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2022年7月1日(金)

田中 太陽 (3年・FL/NO.8)

「一生チャレンジャー」

関東大学春季大会を振り返ってどうでしたか。

 目標としていた「関東大学春季大会全勝」を達成できず、悔しい想いをしました。しかし、初戦の成蹊大学戦での敗戦を乗り越え、チーム一丸で一歩ずつ前進し、第3戦の中央大学戦で初勝利を飾ることができました。個人として、Aチームのスタートメンバーに選ばれることが初めてだったこともあり、プレッシャーを感じていましたが全試合メンバーとして出場することができたので、大きな自信になりました。さらに、改めて自分の強みと弱みを見つけることができたので、秋シーズンに向けてより一層成長していきたいです。

 特に印象に残っている試合は、初戦の成蹊大学戦です。必ず勝たなくてはいけない試合でしたが敗戦し、自分としてもチームに貢献することができず、この悔しさは2年間忘れることはないと思います。この敗戦は、今後の試合結果に大きな影響を与えると思います。

春シーズンも残り少ないですが、意気込みを教えてください。

 関東大学春季大会は1勝のみに終わったため、春シーズン最終戦である同志社大学戦では確実に勝利を掴みたいです。また、チームとしても個人としてもチャレンジしたプレーを心掛け、秋シーズンに繋がるように日々の練習に取り組みたいです。そのためにも、チームの中で1番走り、身体を張ってグラウンドの中でハードワークを続けていきたいです。

自身の強み、弱みについて教えてください。

 強みは、FWの中でもスピード感を持って思い切りの良いプレーができることです。ラグビーを始めた時からスピードには自信を持ってきたので、試合中はその点で誰にも負けないよう強く意識しています。しかし、スピード感を持っている分、フィジカル面では劣っていると痛感します。特に、外国人選手が多く在籍している東洋大学戦では不甲斐なさや無力さを感じました。秋シーズンに向けて、身体作りにも取り組んでいきたいです。

 また、どんな場面でも楽しんでプレーできるところも自分の強みです。ラグビーを続けている理由の一つに、ラグビーをプレーすること自体が楽しいという点が挙げられます。試合中辛い時も、相手がどんなに強くても、その状況を楽しみながらプレーすることができています。しかし、高校3年生の時に怪我を経験し、楽しいだけでは成長しないことを学びました。その時のリハビリ期間を通して、グラウンド外でのケアや私生活の過ごし方の重要性を再確認することができ、その成果もあって今はまた楽しくプレーすることができています。

3年生になり心境の変化はありましたか。

 1年生の時は怪我をしてリハビリ組にいたので、2年生が自分にとって「大学ラグビー1年目」であり、スタート地点だと思っています。そのため、すぐに上級生という立場になった感覚がありコミュニケーションをとるためにどう行動すれば良いのかと最初は悩みました。チームを良くするために変えていこうとする歴代の先輩の行動を見て、周りのチームメイトに目を向けて意見を発信することを心がけています。また、熊田さん(熊田聖道・4年)のように日常生活から後輩とのコミュニケーションを積極的に取ることも心がけています。

学年の雰囲気と、今年のチームの雰囲気について教えてください。

 自分の学年は個性が強く、日常生活では意見が合わずバラバラになってしまうこともありますが、グラウンドの中に入ると互いに尊重し合い、ラグビーを通じて「仲間」の意識が強くなると感じています。

 今年のチームは、紀伊さん(紀伊雄介・4年)、海志さん(安藤海志・4年)、熊田さんが目に見えてチームを引っ張ってくれています。さらに、チーム始動当初と比べ練習中に個々で考え、主体的に行動する意識が強くなりました。また今年のチームは、学年の垣根を超えて、仲が良いため、この強みをラグビーに活かしていきたいです。

期待する後輩、刺激される同期は誰ですか。

 まず、尊敬しているのは光希(伊藤光希・2年)と中(中優人・2年)です。2人は、ラグビースキル、経験値も高く一緒にプレーをすると安定感があります。そのレベルに肩を並べられるよう努力していきたいと思っています。

 期待する後輩は、三邊(三邊晃太郎・2年)です。FWの後輩であり、私生活でも仲良くしています。練習中の努力している姿も近くで見ているので、諦めずに試合で力を発揮してほしいと思っています。

 刺激される同期は、1年生の時に一緒にリハビリスタートだった圭司(羽間圭司・3年)と匠海(太田匠海・3年)です。2人は先に、リハビリを卒業して昨年からAチームのメンバーとして活躍していたので、早く同じグラウンドに立ちたいと感じていました。リハビリ中に、精神面で上手くいかない時も、2人が励ましてくれたので怪我を乗り越えることができました。初勝利を掴んだ中央大学戦では3人で出場できたので嬉しかったです。今後も、ラグビー理解度やスキルの高い2人に追いつけるように努力し続けます。また、立教新座高校出身のメンバーと一緒に、関東大学対抗戦に出場したいという強い想いがあります。これからもお互いに高め合っていきたいです。

今後どのような選手になりたいですか。

 自分の個性を出しつつ、周りを巻き込むプレーができる選手になりたいです。自分のプレーで試合の流れを変え、観ている人達をワクワクさせるプレーをすることが1つの目標です。また練習中もの試合時も「チャレンジャー」という意識を常に持ち続けながらプレーしたいです。現状に驕らず、常に成長に貪欲でいたいです。

夏合宿や秋シーズンに向けての意気込みを教えてください。

 関東大学対抗戦の開幕まで3ヶ月を切っているため、これからの一日一日の練習が秋シーズンの結果に直接的に繋がると考えています。そのため、今の期間の練習の重要性を常に感じながら、無駄のない練習を行い試合同様、気を引き締めたいです。

 秋シーズンの関東大学対抗戦は、1年間の中で最もターゲットとしている試合です。昨年は、リザーブとして3試合メンバーに選んでいただき、貴重な経験を積むことができました。偉大な先輩方のおかげで、プレッシャーをあまり感じず、チャレンジャーという意識を持って自由にプレーをしていました。しかし今年は、上級生としてプレッシャー、責任感を感じており、必ず3勝し「大学選手権出場」の目標を達成したいと考えています。その感情をすべてプラスに変換し、より一層成長することで、秋シーズン、必ず最高の結果を残します。どうぞ期待していてください。

HPをご覧の皆様に一言お願いします。

 HPをご覧の皆様、日頃より立教大学ラグビー部へのご支援、ご声援を頂き、誠にありがとうございます。私達は、「大学選手権出場」という大きな目標を達成できるよう、より強度の高い練習を重ねレベルアップしていきます。引き続き、応援の程宜しくお願いいたします。

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