを感じさせられました。また、様々な高校からくる選手たちの中には全国経験者や帰国子女もいて、小学校から立教で育った自分はとても良い刺激をもらっています。多様なバックグラウンドを持つ選手たちと過ごす中で日々学ぶことがたくさんあるのは、大学ラグビーならではの経験だと思います。

 

大学ラグビー最後の年への意気込みや今後の目標を教えて下さい。

 “一歩”というスローガンの元、チーム一丸となって「大学選手権出場」の目標に向けて努力している最中です。現状として、試合に出場している4年生は少なく3年生の方が多い中で、紀伊(紀伊雄介・4年)、モリゲン(守源・4年)、海志(安藤海志・4年)、大和(大和大祐・4年)はみんなを代表してチームを引っ張ってくれる非常に重要な存在です。Aチームのメンバーに選ばれない自分に対し不甲斐なさも感じますが、最後の年はAチームに上がって、ファーストジャージを着るという目標を掲げています。現在怪我をしていてリハビリをしていますが、11月までに怪我を治し、グラウンドに戻り、試合に出場したいです。怪我をする前よりも強くなって、チームに貢献できるような人間になるのが自分自身の今後の目標です。そして、庄子と佐渡(佐渡亮太・4年)と共にBK3を組みトライした佐渡に抱きついて喜びたいです。

HPをご覧の皆様に一言お願いします

 平素より立教大学ラグビー部を応援して頂きありがとうございます。

 今年の目標である「大学選手権出場」にむけ、部員一同精進して参ります。また、来月からは関東大学対抗戦が開幕します。初戦の帝京大学戦は秩父宮ラグビー場で開催されます。機会があれば是非足を運んでみて下さい。夏シーズンを経て成長した立教大学ラグビー部をお見せできると思います。

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