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2024年11月9日(土)

須川 遼平(4年・CTB)

「Time will tell」

 

秋シーズンも終盤に差し掛かっています。残りの試合に対する想いを教えてください。

 自分も含めて、誰もが今年こそはという想いがあると思います。昨年度、チーム全員が悔しい想いをし、あの負け(慶應義塾大学戦)があったからこそ、私たちは春夏と厳しい練習を重ねてこられました。昨年からここまでの時間は、今の私たちの自信の原動力となっています。この「今年こそは」という想いはシーズンが深まるにつれ強くなっています。

 

ラグビー人生で一番胸が熱くなった試合はありますか。

 大学3年時の夏合宿での練習試合です。大学2年時に膝を怪我をしてから、1年間のリハビリを経て、再びグラウンドに戻りました。グラウンドに戻った時の、あの瞬間は今でも忘れませんし、あのリハビリ期間があったからこそ、今の私があると思っています。リハビリ期間中には、多くの人に支えてもらい、一緒にリハビリを頑張った同期や支え続けてくれたトレーナーさんを含め、本当に私だけではグラウンドに戻ることは出来ませんでした。

4年生になってから何か変化したことはありますか。

 個人として大きく何かを変えたということはないのですが、自分が下級生の時に先輩にして頂いたことを、今度は自分が後輩たちにしてあげるということを意識して行動するように心掛けています。

 

自分の強みと弱みを教えてください。

 強みはディフェンスだと思います。外側に立つことが多いので、相手との間合いの詰めや味方とのコネクトを意識しています。また、相手をタックルで止める瞬間は、やはりラグビーの醍醐味だと思うので好きなプレーです。弱みはたくさんあります。ハンドリングを含めて、自分の中で努力しなければいけないところは、まだ多くあります。​

同期について教えてください。

 ラグビーに対して真面目だと思います。一人一人、自分と向き合い、努力する学年だと1年生の頃から感じていました。また、4年間、各個人の誕生日を全員が祝うような学年で、仲間想いだと思います。

 

尊敬する先輩はいますか。

 北川時来さん(令和5年度卒)です。練習やトレーニングに向き合う姿勢や試合で体を張り続ける姿は私の中でプレーヤーとしてのお手本です。訳があり、高校時代からの関係性ということで、私が入部してから部で一緒にいる時間も1番多く、とてもお世話になりました。リバビリ期間中にはいつも気にかけてくださり、私が唯一弱音を吐ける人でもありました。リハビリから復帰した時には一緒に涙を流してくれた人でもあります。

期待する後輩は誰ですか。

 もちろん後輩全員に期待をしているのですが、今回は3人挙げさせていただきます。

まずは、シュウヤ(福井柊哉・1年)。全体の集合前にキックの練習をしたりする姿が印象的です。いつか立教のファーストジャージを着て、見ていて気持ちの良いランとボールを縦に横に動かすキックで立教のアタックを支えてほしいです。

 次に、ヨシケン(吉田健十・2年)。彼は、怪我に悩むことが多いですが、それでも折れずに復帰を目指して頑張っている姿をみんな見ています。普段は陽気でおちゃらけていますが、チームのために身体を張れる選手です。怪我を乗り越えて、また一層、選手として、人として、強くなってくれると私は思っています。

 最後にカズキ(白石和輝・3年)。かずきも怪我にたくさん悩まされてきた選手だと思います。私と彼は一緒にリハビリにいる時間が長かったです。片方が復帰し、もう片方も復帰しようとすると片方がリハビリに帰ってきたりと、あまり一緒にグラウンドには立てませんでした。それでも自分を強く持ってリハビリに取り組み、同じリハビリの後輩の面倒を見る姿は、後輩とは思えないほどとても尊敬しています。今カズキは3年生で、残りの時間がなく焦りを感じているかもしれません。ですが、この時間は決して無駄ではないし、必ず4年時のカズキの心の支えになるはずです。焦らず頑張れ。

 

後輩たちに伝えたいことを教えてください。

 それぞれに思うことや悩むことがある選手が少なからずいると思います。私もそうでした。けれども、たいていのことは時間が経てば、「そんなものか」や「そんなことがあったな」で済みます。何事もとりあえずやれる事や出来る事は全力でやってみて、あとは時間に任せてみるというのも1つの選択肢だと思います。来年と再来年の皆んなの活躍を楽しみにしています。

HPをご覧の皆様に一言お願いします。

 平素より立教大学ラグビー部を応援していただき誠にありがとうございます。「大学選手権出場」という目標を達成し、応援してくださる皆様に恩返しができるように部員一同日々精進して参ります。引き続きご声援、宜しくお願いいたします。

Interview​

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