2022年4月28日(木)

大和 大祐(4年・PR)

「凡事徹底」

ラグビーを始めたきっかけと現在まで続けている原動力を教えてください。

 小学校1年生の時に、同じクラスの友人から誘われてラグビースクールの体験会に参加したことがきっかけです。最初はアメリカンフットボールだと勘違いしていて、かっこいい防具を付けられるとワクワクして行きました。しかし参加してみると、防具などを何もつけずに体を当て合い、楕円球を追いかけるラグビーというスポーツに一気に魅了されました。その体験会でコーチを倒して周りのチームメイトから褒められたことをきっかけにラグビーの面白さを感じ、ラグビースクールに通い始めました。

 現在までラグビーを続けている原動力は、家族や地元の友人がずっと応援してくれているからです。小学生の頃は友人に会えるのが楽しみでラグビースクールに通っていましたが、中学生からは勝負心が芽生えました。活躍して、応援してくれている人に結果という形で恩返しをしたいという想いで、これまで続けています。私は今までラグビーを辞めたいと思ったことが一度もありません。応援してくれる周囲の人が、私のラグビーの原動力となっています。

自分の強みと弱みを教えてください。

 ラグビー面の強みは、大きな体を活かしたコンタクトプレーです。実は産まれた時、私は1800gと未熟児でした。両親は「大きく育つように」という願いを込めて「大祐」という名前を付けてくれました。小学6年生の頃には100kgになるくらい、見事に大きく育ちました(笑)。小学生の頃から周囲と比べて一段と大きい体を活かして、タックルしてゲインすることを得意としています。弱みはフィットネスです。試合で、ワンラインで上がる時に足の速い人に合わせる場面やサポートをする場面で遅れることがあります。今シーズンは体力面を鍛えてチームに貢献したいです。

 ラグビー面以外の強みは、真面目な性格です。当たり前ですが部で決められたルールを厳守することや、ウエイトメニューをコツコツとこなすところが同期からは評価されていると思います。一方で、私は自分の意見を主張することが苦手です。今年度は積極的に自分の意見を発信して、私からチームに良い雰囲気を作り出すことができるようになりたいです。

リハビリ期間中はどんなことを意識してトレーニングを行っていましたか。

 リハビリ後にコーチや同期から「前よりも動きいいね」と言ってもらえるようトレーニングに励みました。私は2年次に、対抗戦開幕戦の明治大学戦で足首を脱臼骨折して、約10カ月間リハビリを行いました。はじめはラグビーを観ることも怖く、グラウンドに復帰することも考えられませんでした。しかし、怪我したことを割り切って考え、自分と向き合う良い機会にしようと考えました。

 リハビリ期間は、比嘉(比嘉一葉・3年)がいたからこそ乗り越えることができました。比嘉と私は患部が同じであったため、一緒にリハビリをしていました。リハビリメニューが辛いときでも、比嘉は妥協を一切許しません。そんなストイックな彼と2人でリハビリメニューの回数やスピードを競い合うことで、質の高いリハビリを行うことができました。

新チームが発足してから約2ヵ月経ちますが、チームの雰囲気はどうですか。

 今年度のチームは、下級生の意見がチームに反映される環境が既に整っていると感じます。これは、共同主将の雄介(紀伊雄介・4年)と海志(安藤海志・4年)が後輩の意見にしっかりと耳を傾けて、チームのことを真剣に考えてくれているからだと思います。「富士見サミット」として月に2回、4年生が後輩から意見を聞く場を設けています。このような新制度を取り入れたことで後輩もチームのことをより考えるようになり、昨年度よりも「学生主体」のチーム作りになっていると思います。新チームが発足してから2ヵ月ほどしか経っていませんが、アップメニューの変更やダウンの質向上、食事・補食の増量など、グラウンド内外でチームが良い方向へと変化しているのを実感しています。

これまで立教ラグビー部で過ごした3年間を振り返り、印象に残っていることを教えてください。

 印象に残っていることは3つあります。1つ目は、1年生の頃の関東大学対抗戦A/Bグループ入替戦です。私はリザーブとしてメンバー入りしました。アップから緊張感があり、試合前のロッカールームでの円陣では皆号泣していて、先輩方の入替戦に対する特別な想いを感じました。熊谷ラグビー場Aグラウンドで、立教サイドの観客の多さと声援の大きさに鳥肌が立ったのを今でも覚えています。残念ながら試合に出場する時間はありませんでしたが、あの熱い戦いを間近で見ることができたのは一生の思い出です。

 2つ目は、昨年の秩父宮ラグビー場で行われた筑波大学戦です。幼い頃から憧れていた場所で5,000人以上もの観客の中でラグビーをしたことは、とても貴重な経験になりました。しかし、20-27で負けてしまい、とても悔しかったです。FWのモールからトライを取られてしまう場面が多くあり、FWの実力不足を痛感しました。今年度はFWのセットプレーを強化し、目標である「大学選手権出場」を果たしたいです。

 3つ目は、昨年の関東大学対抗戦A/Bグループ入替戦です。2年ぶりとなった成蹊大学との戦いはやはり格別でした。シーズン中に積み上げた経験を糧に「絶対に勝つ」という想いで挑みました。私は後半10分にラグビー人生で初めてのイエローカードで一時退場となってしまい、自分の中で焦りとチームへの申し訳なさでいっぱいでした。しかし、結果的に37-5という大差で勝利することができ、今年度も対抗戦Aグループで戦えることにとても感謝しています。

最上級生になり、何か変化したことや心がけていることを教えてください。

 特に大きな変化はありません。自分のできることを考えて行動し、目の前のことを一生懸命行うことは、学年は変わっても同じだと思います。その中でも少し変化したことであれば、ウエイトトレーニングの回数が個人的に増えたことです。今後の自分の目標を達成するにはウエイトトレーニングの量と質の向上が必要であると考えました。

 最上級生になり念頭に置いていることは、「責任」です。新チームとしてスタートする前に学年でミーティングを行い、今後のチームをどうするかについて話し合いを重ねました。その中で私は、4年生の発言や行動の影響力の大きさを感じました。4年生には、チームにとってベストな言動をする責任が常にあります。

理想とする選手像と今後の目標を教えてください。

 私は、家族や地元の友人のみならず、地域の方々からも応援される選手になりたいです。出身校である桐生第一高校ラグビー部の目標は、「地域・学校から応援されるチーム・人になる」でした。これは、恩師の霜村先生(霜村誠一・桐生第一高校ラグビー部監督)からの教えでもあり、今でも私の目標です。グラウンド内のみならず、グラウンド外でも常に正しい行動をするよう心掛けています。例えば、落ちているゴミを拾うことや乱れているスリッパを並べることです。当たり前のことを当たり前に行う「凡事徹底」は常に意識しています。これらを継続することに加えて、今後は私が苦手としている発信力を強化して、自分の発言で周囲を巻き込める選手になりたいです。

HPをご覧の皆様に一言お願いします。

 日頃から熱いご声援と手厚いサポートをありがとうございます。春季大会は、今年度のチーム目標である「大学選手権出場」を達成するための大事な期間だと考えています。チーム一丸となり、良い「一歩」を踏み出せるよう頑張ります。私の激しいコンタクトプレーに注目してください。

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